【任天堂Switch】水没復旧作業

今回はゲーム機の中でも使用率の高い、

Nintendo Switchの水没復旧作業

を行いましたので、実際どんなことをしているのか、ご紹介します‼︎

『Nintendo Switchを水没させてしまった』とお持ち込みがあり、

一時的にでもいいので、復旧する可能性があるのであればお願いしたいとのことで承りました‼︎

まず、水没状態になるとどうなるのか？

分かりやすく説明している記事がありますのでご紹介します。

『水没復旧の記事はコチラ👈』

コチラにも記載のある通りで水没状態になってしまうと、元の状態に完璧に戻すということは実は難しいです…（ ;  ; ）

ですが、水没復旧作業をすれば、一時的にでも復旧する可能性が高まります(^ ^)‼︎

これは、Nintendo Switchもですが、iPhone、Androidも同様です。

『水没復旧って何するの？』

→基板の洗浄と乾燥を行います。

水道水や雨水、飲み物には基板にとっての不純物が多く含まれており、

水濡れによってついた不純物を洗浄作業により取り除くためです。

洗浄が終わったら基板をしっかり乾燥させ電流がしっかり通るようにするんです。

この一連の作業により電源が入り画面操作できるようにします‼︎

では早速やっていきましょう‼︎

水没しているNintendo Switchを分解します。

よく見てみると

バッテリーのコネクタが『腐食』してしまっています…！

“青くなっている部分”ですね。

【豆知識】

金属が水に触れると化学反応を起こし、溶出・酸化といった現象が起きます。

これが腐食です。

複数種の金属が使われている上に電気によって駆動しているため、電食と呼ばれる腐食を起こすケースもあります。

その腐食が起きると金属が腐ってしまうため電気が流れなくなります。

また、腐食が進んだ金属はボロボロと零れ落ちてしまうため修復できなくなります…泣
故に、基板回路や主要なチップなどに重度の腐食が起きてしまうと修理不能になってしまうというわけです💦

今回は洗浄を第一にご希望のため、このまま基板の取り外しをしていきます‼︎

基板の取り外しが終わったのでこの後基板を超音波で洗浄しました‼︎

よくよくみると、水没反応もしっかり出ています。

洗浄後、パーツを戻してみましたが、電源はつかずでした…

…しかし！！

バッテリーのコネクタの腐食が酷かったため、バッテリー交換を合わせて行ったところ…

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無事通電し、電源が入りました‼︎(*^^*)

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