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iPhoneの珍しい故障について

iPhoneのバックライトが点かなくなる原因と対処法を詳しく解説 | スマホスピタル

バックライトが暗いiPhoneのイメージ画像

「iPhoneの音やバイブレーションは鳴るのに画面だけが真っ暗」
「iPhoneの画面がうっすらとしか見えない」

もしiPhoneで上記のような症状が出たら、バックライトに問題が起こっている可能性があります。

今回は、iPhoneのバックライトが点かなくなる原因や対処法をご紹介します。

お使いのiPhoneの画面に気になる症状が出ている人は、ぜひ問題解決の参考にしてください。

iPhoneのバックライトとは

iPhoneのバックライトとは、簡単に言えば「画面の明るさ」を司る部品のことです。

iPhoneのフロントパネルは、上から順に「ガラスパネル」「タッチパネル(デジタイザー)」「液晶」「バックライト」の4層で構成されています。

液晶部分は発光しないため、液晶の背面から光(バックライト)を照らすことで、画面に表示されている内容を見ることができるようになっています。

なお、iPhoneXやXS・XS Max、11 Pro・11Pro Maxといった機種は、有機ELディスプレイを採用しているためバックライトは使われていません。

バックライトに異常があると困ることは?

暗い部屋でiPhoneを使っているイメージ画像

バックライトが故障してしまうと、電源は入っているものの画面だけが真っ暗になります。

真っ暗といっても、強い光を当てたり、よく近づいて見たりすると、うっすらと画面が映っていることがわかります。

もちろん、そんな状態では画面に表示された内容をしっかり確認することはできません。

このような状態になると、パスコードを打つことすら難しく、バックアップを取ることも困難でしょう。

バックライトが点灯しなくなる原因と故障が疑われるパーツ

バックライトが点灯しなくなる原因には、以下の3つが考えられます。

「バックライトに異常がある」
「ICチップの故障」
「バックライトの寿命」

いずれのケースでも、専門の修理店で中を確認してもらわなければ、はっきりとした原因はわかりません。

バックライト自体に異常がある

バックライトの寿命は非常に長いため、通常は交換の必要はありません。

しかし、iPhoneを水没させたり、落下させて衝撃を与えたりすることで、故障することがあります。

丈夫に設計されているiPhoneですが、あくまでも精密機器なので、水や衝撃には弱い一面を持っているため注意が必要です。

バックライト自体が故障している場合は、フロントパネルを交換すれば正常な状態に戻ります。

バックライトのICチップが故障している

本体基板にあるICチップが故障すると、バックライトが発光しなくなることがあります。

バックライトに信号を送る基板にあるICチップがショートし、焼き焦げてしまうのが原因です。

この場合は、バックライトを含むフロントパネルを交換しても改善できません。

基板の修理は非常に難しいため、自己修理はもちろん、街の修理店でも対応が難しい場合があります。

バックライトの寿命が切れた

まれではありますが、バックライトの寿命が切れることで、バックライトが点灯しなくなることもあります。

バックライトの寿命は10万時間と言われており、非常に長いものですが、2年程度で切れた事例も存在します。

使い方によって寿命が変わる可能性もあるため、できるだけ公式で推奨されている使用方法や使用環境を守りましょう。

 

バックライトが点灯しないときに確認したいこと&対処法

iPhoneの画面が暗くて見えないイメージ画像

iPhoneのバックライトが点灯しないときは、まず以下の方法を試してみてください。

iPhoneの設定を見直す

iPhoneの設定によって、バックライトが暗い状態になっていることがあります。

太陽光の下や蛍光灯の近くなど、明るい場所で使うときにバックライトが暗いと、画面の表示が全く見えなくなります。

これは、バックライトの故障ではないため、iPhoneの明るさ設定を見直すことで改善できます。

「設定」から「画面表示と明るさ」を変更して、バックライトを明るくしてください。

環境光センサーの反応を確認する

iPhoneには、周囲の明るさを感知して自動で画面の輝度を調整する「環境光センサー」がついています。

明るい場所では画面を明るく、暗い場所では画面を暗く調節してくれる、優れた機能です。

iPhoneの画面の上部にあるこのセンサーがカバーやケースなどで覆われていると、周囲の明るさを正しく感知できなくなります。

環境光センサーを妨げるものがないか、確認してみてください。

iPhoneを強制再起動する

ソフトウェアに一時的な不具合がある場合は、iPhoneを強制再起動することで改善できることがあります。

【iPhoneを強制再起動する方法】

●iPhone8、iPhone SE(第二世代)
(1)音量を上げるボタンを一瞬、1回押す
(2)音量を下げるボタンを一瞬、1回押す
(3)電源ボタンを長押しする
(4)電源が切れ後も押し続け、Appleのロゴが表示されたら放す

●iPhone7,iPhone7 Plus
(1)電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に長押し
(2)電源が切れた後も押し続け、Appleのロゴが出たら放す

●iPhone6s以前
(1)ホームボタンと電源ボタンを同時に長押し
(2)電源が切れた後も押し続け、Appleのロゴが出たら放す

iOSをアップデートする

iOSが古いバージョンのままならアップデートを行いましょう。

古いバージョンのiOSを使い続けていると、バックライトの異常だけでなく、アプリが勝手にダウンしたり画面が固まったりと、さまざまな不具合が起きる可能性があります。

画面をタッチしない

バックライトが点灯しないときに、画面に触れるのはできるだけ控えましょう。

画面は真っ暗に見えますが、電源は入っており、操作できてしまうケースがあるためです。

不用意に画面に触ると、大事なデータが消えたり、電話がかかってしまったりと、誤操作の恐れがあります。

最も避けたいのが、パスコードの入力ミスです。

iPhoneは10回以上パスコードの入力に失敗すると、初期化しなければ使用できなくなります。

バックアップがない場合、データが消える可能性もあるため注意が必要です。

関連記事:iPhoneの画面が真っ暗で動かない!?反応しない原因と対処法

バックライトの異常が解決できなければスマホスピタルへ

今回ご紹介した対処法を試してもバックライトの異常が続く場合は、何らかの故障が疑われます。

バックライトの故障はiPhoneの使用に大きな支障が出るだけでなく、最悪の場合本体がロックされてデータを失う恐れもあります。

部品の故障が原因となっている場合、自然に直ったり設定で症状が解消することはまずありません。

何とか使えるからとそのままにせず、なるべく早く修理をしましょう。

ただし、街の修理店の中にはフロントパネルの交換はできても基板の修理ができない修理店もあります。

修理店を選ぶ際は、基盤の修理ができるかどうかを事前に確認しましょう。

スマホスピタルなら中のデータそのまま即日修理OK

スマホスピタルでは、iPhoneのバックライトに関する修理を大好評受付中です!

液晶パネルの交換はもちろん、基盤修理にも対応しているので、あらゆるバックライトの異常に対応可能。

症状の原因が不明な場合でも、iPhone修理のプロがしっかりと診断の上、適切に修理を行います。

スマホスピタルなら中のデータはそのままに修理を行い、当日中のお返しも可能。

グループ全国80店舗以上、延べ修理件数150万件以上の確かな技術で、旧型のモデルから最新モデルまで、様々なiPhone修理に対応いたします。

iPhoneの故障や異常でお困りの際は、ぜひスマホスピタルまでお気軽にお問い合わせください。

 

2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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