エラー「2101-0001」充電が出来なくなったスイッチライトの修理

ニンテンドースイッチライトの修理

今回の内容はエラーコード「2101-0001」の改善です。

修理前のスイッチライトの状況

修理のご依頼をいただき、お預かりした時点ですでに電池切れ状態でした。

お店にある残量の残ったバッテリーを仮に取り付けてみて、起動を試してみますと

起動自体はするものの、エラーが発生してホーム画面まで進むこともできませんでした。

エラーコードは「2101-0001」で電源のIC制御チップがショートしている時に出るコードです。

スイッチライトだけでなく、スイッチやスイッチ（有機EL）にも起こりやすい故障です。

ICチップ交換

スイッチライトを分解してマザーボードを取り出します。

制御チップを新しい物へ交換する為に元のチップを取り外します。

チップはそれなりに小さいので精密な作業が必要ですが

顕微鏡を使うほどではない程度です。

ヒートガンの風圧やピンセットの接触で周りのチップを飛ばさないように

注意する必要があります。

チップ交換後のスイッチライト

さて、チップを交換したので基板を戻してある程度まで組み立てます。

そして充電器を接続すると、さきほどは反応の無かったスイッチライトですが

画像のように充電のマークが表示されるようになりました。

しばらく時間を置いて様子を見てみると

起動もできて操作もOK

充電ができるようになり、電池残量も増えていっています。

今回はチップの交換で修理完了です。

場合によっては充電口パーツの交換も必要ですが、今回は無し。

故障の要因

今回修理で直ったのはいいですが、そもそもなぜ壊れてしまったのか

その要因には充電器があげられます。

充電器は割と丁寧に扱う必要がありますので、小さな子がずっと使っていると

充電器の中にあるピンが歪んでしまい、ピン同士が接触したりすることで

ショートしてしまうことがあります。

なので今回はお返しする時に充電器を新しいものへ買い替えてもらうよう案内が必要でした。

充電器を持参してもらうこともありますが、故障が発生している時は大体充電器が肉眼でわかるほど

破損していることが多いです。

みなさんも気を付けてください。

故障でお困りの場合はお気軽に修理ご依頼ください。