防水や耐水のスマホでも水没してしまいます。

修理の中でも水没は少なくありません。

最近のスマホは耐水、防水性能があるものが多くなっています。

しかしそれでも水没はしてしまいます。

防水と耐水

そもそも防水、耐水というのは完全に耐えれるものではありません。

防水だからお風呂で使っても大丈夫などというわけではありません。

また水の中に落とさなくても長時間多湿状態の中での使用で、

水没してしまう可能性もあります。

各機種ごとで耐えられる程度は定められています。

IP〇〇という表示が耐水、防水と防塵の保護等級を表しており

例えばIP67の場合

防塵が6等級、耐水、防水が7等級になります。

ちなみに耐水は飛沫や噴流、防水は潜水という違いは一応あるようです。

耐水防水は永久ではない

端末の内部で耐水防水加工されています。

しかし経年劣化によって購入時と使用している現在では違ってきます。

また修理などの分解によって内部施工されているものが失われるため

修理後は耐水防水がなくなってしまう機種は少なくありません。

再施工可能な機種もありますが、新品同様とまでは言い難く

施工していない状態よりは、耐えれる状態にはなります。

買ったばかりでも水没はする？

もちろん購入してすぐの場合でも水没してしまいます。

防水といってもテストをして一定の時間が定められています。

また水圧や水深、噴流などでその時間は短くなっていきます。

そもそもスマホ自体にはスピーカーの穴が開いており、

その時点で完全に防ぐことは不可能です。

水没させないためには、水没してしまったら？

水没の可能性のある場所へ持ち込まないことが大切になります。

しかし防げない場合もやはりあると思います。

その際はむやみに電源を入れたり、充電しないことが大事になります。

また無理に内部を乾かそうとする行為もNGです。

ショートしてしまうと基板を修理しないといけません

またショートする箇所によってはデータを保持した状態での修理も難しくなります。

水没させてしまうと焦ることが多いと思いますが、

しっかり水気をふき取り風通しの良い場所で放置が簡単にできる

最善の処置になります。