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iPadが充電できない原因と対処法は?修理方法や料金について解説 | スマホスピタル
iPadやiPad miniが急に充電できない状態になってしまい困っていませんか?iPadが充電されない原因は様々あり、簡単に直るものから修理が必要なものまで、その原因によって対処法は異なります。
本記事では、iPadが充電されない原因と対処法について解説します。また修理が必要な場合に「修理先はどこがいいか?」「修理にかかる費用はいくらか?」といった修理に関する情報もご紹介していきたいと思います。
Contents
iPadが充電できない8つの原因
iPadが充電できない理由は様々。まずは、どのような原因でiPadが充電されない状態になるのか知っておきましょう。
iPadが充電できない代表的な原因は下記のとおり。
- 充電ケーブル・アダプターが接続されていない
- 充電コネクター内部が汚れている
- 互換性のない充電器を使用している
- 充電器が破損・故障している
- iPadが高温状態になっている
- 低温状態で充電している
- iOSに不具合が生じている
- バッテリーが劣化している
①充電ケーブル・アダプターが接続されていない
当然ながら、充電ケーブルやアダプターが正しく接続されていなければ充電は始まりません。とても単純な理由ですが意外に多い原因の1つであり、まず最初にチェックすべきポイントです。
一見、コンセントに接続しているように見えても、実際は挿し込みが甘いこともあります。しっかり接続されているのに充電できない場合は、コンセントの差込口など、電源そのものに問題がある可能性も考えられます。別のコンセントで充電できないか加えて確認してみましょう。
②充電コネクター内部が汚れている
iPadの充電コネクター内部に異物が混入したり、端子が汚れていると正しく充電できなくなります。
特にiPadはカバンに入れて持ち歩くことも多く、カバンの底にたまったホコリや細かいゴミのほか、ペットの毛がコネクター内部に詰まっていた事例もあるようです。その状態で充電ケーブルを挿せば、溜まった異物はどんどん内部に押し込まれ、結果的に充電できなくなるといった症状に繋がります。
③互換性のない充電器を使用している
MFi認証の無いサードパーティ製(純正品以外)の充電器を使用している場合、その充電器がiPadと互換性が無い可能性が考えられます。
MFi認証とは、Appleがサードパーティ製品に対して互換性を保証するもの。格安で売られている充電ケーブルやアダプターはMFi認証を受けていないことが多く、iPadがアクセサリーとして認識しないケースも多々あります。純正品が手元にある場合はまずそちらで充電を試してみましょう。
また、iPhoneの充電器でiPadを充電しようとしている場合は、なかなか充電できないことがあります。これはiPadとiPhoneの充電時の電力規格の違いが原因です。iPhone用の充電器は、iPad用の充電器よりも電力が小さいため、iPadを充電しようとすると本来よりも時間が掛かります。
④充電器が破損・故障している
充電ケーブルやアダプターは消耗品となるため、経年劣化で故障してしまうものです。特に充電ケーブルのコネクター接続部分は、ケーブルがよく折れ曲がる部分となるため断線しやすいのが特徴です。
見た目に異常はなくとも内部で故障しているケースも多々あります。また故障した充電器はうまく充電できないだけではなく、感電や火事を起こす可能性もあるため、故障の疑いがある場合は新品に交換しましょう。
⑤iPadが高温状態になっている
iPadシリーズには熱暴走を保護する機能が搭載されており、一定以上の高温になると充電が遅くなったり、停止したりする仕様になっています。
iPadが高温状態になる原因としては、直射日光の当たる車内にデバイスを放置したり、高負荷のアプリを充電しながら長時間使用するなどが考えられます。ちなみにAppleは0〜35度の場所をiPadの使用環境として推奨しています。
⑥低温状態で充電している
温度の低さも、iPadが充電できなくなる原因のひとつです。iPadに使用されているリチウムイオン電池は、電池内で化学反応を起こして電力を発生させます。温度が低くなりすぎると、この化学反応を起こしにくくなるため、うまく充電できない状態になってしまいます。
どうしても温度が低い場所で充電したい場合は、ポケットやバッグなどに入れると充電できる可能性があります。なお、iPad本体を温めようとして、ドライヤーを使用するのは止めましょう。本体に損傷を与える危険性があります。
⑦iOSに不具合が生じている
iPadのOSであるiOSに不具合があり、それが原因で充電できない可能性もあります。
iOSのバージョンアップ内容は機能追加やセキュリティ強化のみならず、システムバグの修正も含まれます。つまり、バージョンアップを怠っていればバグもそのままの状態になっているということ。最新バージョンにアップデートするだけで、うまく充電できるようになるケースもあります。
⑧バッテリーが劣化している
