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Nintendo Switchの電源がつかない原因と対処法 | スマホスピタル

急にNintendo Switchの電源がつかなくなったり、ゲーム中に突然画面が真っ黒になって強制終了してしまうなんてことはありませんか?

本体の故障はもちろん、周辺機器やソフトなど様々な原因が考えられますが、一つ一つ確認をすることで電源がつかない症状を解決できるかもしれません。

本記事では、Nintendo Switchの電源がつかない時の原因をはじめ、その対処法や修理先について解説していきたいと思います。

Nintendo Switchの電源がつかない原因は?


Nintendo Switchの電源がつかない主な原因は、次のとおりです。

  • バッテリー残量がない
  • 充電器の故障
  • 本体のフリーズ
  • システムの不具合
  • 本体温度の上昇
  • 画面の故障
  • 充電ポートの接触不良
  • バッテリー劣化
  • 水没等による本体故障

バッテリー残量がない

電源ボタンを押してもSwitchが全く反応しない場合、まず疑うべき原因はバッテリー切れです。

Switchはバッテリー駆動のゲーム機となるため、バッテリー残量が無ければ当然起動もしません。なお、バッテリーは電源オフの間も微量の電力(待機電力)を消費するため、数週間以上使用しないと完全に放電してしまうこともあります。

任天堂公式サポートでも電源トラブルのQ&Aに対して、バッテリー残量に関する内容が確認事項の1つとしてアナウンスされており、本体を30分以上(フル充電は約3時間)充電するよう推奨されています。

したがって、まずは付属の純正ACアダプター(HAC-A-ADHGA等)を使って充電し、30分以上経ってから電源を入れ直してみましょう。

参考:【Switch】本体の電源がONになりません。どうすればよいですか?

充電器の故障

ACアダプターや充電ケーブルの故障が原因で、正常に充電されず電源が入らないことがあります。

充電器のケーブル部分の断線、内部回路の損傷、USB-C端子の破損などがある場合は電力が正しく供給されなくなります。また非純正の充電器を使用している場合は互換性問題が発生しているケースも考えられます。さらにコンセントや本体ドックへの接続が甘いだけという単純なケアレスミスもあります。

これらは任天堂公式のQ&Aでも触れられており、本体故障よりも比較的発生率の高い原因と言えます。

参考:【Switch】本体が充電できません。どうすればよいですか?

本体のフリーズ

画面が暗転して本体がフリーズした可能性が考えられます。

ゲームプレイ中などに予期せぬエラーが発生すると、本体が応答しなくなりフリーズ状態に陥ります。この際、何かしらの原因で画面が暗転すると「本体が反応しない」+「真っ暗な画面」という状態が合わさり、電源が入らなくなったように錯覚してしまうことがあります。

冷却ファンが回っている等、本体が動いているのであれば「電源ボタンを12秒以上長押し」し、強制再起動をすることで症状が改善する可能性があります。

参考:【Switch】本体の電源がONになりません。どうすればよいですか?

システムの不具合

Nintendo Switch本体のシステムバージョンに不具合がある可能性もあります。

例えば、システムバージョン20.0.0に更新したところ「エラー表示で再起動しかしなくなった」「エラーコード:2206-1015が出て起動できない」などの声がSNSに多数寄せられた事例があります。

上記エラーについては既にバージョン20.0.1で解決済みですが、アップデートをまだ行っていない、あるいは別の不具合が発生している場合は同様の症状が発生している可能性があります。なお、2206-1015の改善に関しては、メンテナンスモードを使用した本体更新(手順は後述)が必要になります。

参考:任天堂サポート on X, 【Switch】エラーコード「2206-1015」が表示されました。どうしたらいいですか?

本体温度の上昇

本体が高温状態になった場合、保護機能が働いて自動的にスリープ状態になることがあります。

本体には冷却ファンが搭載されているものの、排気口や吸気口が塞がれていたり、直射日光下や暖房器具の近くなどで長時間プレイすると冷却が追いつかず、本体温度が危険水準を超えることがあります。

任天堂公式によると、Switchは5〜35℃での使用が推奨されており、特に夏場や車内など高温になりやすい環境での使用には注意が必要です。なお、自動スリープ状態になった際は涼しい場所で十分に冷ましてから再度電源を入れるようにしましょう。

参考:【Switch】遊んでいると「本体が高温になりすぎたためスリープします」というメッセージが表示されました。, 【Switch】本体が熱くなります。故障でしょうか?

