iPhone12miniの水没…ポケットに入れてただけなのに！？

今回修理させて頂く機種は2021年の6月に発売されたiPhone12miniです。

miniシリーズの特徴は近年はディスプレイが大きく迫力のある画面が主流ですが

そんな中iPhone5系統のような片手で操作しやすいサイズ感のものですね。

女性の方に人気の高い機種です！

さて、今回の修理依頼は急に画面が点かなくなったという事で伺いましたが…。

インカメラの方を見てみると!?

水蒸気でインカメラ部分が曇っているのが分かると思います

お客様曰はくポケットに入れてただけで水没した覚えは一切ないとの事です。

ポケットの中は夏場など暑い時期だと特に熱がこもりやすい場所にはなりますので

涼しい場所でスマホを触り、ポケットに入れて直射日光に当たるとこういった現象は起こり得るものです。

恐らく今回の画面が点かなくなったというのは水蒸気で水没した結果

動かなくなったと考えるのが妥当かなと思います。

内部状態の確認

では、早速分解して内部の状態を確認していきましょう！！

iPhone12以降は全体的にかなり粘着が固いので画面を割ってしまったり、液晶に傷を付けてしまうケースがあるのでかなり慎重に作業させて頂いてます

無事開けることに成功しましたが…。

やはり内部でしっかり水没を起こしていますね。

私個人としても水没洗浄作業は何度もさせて頂いてますがここまで水量が多いのは初めてです！！

水蒸気だけでここまでの水滴がつくのにも驚きでした

今回のケースでも水没洗浄作業の工程は変わりません

基板を外して、洗浄液に付け時間をかけて自然乾燥させます。

時間を空けて組み立て、動作確認してみますが…。付きません。

パネルを仮付けして動作確認するとしっかり動きます。

この場合はお客様にパネルを追加でご注文いただく必要があるのでお客様に確認して許可を頂ければ

パネルを交換して修理完了です！