iPadに内蔵されているバッテリーは経年劣化で徐々に最大容量が減少し、最後にはバッテリーとしての機能を失います。重度の劣化で充電不能になった場合は、バッテリー交換で再度デバイスが使えるようになります。
バッテリー交換に関しては、AppleCare+に加入し、かつ保証期間内なら無償で交換可能です。加入していない場合はある程度の修理費用が必要になります。コスパを優先するのであれば、街のスマホ修理店を検討してみるのも1つの手です。
iPadが充電できない時の対処法
iPadが充電できない時の対処法は次のとおり。
- 充電器・ケーブル・充電ポートの状態を確認する
- 充電器を接続しなおす
- 別の充電器を試してみる
- iPadを再起動する
- 起動しているアプリを終了させる
- iOSを最新バージョンへアップデートする
- バックアップして初期化する
①充電器・ケーブル・充電ポートの状態を確認する
うまく充電されない場合は、まず充電器やケーブル、充電ポートなどの状態が正常か確認しましょう。充電ケーブルやUSB電源アダプターが断線していないかも確認します。端子が曲がっていたり、折れたりしていないかも要確認です。iPadの充電ポートも、破損等の異常が発生していないか確認しましょう。
端子部分が汚れていた場合は、汚れを取り除く必要があります。なぜなら、端子部分に詰まったホコリやゴミが原因で、充電できなくなる場合もあるからです。端子部分の汚れを取り除く際は、綿棒などを使って丁寧に取り除きましょう。
②充電器を接続しなおす
充電器の接続が甘かった場合は、接続しなおすだけで解決します。充電ケーブルとiPad、充電ケーブルとUSB電源アダプター、USB電源アダプターと電源コンセントがしっかり接続されているか確認しましょう。
しっかり接続されているように見えても、念のため接続し直したら改善することもあります。
③別の充電器を試してみる
別の充電器を試してみるのもおすすめです。もし、それで充電できたら、今まで使っていた充電器が故障していると考えられます。充電器を変えても充電できない場合は、iPad本体に問題がある可能性が高くなります。充電器だけではなく、別のケーブルを試してみるのも効果的です。
iPadで使用するケーブルや充電器は、純正品またはMFi認証済みの製品が最適です。MFi認証とは、AppleがiPadなどの自社製品との互換性を保証していることを示すものです。MFi認証されている製品には、MFiのロゴマークが付けられています。
また、iPhone向けのケーブルは電力規格が異なるため、iPadでの使用には向いていません。iPadの充電には、iPad用のケーブルを使いましょう。
④iPadを再起動する
充電してもiPadが反応しない場合は、強制的に再起動させることによって改善する可能性があります。iPadを強制再起動させる方法は、ホームボタンが搭載されている機種とFace IDもしくは電源ボタンにtouch IDが搭載されている機種で異なります。
ホームボタンが搭載されているiPadの強制再起動手順はシンプルです。電源ボタンとホームボタンを同時に押せば、強制的に再起動できます。
一方、Face IDや電源ボタンにtouch IDが搭載されているiPadを強制的に再起動させるためには、次の手順が必要です。
- 電源ボタンに近い位置にある音量ボタンを押してすぐ離す
- 電源ボタンから遠い位置にある音量ボタンを押してすぐ離す
- 電源ボタンを押しっぱなしにする
- 画面にAppleロゴが表示されたら電源ボタンを離す
⑤起動しているアプリを終了させる
起動しているアプリがある場合は終了させましょう。特に複数のアプリを起動させた状態だと、処理している内容が重すぎて充電がうまくいかない場合があります。
また、このような使用方法はバッテリーの寿命を縮める可能性もあるため、極力避けたいところです。
⑥iOSを最新バージョンへアップデートする
iOSのバージョンが古いと、うまく充電できない場合があります。そのため、iOSのバージョンが最新ではないようでしたら、最新バージョンにアップデートしましょう。iPadでiOSをアップデートする手順は次のとおりです。
- iPadを電源に接続
- Wi-Fiでインターネットに接続
- 設定アプリをタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップ
- 「今すぐインストール」をタップ
アップデート中は、Wi-Fiのネット接続が切れないように注意しましょう。
⑦バックアップして初期化する
どうしても充電できない不具合が直らない場合は、iPadの初期化も一つの手です。ソフトウェア内部の不具合が原因の場合は、初期化することによって改善できる可能性があります。
なお、初期化を行うと本体内部に保存されていたデータは消えてしまいます。そのため、初期化する前は事前にバックアップを取っておきましょう。
iPadをパソコンに接続して初期化する方法もありますが、ここではiPad本体のみで初期化する方法を紹介します。
- 設定アプリをタップ
- 「一般」をタップ
- 一番下に表示される「リセット」をタップ
