iPhone水没修理について
iPhone 11をお風呂で使って大丈夫?注意点ともしもの時の応急処置を解説 | スマホスピタル
2019年に発売されたiPhone 11シリーズは、iPhoneシリーズの特徴である高いデザイン性や高性能はもちろん、スマートフォンの中でもかなり高い耐水性を備える機種です。
水回りに強いため、「お風呂でゆっくりとiPhoneを使いたい」と考える人は少なくないでしょう。
しかし、「精密機械は水に弱い」イメージも根強く、いくらiPhone 11の耐水性が優れているといっても「お風呂で使って大丈夫?」という不安はありますよね。
そこで今回は、新機種発売後もまだまだ利用者の多い、iPhone 11の耐水性能やお風呂で使うことの注意点などをご紹介します。
Contents
iPhone 11シリーズの耐水性能
iPhone 11シリーズの耐水性能は、スマートフォンの中でも非常に優れています。
具体的には、IP68等級の防沫性能、耐水性能を持ち、iPhone 11は最大水深2メートルで最大30分間、iPhone 11 Proは水深4メートルで最大30分間の耐水性能を持つとされています。
しかし、ここで注意したいのは「耐水性能」ということです。
「耐水」と「防水」は異なる点に注意!
よく「iPhoneは防水だから濡れても大丈夫!」という意見がありますが、防水性と耐水性は意味が全く違います。
具体的に説明をすると、以下のような違いがあります。
防水性:外部から水が入り込まないように設計、加工がされている
耐水性:水に対して変形、破損などの影響がない
iPhoneシリーズが備えるのは耐水性であるため、水に耐えることはある程度できますが、外部からの水の侵入は防ぐことがはできません。
この「耐水」と「防水」の違いは、しっかりと理解しておきましょう。
iPhone 11が耐えられる可能性の高い状況
ここまでにご紹介した通り、iPhone 11シリーズは非常に優れた耐水性を持つため、水に濡れる可能性がある多くのシチュエーションで使用することが可能と考えられます。
短時間であれば耐えられる可能性が高い状況
- お風呂
- 海や川、プール
- 洗面台など家庭の水回り
- 水溜まりに落とす
ただし、注意しなければいけない点もあります。
iPhoneの水没故障は「保証対象外」
iPhone 11は高い耐水性能を誇っていますが、防水ではありません。
そのためか、iPhoneの液体が原因による故障は、Appleの保証の対象外となっています。
また、iPhone 11の耐水性能はあくまでも「真水」に対するものなので、熱いお湯や様々な成分が混ざっている海水やプールの水、雨水への耐性はわかりません。
実際のところ、11に限らず、iPhoneシリーズをお風呂に持ち込んで使っているという話は、よく耳にします。
湯船に落としたり、長時間熱いシャワーをかけたりしなければ、不具合なく使い続けられることもあるようです。
とはいえ、耐水性能で保障されるものではありませんから、慎重に使うに越したことはありませんね。
iPhone 11をお風呂で利用する際の注意点
長風呂が好きな人は、iPhoneを使いながらゆっくり湯船に浸かりたい…と考えるかもしれません。
しかし、iPhoneをお風呂で使うと、どうしても「故障のリスク」が伴います。
お風呂にiPhone 11を持ち込んだからといって、すぐさま故障するということはあまりありません。
しかし、扱い方によってはiPhone本体に大きなダメージを与えることがあります。
お湯をかけない
iPhone 11は真水には高い耐性を持ちますが、お湯でのテストはされていません。
多少お湯がかかる程度であれば耐えられる可能性は高いですが、できるだけお湯がかかるのは避けるようにしましょう。
防水ケースに入れて使用するのが確実です。
寒いところから急に持ち込まない
寒い部屋や外からいきなりお風呂に持ち込むと、急激な温度変化によって結露が発生する恐れがあります。
iPhone 11内部で結露が起きると、水没と同じ状況になり、最悪の場合基盤が故障してしまうケースも。
とくに寒い冬、冷たい部屋からiPhoneを持ち出してお風呂に入る時などは、十分に注意しなければいけません。
石鹸やシャンプーを付着させない
お風呂場にiPhoneを持ち込んだ場合、石鹸の泡やシャンプーがiPhoneにかかってしまう場合があります。
もし石鹸やシャンプーの成分がiPhoneの内部に入ってしまうと、そこからサビや腐食が発生し、iPhoneの故障に繋がります。
それらを避けるためにも、防水ケースを装着して持ち込むのが確実な対策です。
お風呂で充電しない
お風呂場にiPhoneを持ち込む時、決してお風呂場の中で充電しようとしてはいけません。
最悪の場合ショートによりiPhone本体が完全に壊れてしまいます。
また、感電のリスクも0ではありません。
お風呂でiPhone 11が水没してしまった時の応急処置
万が一、お風呂でiPhoneを水没させてしまったら、以下の事を行ってください。
iPhone 11を水没させてしまった時の応急処置
【①電源を切る】
電流が走りショートが起こることで、パーツが故障する可能性があるため、すぐに電源を切りましょう
【②iPhoneに付けているアクセサリーを外す】
アクセサリーをつけていることによって、内部に水が入る可能性が高くなるため、アクセサリーを付けっぱなしの場合はすぐに外しましょう。
【③水分を拭き取る】
iPhoneについた水分を、しっかりと拭き取ってください。
とくに電源コネクタ付近は、念入りに拭き取りましょう
【④SIMカードを抜き取る】
iPhone本体から、SIMカードを抜き取りましょう。
SIMカードはデータ通信などの大切な情報が入っており、カードの破損を防ぐことも重要な対処の1つです。
【⑤修理店に相談する】
水没復旧は時間との勝負です、時間が経てば経つほど復旧が難しくなります。
逆にすぐに修理できれば、iPhone本体のデータを救える可能性も高まるため、できるだけ早くスマホ修理店に相談しましょう。
iPhoneが水没をした時にやってはいけないこと
【×:ドライヤーでかわす】
熱風を送ることで基盤を痛めてしまったり、パーツを焦がしてしまう可能性があります
【×:iPhoneをふる】
iPhone内の水を取り出と思わず振ってしまうことがありますが、内部に侵入した水分がさらに広がり、被害を大きくしてしまう可能性があります
【×:充電する】
水没した状態で充電を行うとショートを起こしてしまい、内部基盤が破損して復旧不可能となってしまう恐れがあります。
iPhone 11をお風呂で使う時は十分に注意を
iPhone 11をお風呂で使いたいという場合、まずは今回ご紹介した注意点を十分に理解しておきましょう。
その上で、できれば剥き出しのままではなく、防水ケースをしっかりと取り付けて使用するのがおすすめです。
高い耐水性能を持つiPhone 11シリーズとはいえ、やはりお風呂での使用はリスクがあります。
もしこれまで裸のままiPhone 11をお風呂に持ち込んでいて、最近ちょっと調子が悪いと思ったら、一度スマホ修理店への相談をおすすめします。
気づかないうちに水没が進行しているケースもありますので、不安に感じたら早めに相談してみましょう。
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2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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