iPhoneのバッテリー最大容量が100％表示でもバッテリーの劣化が進んでいることがあります！自宅に駐車場で車で踏んでしまったiPhone 7スマホスピタルで画面、バッテリー交換同時修理のご紹介です。 | スマホスピタル

今回の修理はiPhone 7画面交換修理になります。
かなり全体的にひび割れが酷いですが、ご自宅の駐車場で落としたことに気付かずお車で踏んでしまったそうでご覧のような状態になってしまったそうです。
タッチパネルを指で触るとガラス片で指を切ってしまうほどボロボロになっていました。
修理前の動作確認を行ったところ、幸い操作には異常はありませんでした。

お客様のお話を伺うと、画面が割れてしまう前からバッテリーの減りが異常に早くなっていてバッテリー交換を検討していたという事でしたので設定画面からバッテリーの状態、最大容量を確認致しました。
バッテリーの状態は「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」→「最大容量」を見て知る事ができますが、スマホスピタルへバッテリー交換をご依頼されるお客様は大体90%～交換される方が多いです。
物持ちの良い方で70%～50%で交換される方も時々いらっしゃいますが、平均的に90%～80%で交換される方が1番多いです。

しかしこちらのお客様のiPhone 7のバッテリーの最大容量は新品当時のまま100%、さらに「ピークパフォーマンスにも対応しています。」と表示されていました。
その上で修理前までのバッテリーの減り方などを詳しくお聞きすると、バッテリーを満タンの100%まで充電しても何も操作していないのに朝起きてみると20%ぐらいまで減っている事も多々あり、40%ほど充電が残っているにもかかわらず突然バッテリー切れで電源が落ちたりといった症状が出ていたそうです。
これらの症状は明らかにバッテリーの劣化からくるものだと思われますが、なぜバッテリーの最大容量は100%と表示されていたのでしょうか。

今回のお客様のようにバッテリーが消耗していても最大容量が100%と表示されているケースは意外と多いです。
はっきりとした原因は明らかにされていませんが、劣化が進みすぎてうまく読み込めなくなっている可能性が高いそうです。
しかし中には最大容量50%台の方とかもいらっしゃいますので、なぜ正しく読み込めない端末があるのかは私たち修理スタッフにもわからないところです。

このような事から言える事は設定画面から確認できるバッテリーの最大容量の数値も鵜呑みにしてはいけないという事です。
もちろん正確に読み込んで正しい数値が表示されている端末もありますが、中にはこのように誤った数値が表示されている場合もある事を頭に入れておいた方が良いかと思います。使用していて感じることがやはり1番正しいと思いますので、1つの目安として考えておいた方が良いかもしれません。
まだまだ新しい機能になる為、精度も低いのでしょう。

症状からするとバッテリーを新しくすると改善出来る可能性が非常に高かったので、今回は画面交換と同時にバッテリー交換修理をする事になりました。

iPhoneの画面交換、バッテリー交換、その他内蔵されているパーツ交換を行う際はまずホームボタンの下側の側面にある星ネジ2つを外す事から始まります。
iPhone 6s以降のモデルは耐水、防水性能を高める為に液晶パネルの周りに粘着テープがびっしりと貼られています。
ネジを外したらこのテープを剥がしやすくする為にドライヤーなどで程度な熱を当てます。
この作業をしなければ画面が割れてしまったり、フレームが歪んでしまいます。

iPhoneのフロントパネルはいくつかのケーブルが本体と繋がっていて開きすぎると切れてしまうので注意して慎重に開けます。
フロントパネルを開けるとケーブルが繋がっておりそこをシルバーのプレートで固定されているのでネジに合ったドライバーを使い分けてプレート、コネクタを外し完全にパネルを外します。
バッテリー交換もする時は、このタイミングでバッテリー交換を行います。
次は元の割れている方のパネルから新しいパネルにフロントカメラ、イヤースピーカー、ホームボタン、ヒートシンクプレートなどのパーツを取り外し移植していきます。
パーツを取り外す時も、付ける時も1つ1つのケーブル、コネクタ、基板を少しでも傷つけたら正常に操作ができなくなるので注意する必要があります。