iPhoneから変な臭いがしてきたら・・・ | スマホスピタル

iPhoneから変な臭いがしてきたら・・・

iPhoneの珍しい故障について書いていきたいと思うんですが、特に水没などしていないのに充電ができなくなったという症状で

iPhone6Sの修理をご相談いただきました。

起動ができず、何時間充電していても画面が映らないというのがお困りとの事でしたので分解して内部の確認をさせていただきました。

普段の修理と違っていたのが、このとき分解を始める前に時点ですでに変な臭いがしていました。

この原因はすぐに判明しました。

修理をするために分解をしたところ、内部にショートした跡（焼損）があったんです。

分解してすぐ目についたのがこのお写真の２箇所です。

 1枚目：ドックコネクタ（充電ケーブルの差込口）の横に一か所に焦げている跡

写真から見ると中央左側2本目のネジや周辺が黒く焦げていますのがお分かりになりますでしょうか。

本来シルバーのネジと白いプラスチックパーツなんですが黒くなってしまっています。

2枚目：液晶やデジタイザ（タッチセンサー）の接続部分横に二か所に焦げている跡

 写真から見ると中央右側内部プレート周辺が黒く焦げていますのがお分かりになりますでしょうか。

本来シルバーの内部プレートや白いベゼルも黒くなってしまっています。

このショートした跡（焼損）によってそもそも画面表示はできない症状だったようです。

実は画面がバリバリに割れており、割れた隙間から水分か異物が混入して

ショート（焼損）したのではないかと考えられる状態でした。

アイフォンの場合、ガラス割れではタッチ操作や液晶表示に影響なく使えるからと

そのままお使いになっている方もいらっしゃいますが、実はとても危険な事なのです。

 今回ご紹介させていただいた理由としては地下鉄内や電車内で割れたまま使用されている方が多く、こんな症状もあるとお伝えしたかったからでこの記事を書かせていただきました。

ただ焦げるだけならまだいいのですが、これがもし発火したら……非常に危険です。

事故が起こってしまう前に、お早目の修理をご検討下さい。

今回は画面と充電口にダメージがあっただけで、基板側にショートが無かったことから画面とドック交換修理(充電口交換修理)にてデータもそのままでお返しすることが出来ました。

スマホスピタルがお近くに無かったり、不要不急の外出を控えている方向けに郵送修理も承っておりますのでこちらもぜひご相談下さいませ。