iPhone水没修理について
iPhoneを濡れたまま充電したらどうなる?危険性や対策、濡れているときのNG行為について紹介! | スマホスピタル
雨の中帰宅し、雨がかかってしまったiPhoneをよく拭かずに充電しようとした…
洗面台のそばにiPhoneを置いていて、水しぶきがかかったのに気づかず充電ケーブルを挿してしまった…
こんな状況、実はとても危険なことをご存知ですか?
耐水性能の高まった近年のiPhone、ちょっと濡れた程度なら気にしない方も多いことでしょう。
しかし、濡れたiPhoneを充電することは、とっても危険です!
そこで今回は、iPhoneを濡れたまま充電することの危険性、それによるリスクや対策などをご紹介します。
お風呂やトイレ、洗面所などにiPhoneを持ち込むことの多い方は、ぜひ参考にしてください。
iPhoneが濡れたまま充電すると危険な理由とは
iPhoneに水分がかかったり、水の中に落としてしまったりしたとき、慌てて動作確認をしようとする方も多いのではないでしょうか?
電源が落ちてしまえば何度も電源を入れようと試みる、充電しようとするなど、なんとかデータのバックアップだけでも…と焦ってしまいがちです。
しかし、iPhoneが濡れたままの状態で充電しようとすると、充電口がショートする危険性があります。
また、iPhone内部まで浸水していると通電した際に充電口だけでなく、基盤がショートすることもあるため、充電しようとするのは絶対にNGです。
基盤がショートしてしまえばiPhoneそのものが修理できなくなるため、買い換えなければならない場合も…。
水没だけであれば早急に対処すれば修理可能なため、水没した機種に「通電させないこと」が重要だと覚えておくと安心です。
iPhone XS以降の機種で表示される警告機能について
2018年発売のiPhone XS以降の機種には、Lightningポート(充電口)に水分などの液体が付着していると、警告画面が表示される機能が備わっています。
ここでは、その警告機能の具体的な内容について見ていきましょう。
Lightningポートの液体検出機能によるもの
Lightningポートの液体検出機能は、iPhone 7以前の開発段階から構想されていたようです。
なんでも、iPhone XはLightningポート自体をなくした機種として制作する案も出ていたとか…。
やはり、以前からiPhoneを濡れたまま充電したことによるショートが問題視されていたようですね。
しかしながら、2020年10月に発表された2020年最新モデルiPhone 12でも、Lightningポートは引き続き採用され、充電器やイヤホンを接続する機能は残されています。
このLightningポートが濡れていることを検知し、知らせてくれる液体検出機能によって、ケーブルを接続した際に警告文が現れる仕組みです。
ショートによるiPhoneへのダメージは、それほど深刻なものだということがわかります。
警告表示が出ているときは充電できない状態
iPhoneの画面に液体検出の警告表示が出ているときは、充電自体がストップしています。
つまり、iPhoneが濡れたまま充電しようとしても、iPhone XS以降の機種では自動的にショートから本体を守る機能が働く形です。
Lightningポートやケーブルが乾いた状態で再度接続するか、緊急時はワイヤレス充電などを用いての充電が推奨されています。
ただし、内部にまで水分が侵入しているようなケースでは、電源を入れて操作を行うことだけでもショートする危険性があります。
深刻な水没だと判断できる場合は、無理に充電や操作を行おうとせず、すぐに水没故障に対応している修理店に持ち込みましょう。
iPhoneが濡れている場合の対策と禁止事項を確認!
iPhoneが濡れているときは、ショートを防ぐためにも適切な処置を行うことが大切です。
単純に水で濡れた場合もあれば、ジュースやコーヒー、海水などで水没してしまう場合もあるでしょう。
水とそれ以外の水分では対処法が異なるため、事前に確認しておかなければなりません。
適切に処置できていなければショートだけでなく、錆びや腐食が発生する恐れがあるため、注意する必要があります。
ここでは、iPhoneが濡れている場合の対策方法や禁止事項について紹介します。
iPhoneが濡れたときの禁止事項
Appleの公式サイトによると、iPhoneが濡れたときの禁止事項について以下の3点が指摘されています。
・高温の熱源やエアダスターでiPhoneを乾かさないでください。
・綿棒やペーパータオルなどの異物をケースのLightningコネクタに挿入しないでください。
・iPhoneを米の袋に入れないでください、米の小さな粒子が原因でiPhoneが損傷するおそれがあります。
※引用元:Apple「iPhoneで液体検出の警告が表示された場合」
禁止事項に挙げられているポイントを見ると、水分を取り除こうとしたときの行動に注意が必要だということがわかります。
1つ目の高温にさらして水分を飛ばそうとするのは本体が高温になってしまうため、他の損傷につながる恐れがあります。
同様に、2つ目はLightningコネクタ(ポート)に綿棒やペーパータオルなどが付着すると充電ができなくなる可能性が考えられます。
また、3つ目は指摘の通り米の粒子による損傷が想定されるため、上述のような乾かし方はNGとされています。
さらに、水道水などの真水ではなく海水やジュース、コーヒーなどの他の成分を含む水の場合は、注意が必要です。
これらの水分を乾燥させると、成分がこびりついて深刻な損傷を招く可能性があるため、後述の対策方法を確認して適切に対処しましょう。
iPhoneが濡れている場合の対策方法
iPhoneが濡れている場合の対策方法には、いくつかの種類があります。
基本的にはiPhoneから全てのアクセサリやケーブルを取り外し、自然乾燥させる形です。
Lightningポートが濡れていて警告文が出ている場合、Lightningポートを下にして優しく叩き、水分を軽く落とします。
その後風通しの良い場所で乾燥させ、再度充電を試みましょう。
ケーブル側も同様に乾燥させておくことが大切です。
また、まれにどちらも濡れていないにも関わらず、液体検出の警告が表示されることがあります。
その場合、ケーブルやアクセサリが破損していることが疑われるため、メーカーに問い合わせるようにしましょう。
iPhoneが濡れている場合の対策方法として、注意すべきなのは振らないことと成分を含む水分が付着したときは水で洗い流すことです。
濡れたiPhoneを振ってしまうと内部に水分が入り込み、水没する恐れがあるためです。
また、海水など何らかの成分を含む水分で濡れてしまったときは、成分のこびりつきを防ぐために洗い流す必要があります。
真水以外の水分が付着したときや、水の中に落としたような明らかな水没の場合は、水没復旧修理を行わなければなりません。
水没は時間の経過と共に症状が深刻になる場合があるため、早めに修理店に持ち込むことが大切です。
iPhoneの水没が疑われる場合はすぐに修理店に相談を!
iPhoneが濡れたまま充電をする行為は、故障に繋がるリスクが高く、濡れているときに最も避けたい行為の1つです。
また、内部にまで水分が入り込んでいるかどうかは、iPhoneを開けてみないと判断することができません。
水が付着した直後は正常に動作していても、時間の経過とともにiPhoneに不調が現れることもあります。
もし水分が付着してしまって水没が疑われる、という場合はなるべく早くスマホ修理店へ相談することをおすすめします。
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2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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