ゲーム機修理
【PS5修理】ゲーム中に突然電源が落ちる!「温度が高すぎます」警告の原因は内部のホコリ?熱暴走を解決する内部クリーニングを徹底解説!
本日は、PlayStation 5(PS5)をお使いのお客様から非常に多く寄せられるご相談、「ゲームをしていると突然警告画面が出て電源が落ちてしまう」という症状の修理・メンテナンス実績をご紹介します。
「Apex Legends」や「ファイナルファンタジー」など、グラフィックが綺麗で処理の重いゲームをプレイしている最中にブツッと画面が真っ暗になり、電源が切れてしまう…。
そんなお悩みをお持ちの方は、買い替える前にぜひ今回の修理ブログを最後までご覧ください!
Contents
修理前の状態と「熱暴走」の症状
まずはこちらの写真をご覧ください。
お持ち込みいただいた修理前のPS5本体です。
外観は綺麗に使用されており、一見すると何の問題もないように見えます。
しかし、実際に起動して負荷のかかるゲームをプレイし始めると、しばらくして次のような画面が表示されました。

「PS5本体の温度が高すぎます。PS5の電源を切り、温度が下がるまでしばらくお待ちください。」という温度警告画面。
画面には恐ろしい温度警告がはっきりと表示されています。
これは一般的に「熱暴走」と呼ばれる症状の直前状態です。
PS5は非常に高性能な処理能力を持つ反面、内部で莫大な熱を発生させます。
正常な状態であれば、その熱を強力な冷却ファンとヒートシンク(放熱板)を使って外へ逃がす設計になっています。
しかし、何らかの原因で排熱が追いつかなくなると、本体の基板やチップが熱で壊れてしまうのを防ぐため、システムが強制的にシャットダウン(電源を落とす)という安全装置を働かせるのです。
分解して判明した衝撃の原因
外観からは排熱不良の原因がわからないため、さっそく本体のカバーを取り外し、内部の分解と点検を進めていきます。
本体の外側の白いカバーを取り外した状態。中央に見えるのが巨大な冷却ファンです。
この時点ですでに、ファンの周囲や黒いカバーの隙間にうっすらとホコリが溜まっているのが確認できます。
では、この冷却ファンを本体から取り外して裏側を見てみましょう。

取り外した冷却ファン。ブレード(羽)の隙間に分厚いホコリがびっしりとこびりついています。
これではファンがいくら激しく回転しても、十分な風量を送り出すことができず、冷却効率が著しく低下してしまいます。
さらに、ファンを取り外した本体側の内部(ヒートシンク部分)を確認してみると……。

風の通り道であるヒートシンクが、フェルト状になったホコリの塊で完全に塞がっています。
驚くべきことに、内部はホコリで完全に目詰まりを起こしていました。
PS5の熱暴走の最大の原因は、ズバリこの「ホコリによる排熱不良」です。
ファンが外の空気を吸い込み、内部のヒートシンクに風を当てて熱を奪い、背面から排出するという空気の通り道が、このホコリの壁によって完全に遮断されてしまっていたのです。
まるで真夏に分厚いダウンジャケットを着て走っているような状態で、これでは温度警告が出てしまうのも当然と言えます。
徹底的な内部クリーニング(オーバーホール)の実施
原因が明確になったところで、徹底的な内部クリーニング作業を行っていきます。
ご家庭で外からエアダスターを吹きかけるだけでは、ホコリがさらに奥へと押し込まれてしまい逆効果になることがあります。
当店では、専用の工具を使ってファンを取り外し、固まったホコリをピンセットや専用のブラシ、クリーナーを使って丁寧に物理除去していきます。
内部クリーニング後の状態。ホコリの壁がなくなり、ヒートシンクのフィンがくっきりと見えます。
先ほどまでホコリで塞がっていたヒートシンクの隙間が綺麗になり、風がしっかりと通る状態に回復しました!
もちろん、冷却ファンの羽にこびりついていたホコリも一枚ずつ丁寧に拭き取り、新品同様の綺麗な状態に戻しています。
組み上げと動作テストによる完全復活
内部の清掃が完了したら、ファンを元の位置にしっかりと戻し、組み上げていきます。
クリーニングを終えたファンを組み込み直した状態。
見違えるほど綺麗になりました。
ホコリが一切なくなり、本来の強力な冷却性能を発揮できる状態に整いました。
この後、外装カバーも元通りに取り付け、実際に最も負荷のかかるPS5専用ゲームを1時間以上プレイして動作確認を行いました。
結果はバッチリです!
あの煩わしい温度警告が出ることもなくなり、掃除前は「ブォーン!」と鳴り響いていたファンの回転音も非常に静かになりました。
突然電源が落ちる症状も完全に改善し、快適にゲームをプレイできる状態でお客様へお返しすることができました。
PS5を熱暴走から守るための予防策
PS5は、その強力な排熱構造と吸引力ゆえに、お部屋の空気と一緒に目に見えないホコリもどんどん吸い込んでしまいます。
特に「本体を床に直接置いている」「ペットを飼っている」「部屋の隅の風通しの悪い場所に置いている」といった環境では、約1年〜2年ほどの使用で内部がホコリだらけになってしまうケースが珍しくありません。
ご自宅でできる熱暴走対策・メンテナンスとしては、以下の点が非常に有効です。
・床置きを避ける: ホコリが舞いやすい床面ではなく、テレビボードの上など少し高い位置に設置する。
・十分なスペースを確保する: 本体の周囲(特に背面と側面)に10cm〜15cm以上の空間を空け、壁に密着させない。熱がこもる密閉されたラックへの収納は避ける。
・お部屋の掃除をこまめに行う: 空気中のホコリを減らすことが一番の予防です。
・定期的な簡易清掃: 白いカバーは工具なしで外すことができるため、定期的にカバーを開け、指定のダストキャッチャー穴から掃除機でホコリを吸い取る。
おわりに:無理な使用は禁物です!
「最近ファンの音が異常にうるさい」「プレイ中に本体がかなり熱くなり、時々電源が落ちてしまう」といった症状が出ている場合、それは本体からのSOSサインです。
警告を無視して無理に使い続けると、基板のチップ自体が致命的な熱ダメージを受けてしまい、完全に起動しなくなる(修理不可になる)恐れがあります。
完全に壊れて高額な買い替えになってしまう前に、ぜひ当店の「PS5内部クリーニング」をご利用ください。
専門のスタッフが安全かつ丁寧に分解し、ご家庭では手が届かない奥のホコリまで徹底的に除去いたします。
大切なゲーム機を長く快適に使うためにも、少しでも異変を感じたらお気軽にご相談くださいませ!
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〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目8-17 大阪第一生命ビルディング地下1階
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