- パスコードの入力を求められた場合は入力
- 「iPhone・iPadを消去」をタップ
- Apple IDとpスワードを入力
データのバックアップ方法
iPadのデータは、iCloudとiTunesにバックアップ可能です。iCloudにバックアップする手順は次のとおりです。
- 設定アプリをタップ
- 「ユーザー名」をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 「iCloudバックアップ」をタップ
- 「iCloudバックアップ」をオンにする
上記の設定をしたうえで、一定の条件が揃っていると毎日、iCloudにバックアップが自動作成されます。条件は、iPadがWi-Fiと電源に接続されていてロック状態になっていることです。
続いて、iTuneでバックアップする方法を紹介します。iTuneでバックアップする場合は、パソコンが必要です。また、MacとWindowsでは手順が少し異なります。MacのiTunesでバックアップする手順は以下のとおりです。
- iPadとMacをケーブルで接続
- MacのFinderのサイドバーに表示されているiPadを選択
- MacのFinderウインドウ最上部に表示されているメニューから「一般」をクリック
- 「iPad内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」を選択
- バックアップデータにパスワードをかける場合は「ローカルのバックアップを暗号化」を選択
- 「今すぐバックアップ」をクリック
WindowsのiTuneでバックアップする手順は以下のとおりです。
- iPadとWindowsパソコンをケーブルで接続
- パソコンのiTunesを起動
- iTunesウインドウの左上に表示される「iPad」ボタンをクリック
- 「概要」をクリック
- 「今すぐバックアップ」をクリック
- バックアップデータにパスワードをかける場合は「ローカルのバックアップを暗号化」を選択してからパスワードを入力して「パスワードを設定」をクリック
パソコンに保存したバックアップデータを確認するためには、iTunesの「編集」から「環境設定」を選択して、「デバイス」をクリックします。
データの復元方法
バックアップしたデータの復元方法も紹介します。iCloudにバックアップしたデータの復元方法は次のとおりです。
- 初期化されたiPadで「Appとデータ」の画面から「iCloudバックアップから復元」をタップ
- Apple IDでiCloudにサインイン
- 表示されたバックアップ一覧から復元対象のデータを選択
上記の手順で、復元が開始されます。復元に要する時間はデータ量によって異なりますが、数時間から数日かかる場合もあります。そのため、復元はしっかり時間を確保したうえで実施しましょう。続けて、iTunesでバックアップしたデータの復元方法を紹介します。
- iPadとパソコンを接続
- パソコンのiTunesを起動
- iTunesウインドウの左上に表示される「iPad」ボタンをクリック
- iTunesのメニューから「バックアップを復元」を選択
- 表示されたバックアップ一覧から復元したいデータを選択
- 「復元」をクリック
- iPadが再起動してもそのまま接続状態を維持
- パソコンとiPadの同期が始まりますがそのまま待機
iPadとパソコンのケーブル接続は、上記の手順で同期が完了するまで外してはいけません。
iPadが充電できない場合の修理先
この記事で紹介した対処法を試しても充電できない場合は、iPad本体の修理が必要になるかもしれません。ここからは、iPadの修理における依頼先や料金について紹介します。
Apple公式サポートへ依頼
iPadの修理は、Appleの公式サポートで受け付けています。修理を依頼するだけではなく、症状を伝えたうえで、改善方法のアドバイスをもらうことも可能です。アドバイスをもらっても症状が改善されない場合は、修理や交換の手続き方法を案内してもらえます。
Apple公式サポートへの連絡は、Appleの公式サイトから可能です。近所にApple Storeがある場合は、Genius Barで予約したうえで来店して相談することもできます。
iPad修理の専門業者へ依頼
iPadの修理は、専門業者に依頼することもできます。専門業者はAppleの公式サポートと比較して、費用を安くできたり、修理完了するまでの時間が短かったりするメリットがあります。即日対応が可能な専門業者も多いため、1日でも早く修理して使いたい方におすすめです。
しかし、なかには修理の技術が低い業者や悪質な業者もあるため、業者選びがとても重要です。業者を選ぶ際には次のようなポイントを基準に選ぶとよいでしょう。
- iPadの修理実績があるか
- 修理に要する時間はどのくらいか
- データを消さずに修理可能か
- 料金は適正か
iPad本体にバックアップされていないデータがある場合は、そのデータを消さずに修理できるかも重要なポイントです。料金も業者によって異なるため、依頼する前に確認しておきましょう。