画面の故障

本体の電源は入っているものの、画面の故障によって真っ暗な状態になっている可能性もあります。

Nintendo Switch本体には、3DSやPS Vitaのように電源ランプが搭載されていません。充電ポート横のランプは充電ランプであり、またドックに備え付けられたランプもTV出力ランプのため、これらから起動の判断をすることができません。

したがって、Switch本体に耳を当てて冷却ファンの音がするか確認する。あるいはTVモードにしてSwitchの映像がテレビ画面に出力されるか確認してみてください。

本体が起動していることがわかった場合は「電源ボタン12秒以上長押し」による強制再起動を行いましょう。それでも画面が映らない場合は、画面の故障である可能性が高いと言えます。

Switch 有機ELモデル 有機ELディスプレイ交換修理の費用などの詳細はこちら>>
Switch 液晶交換修理の費用などの詳細はこちら>>

参考:【Switch】本体の画面に映像が映りません。どうすればよいですか?, 【Switch】Nintendo Switchドックのランプはどんなときに光りますか?

充電ポートの接触不良

本体の充電ポート(USB Type-C端子)の接触不良や物理的な破損により、充電ができず電源が入らなくなることがあります。

主な原因としては、充電ケーブルの抜き差しによるポート内部の摩耗や変形、ホコリやゴミの詰まり、あるいは水濡れや水没による腐食などが挙げられます。また任天堂サポート情報によると、非純正の充電ケーブルの使用も充電ポートの変形を招く恐れがあるとのことで該当する方は注意が必要です。

なお、接触不良の原因がホコリやゴミであればポート内の清掃で済みますが、物理的な破損が原因の場合は修理が必要になります。

参考:こんなときに故障するかも……|Nintendo Switch サポート情報

バッテリー劣化

Nintendo Switch内蔵のリチウムイオンバッテリーが劣化し、電池性能を失った可能性があります。

リチウムイオンバッテリーは充電と放電の繰り返しで徐々に劣化し、最終的には十分な電力を供給できなくなったり、充電自体ができなくなります。Switchに関しては約800回の充電サイクルで寿命を迎えるとされており、購入から日数が経過している場合はバッテリーが寿命を迎えた可能性があります。

ただし、高温環境での保管によってもバッテリー劣化が進むことに加え、長期間充電しないことによって発生する「過放電」状態でも充電不良を起こすことがあります。このことから「久しぶりに起動したら電源が入らなくなっていた」という場合についても、バッテリー関連の不具合が疑われます。

幸いにもバッテリー劣化に関しては、新品バッテリーに交換することで症状改善に至ることがほとんどです。

Switch バッテリー交換修理の費用などの詳細はこちら>>

参考:【Switch】本体やコントローラーの内蔵バッテリーの寿命はどれくらいですか?, 充電のしかた(充電時のご注意)|Nintendo Switch サポート情報

水没等による本体故障

本体の水濡れや水没、衝撃による物理的損傷を原因とする本体故障の可能性もあります。

当店にSwitch修理をご依頼されるお客様には水没に関するご相談は多く、「本体にジュースをかけた」「川や海の中に落とした」といった内容をはじめ、「子供が本体を洗濯機の中に投げ入れた」といったものまで様々あります。

いずれにしても本体故障の場合、症状改善には修理が必要です。ただし、水濡れや落下といった過失故障に関しては、仮に保証期間内であっても有償修理となる点には予め注意が必要です。

Switch 水没復旧の費用などの詳細はこちら>>

参考:修理サービス規程/保証規程|サポート情報|任天堂サポート

Nintendo Switchの電源がつかない時の対処法は?


Nintendo Switchの電源がつかない時の対処法は、次のとおりです。

  • 30分以上充電する
  • 充電器を交換する
  • 再起動する
  • メンテナンスモードから本体更新を行う
  • 本体温度を下げる
  • 点検/修理を依頼する

30分以上充電する

Nintendo Switchの電源が入らない場合、まずは純正のACアダプター(充電器)を使用して30分以上充電してみましょう。

特にバッテリー残量がゼロ、あるいは過放電に近い状態の場合は起動に必要な電力が蓄えられるまでに時間がかかります。フル充電に3時間かかることから、こういった場合は最低でも1時間程度は充電を試しましょう。

参考:【Switch】本体の電源がONになりません。どうすればよいですか?

