iPhoneの珍しい故障について
スマホが水没した場合の対処法と復旧する確率を上げる方法 | スマホスピタル
スマホの水没についてのお問い合わせが最近増えています。
iPhone7以降は耐水機能が強化され、iPhone7、iPhone8、iPhoneX、iPhoneXS、iPhoneXR、iPhone11は、新しくなるたびに耐水機能が強化されていきました。
ですが、あくまで耐水機能かので完全防水ではありません。ですので、長時間の水の中での仕様は水没する可能性が十分にあります。
そこでiPhoneの仕様や水没対策や、万が一の対応などをご紹介します。
Contents
・iPhoneの耐水レベルについて
まずはiPhoneには世代よって耐水レベルが存在します。
耐水レベルの基準については以下の通りです。
0=保護はされていない状態です。
1=鉛直に落下する水滴を受けても影響がない
2=鉛直から15度以内の範囲で落下する水滴を受けても影響がない
3=鉛直から60度以内の範囲で水滴が噴霧状に落下しても影響がない
4=あらゆる方向から水の飛沫を受けても有害な影響がでない
5=あらゆる方向から噴流水を受けても有害な影響がない
6=あらゆる方向から強い噴流水を受けても有害な影響がない
7=一定の水圧で一定時間(30分間)水中につけても有害な影響がない
8=連続的に水中に置いても有害な影響がない
こちらを基準に世代によって耐水機能レベルが変わってきます。
iPhone7=IP67
iPhone7 plus=IP67
iPhone8=IP67
iPhone8 plus=IP67
iPhone X=IP67
iPhone XR=IP67
iPhone XS=IP68
iPhone XS MAX=IP68
iPhone11=IP68
例えば、iPhoneXSの68という等級では、「粉塵が内部に侵入せず、連続して水中にあっても有害な影響がない」という規格になり、XRに比べて上がっています。
このように耐水になり、防水とは違いますので、使い方によっては水没してまう恐れがあります。
・耐水の基準は常温です
上記の基準はあくまで常温での基準になりますので、冷水や温水、熱湯など、温度によっても効果は異なります。また、海水などのように水が真水でない場合も変わってきますので、どのような状況でも同じではありません。
・長時間になると効果も変わってきます
耐水の時間というのは大体30分以内が基準となっております。
ですので、30分を超える場合などには状況が変わってきます。
また、iPhoneの使用年月によっても耐水のレベルが下がってくる可能性がございます。
iPhoneの耐水機能の大幅な効果を持っているのが、画面と本体の間にある耐水テープなのですが、この耐水テープも使用年月によって粘着自体が弱まってくるで、年月が経つと水が入りやすくなります。またパーツ部品も部品劣化によってバッテリーや画面などが水没してしまう恐れもございますので、一概に耐水レベル通りとはいきません。
・水没した時の対処方法
では実際に水没してしまった際にはどのような対策が必要なのでしょうか?
水没した際の対処に対処方法になります。
■まずは電源をお切りください
水没してしまった場合、まずは早急に電源をお切りください。
これが一番大事な対処法です。水没した段階ではまだ端末自体は生きていることが多く、鉄が濡れるだけでは機械は故障しませんが、このぬれた状態で使い続けるとショートしてしまう恐れがあり、ショートしてしまう事が直接の原因で起動できなくなる可能性があります。電源を切れる場合は、いくら使える状態でも、最低3日程度は切ったままの状態にしてください。
■乾燥しやすい場所に保管してください
タオルなどで水気をふき取って、できるだけ風通しのよい、乾燥しやすい場所での保管をおすすめします。湿度が高い場所などでは一向に乾燥しない場合もありますので、保管場所には注意が必要です。
シリカゲルやお米の中に入れておくといった感想方法も有名です。
■付属品がある場合は外して下さい
スマホカバーや付属品がある場合は出来る限り外してください。
SIMトレーなども外せる部分は外してください。
■最低3日ほどは電源を入れないでください
データを守れるかどうかは最初の対処法が肝心になりますが、
とにかく電源だけは途中でも入れないようにしてください。
水は平均しても3日ほどは残っていることが多いので、1~2日ほどで電源を入れてしまうと、そのタイミングでショートする可能性が出てきます。
■当店にお持ち頂ければ短縮できます
水没しても、スグに乾燥を行いたい方は、当店にお持ち頂ければ洗浄や乾燥作業を行えます。早ければ当日、遅くても翌日には結果が分かります。
・乾燥後の症状について
乾燥して電源が入った後にスマホがどのような状態かはそれぞれになります。
それぞれの状態別の対策をご紹介します。
■画面にシミが入っていたり操作ができない
こちらは液晶自体に水が入りこんで、液晶が損傷している可能性があります。
また、タッチが効かない場合などもあります。
こういった液晶の損傷が乾燥後も起こっているようなら、交換が必要んじなってきます。
液晶自体を交換することでシミが治ったり、タッチが効くようになる可能性があります。
■充電ができない
ケーブル自体が反応しないのか、反応するけど充電だけができないのかによっても変わってきますが、バッテリーか充電の交換になるかと思われます。
一度充電口の交換を試して、充電が溜まるようなら、充電口の交換により充電できるようになる可能性があります。
■スピーカーが鳴らない・小さい
音が鳴るのに小さい場合は、水が詰まっていたり、一緒に油や海水の砂が詰まって固まっている可能性があり、スピーカーの排出部分を洗浄したり、Airで優しく噴き出すことで改善する場合もあります。ただし、Airなどで吹きかける場合は、風圧でやられてしまう可能性もありますので、気を付けてください。
音が全くならない場合はスピーカー自体が水没で損傷している可能性がありますので、その場合は、交換にて改善する可能性があります。
■カメラレンズの曇り
カメラレンズが曇っている場合は、中も完全に乾燥できていない可能性があります。
こちらは更に時間を置くことでいずれ乾いてくると思われますので、更に乾かす必要があります。
■電源自体が入らない
乾燥後も全く真っ暗の状態の場合は、様々な原因が考えられます。画面自体が水没の損傷で真っ暗の場合、バッテリーが水没の損傷で電源を通せない場合、基板そのものが水没により、起動不可になっている場合など、パーツ交換で直る場合もありますが、基板自体の損傷で電源がつかない状態だと復旧は難しいと言えます。
・お困りの際は当店へ
とにかく大事なのはデータかと思います。
当店にお持ち頂いた際は、まずは本体の洗浄や乾燥を最短3時間程度で行えます。また、パーツ交換が必要な場合もそのまま交換を行えます。どこを交換すればデータが移行できそうかなども見させていただく事が可能です!
お困りの際は御相談ください。
・復旧完了後はすぐにバックアップをお取りください!
一番大事なことは復旧後のバックアップです。水没後の端末はいつ同じような状態になるか分かりません。復旧後は早急にバックアップをとって、今後はこまめにバックアップを取りながら使用してください!
バックアップ方法はPCでもアイクラウドを利用してスマホで取る方法でも構いません。
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