スマホスピタルは、iPadの修理実績が豊富な専門業者です。バッテリー交換修理では、PSE表示ありのバッテリーを使用しています。機種によりお時間いただくケースもありますが、修理に要する期間の目安は最短即日です。
スマホスピタルでは、電源が入らなくなったiPadからデータ救出に成功した実績もあります。予約なしでも、全国に80店舗以上ある店舗で修理可能です。iPadが充電できなくてお困りでしたら、お気軽にご相談ください。
iPadが充電できない場合の修理料金
充電できない原因によって修理内容や料金は異なりますが、よくある充電周りに関する修理メニューとしては「バッテリー交換」「充電コネクター修理」「基板修理」の3点です。ここでは各修理内容に対するAppleとスマホスピタルの修理費用を紹介していきます。
iPadのバッテリー交換費用
モデル | Apple (AppleCare+あり) | Apple (AppleCare+なし) | スマホスピタル |
iPad Pro 12.9(第4世代) | 0円 | 20,800円 | 17,800円〜 |
iPad Air(第3世代) | 20,800円 | 12,800円〜 | |
iPad(第8世代) | 15,000円 | 11,000円〜 | |
iPad mini(第5世代) | 20,800円 | 12,800円〜 |
※スマホスピタル料金:スマホスピタル 新宿アルタ店例(2024年10月時点)
※Apple料金: iPad の修理サービス – Apple(2024年10月時点)
※価格は税込
iPadのバッテリー交換費用は、0円〜20,800円(税込)が目安です。
AppleCare+に加入済みであり、かつ保証期間内であれば費用は掛かりません。ただし、Appleの修理サービスはデバイス初期化を求められることから、事前にバックアップを取っておくことを忘れないようにしましょう。
iPadの充電コネクター修理費用
モデル | Apple (AppleCare+あり) | Apple (AppleCare+なし) | スマホスピタル |
iPad Pro 12.9(第4世代) | 4,400円 | 112,800円 | 18,800円〜 |
iPad Air(第3世代) | 64,800円 | 18,480円〜 | |
iPad(第8世代) | 41,800円 | 12,980円〜 | |
iPad mini(第5世代) | 48,800円 | 10,780円〜 |
※スマホスピタル料金:スマホスピタル 新宿アルタ店例(2024年10月時点)
※参考:iPad の修理サービス – Apple (2024年10月時点)
※価格は税込
iPadの充電コネクター修理費用は、4,400円〜18,800円(税込)が目安となります。
AppleにおけるiPadの修理メニューは「バッテリー」か「その他の損傷」しかなく、バッテリー交換以外は本体交換での対応になります。したがってAppleCare+に加入済みであればAppleで、そうでない場合はスマホスピタルでの修理がおすすめです。
iPadの充電口修理費用などの詳細はこちら>>
iPadの基板修理費用
モデル | Apple (AppleCare+あり) | Apple (AppleCare+なし) | スマホスピタル |
iPad Pro 12.9(第4世代) | 4,400円 | 112,800円 | 39,800円〜 |
iPad Air(第3世代) | 64,800円 | 34,800円〜 | |
iPad(第8世代) | 41,800円 | 27,800円〜 | |
iPad mini(第5世代) | 48,800円 | 34,800円〜 |
※スマホスピタル料金:スマホスピタル 新宿アルタ店例(2024年10月時点)
※参考:iPad の修理サービス – Apple (2024年10月時点)
※価格は税込
iPadの基板修理費用は、4,400円〜39,800円(税込)が目安です。
基板修理に関するAppleの対応は、先ほどと同様で本体交換になります。こちらに関してもAppleCare+に未加入時は、スマホスピタルでの修理がお得です。
iPadの修理は『スマホスピタル』にお任せください!
iPadが充電できない原因はいくつか考えられますが、まずはiPadの充電器が正しく接続されているか、破損や汚れはないか等を確認しましょう。原因を特定できたら、対処法もわかってきます。それでも自分で解決できない場合は、バッテリー交換などの修理を依頼しましょう。
修理はApple公式サポートだけではなく、専門業者にも依頼可能です。専門業者には、値段が安かったり修理時間が短かったりするメリットがあります。修理の技術や料金などは業者によって異なるため、業者選びがとても重要です。
スマホスピタルは修理の実績が豊富で、さまざまな修理内容に対応可能な専門業者です。全国に80以上の店舗があるほか、郵送での修理にも対応しています。iPadの修理でしたら、実績豊富なスマホスピタルまでお気軽にご相談ください。
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