充電器を交換する

充電しても電源が入らない、または充電ランプが点灯しない場合、別の純正ACアダプターや充電ケーブルに交換してみましょう。

なお、「Nintendo Switch 2」と「Nintendo Switch(有機EL・Lite含む)」では、ACアダプターの互換性に若干の違いがあります。新しく充電器を購入する必要がある場合、商品説明をしっかり確認して、ご自身のSwitch本体に合うものを選択するようにしてください。

参考:My Nintendo Store

再起動する

本体のフリーズが原因の場合、強制再起動を試しましょう。

強制再起動の手順は「電源ボタン12秒以上長押し」でできます。12秒以上押しても再起動しない場合、本体が起動しない状態にあることを意味しており、バッテリー劣化や本体故障を疑う必要があります。

参考:【Switch】本体の画面が動かなくなり、何も操作できなくなりました。

メンテナンスモードから本体更新を行う

エラーコード「2206-1015」を含む、システムバージョンを起因とする起動不良の場合、メンテナンスモードを使用した本体更新を行いましょう。

1.本体の電源をOFFにしてください。
※電源ボタンを3秒以上押すと電源メニューが表示されます。「電源オプション」→「電源OFF」を選択してください

2.音量ボタンの「-」と「+」の両方を押したまま電源をONにしてください。
※音量ボタンは、メンテナンスモードが起動するまで押し続けてください。

3.「本体の更新」を選択してください。
本体更新後、症状が改善されているかご確認ください。

引用:【Switch】エラーコード「2206-1015」が表示されました。どうしたらいいですか?

上記手順でも改善がみられない場合は、任天堂あるいは街の修理店に相談しましょう。

本体温度を下げる

本体が高熱になった、あるいは保護機能により自動スリープ状態になった場合、ただちにACアダプターを引き抜き、本体温度が下がるのを待ちましょう。

なお、ドックに接続した状態で自動スリープになった場合については、ドックを置く場所を見直しましょう。特に壁に接して置くと吸気口や排気口を塞いでしまうため、ある程度開けた場所に置くことが理想的です。また、吸気口や排気口に付着した汚れやホコリの清掃も併せて行うと良いでしょう。

参考:【Switch】遊んでいると「本体が高温になりすぎたためスリープします」というメッセージが表示されました。

点検/修理を依頼する

上記すべての対処法を試してもNintendo Switchの電源が入らない場合、バッテリーの劣化、充電ポートの破損、水没による内部腐食、メイン基板の故障などが考えられるため点検/修理が必要になります。

修理の依頼先としては、「任天堂」あるいは「街の修理店」のいずれかです。それぞれ修理料金や修理期間、セーブデータなどの取り扱い方が異なるため、次項で解説する内容を判断材料にしてみてください。

Nintendo Switchはどこで修理できる?


Nintendo Switchの各種修理に対応しているのは、次のとおりです。

  • 任天堂(メーカー修理)
  • 街の修理店

任天堂(メーカー修理)

1つ目は、任天堂でのメーカー修理です。

保証期間内(購入から1年以内)であり、初期不良などの自然故障である場合は無償修理が可能です。ただし、水没などの過失故障、地震などの災害故障は保証対象外であり、また保証修理には外箱に印字された保証書が必要になります。

郵送修理のみの対応となっていることから修理期間が必要になります。また、修理時は本体初期化(データ削除)が行われるため、有料サービス「Nintendo Switch Online」に加入し、「セーブデータお預かり」機能でバックアップを取っておく必要があります。

街の修理店

2つ目は、スマホスピタルをはじめとする街の修理店です。

店頭修理に対応しており、修理メニューによっては最短30分前後とスピーディな修理が可能。データも基本的にそのままで作業を行うため、バックアップ等の事前準備も不要です。

なお、スマホスピタルに関しては作業中、店内でお待ちいただくことはもちろん、お電話等で修理完了のご連絡をすることも可能です。ランチやショッピングのついでに、ぜひNintendo Switchの修理をお申し付けください。

Nintendo Switchの修理は『スマホスピタル』にご相談ください!


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