iPhoneの珍しい故障について
Touch IDやFace IDの故障には要注意! | スマホスピタル
iPhoneの生体認証は指紋認証のTouch IDと顔認証のFace IDがあります。Touch IDはiPhone 5S/SE~iPhone 8/8 Plus・iPhone SE(第二世代)で使われ、Face IDはiPhone X以降に使われています。それぞれが同じ筐体に存在することはなく、Touch IDかFace IDのどちらかが搭載されています。簡単に言ってしまえばホームボタンの有無がどちらの生体認証を搭載しているかが分かるようになっているんです。
そんな生体認証のTouch IDとFace IDも物理的・システム的に故障してしまうことがあります。
そこで今回はこの生体認証のトラブルについてお話いたします。
Contents
生体認証のトラブル(Touch ID編)
Touch ID、つまりホームボタンの故障は意外と多かったりします。運悪くホームボタンにモノが落ちてしまったり、水没などの間接的に故障してしまったりと、その要因は実に様々ですが、修理可能なケースと修理が不可能なケースがありますので、次から詳しく見てみましょう。
ホームボタンが使えなくなる原因
ホームボタンが使えなくなるとおのずとTouch IDも使えなくなります。
ではホームボタンが使えなくなる原因は一体なんでしょう?その原因として挙げられるのは
①落下・衝撃
②水没
③経年劣化
④システムエラー
主に挙げるとすればこの4パターンです。
①落下・衝撃
ホームボタンへの直接のダメージももちろんですが、蓄積された衝撃等のダメージがホームボタン系の回路を傷付けてしまうことが稀にあります。この部分は一度傷付いてしまうと復旧させるのが困難な部分になります。
②水没
水に濡れた影響は時にホームボタン系の回路をダメにしてしまうことがあります。
元々耐水性がある機種とはいえそれは外部からの侵入を防ぐのが主な目的で、内部に侵入した水分へはほとんど無抵抗な状態になります。そのためホームボタンだけでなく色々な不具合が発生しやすくなります。
③経年劣化
稀ではありますが長年の使用による経年劣化も考えられる要因の一つです。
④システムエラー
何らかの形でホームボタンを司るシステムがエラーを起こしホームボタンを使えなくすることがあります。システムに問題がある場合はほとんど修理が不可能となってしまいます。
修理が可能なケース
上記の①~③まではホームボタンの交換という形で復旧できる可能性が高いです。
しかしあまり深い損傷などで復旧が困難となる場合がありますので、一度試してみる必要がありそうです。
修理が不可能なケース
④にあるようにシステム的な問題は復旧ができない可能性が高いです。また、①~③にあるようなものでも影響が基盤などソフト面へ及んでいた場合は同じく復旧が困難となる場合があります。
ホームボタンと関連している部品の不具合の可能性も
iPhone 7/7 Plus、iPhone 8/8 Plus、iPhone SE(第二世代)のホームボタンの仕組みはiPhone 6s/6s Plusまでと異なり、バイブレーションと連動しています。そのため「押している感がない」などの不具合はバイブレーションとを接続しているコネクタが何らかの形で外れてしまったか、バイブレーション自体が故障している可能性があります。その場合はホームボタンの交換ではなくバイブレーションの交換となります。
生体認証のトラブル(Face ID編)
Face IDのセンサーはイヤースピーカーや近接センサー等と同じ箇所にあり、その部分は非常に繊細で画面上部の損傷が強すぎると破損してしまう可能性があります。
Face IDが使えなくなる原因は概ねホームボタンと同様です。
①落下・衝撃
②水没
③経年劣化
④システムエラー
の4パターンが主に挙げられます。一番多いのはやはり落下・衝撃によるダメージです。
①落下・衝撃
画面への直接のダメージももちろんですが、蓄積された衝撃等のダメージがFace IDの回路を傷付けてしまうことが稀にあります。この部分は一度傷付いてしまうと復旧させるのが困難な部分になります。
②水没
水に濡れた影響は時にFace IDの回路をダメにしてしまうことがあります。
元々iPhone X以降耐水性がある機種とはいえそれは外部からの侵入を防ぐのが主な目的で、内部に侵入した水分へはほとんど無抵抗な状態になります。そのためFace IDだけでなく色々な不具合が発生しやすくなります。
③経年劣化
稀ではありますが長年の使用による経年劣化も考えられる要因の一つです。
④システムエラー
何らかの形でホームボタンを司るシステムがエラーを起こしFace IDを使えなくすることがあります。システムに問題がある場合はほとんど修理が不可能となってしまいます。
修理する場合
修理する場合はイヤースピーカーからFace IDのセンサーケーブルを分離させ新たなイヤースピーカーへ移植するやり方があります。
この方法は非常に難易度が高いため必ず復旧するとは限りません。
Touch ID・Face IDを修理する時の注意点
ホームボタンやイヤースピーカーの交換をしてもTouch IDとFace IDは復旧しません。
というのもTouch IDとFace IDのチップというのは本体基盤と紐付いており、複製ができない世界でたった一つのチップとなっているからです。もしこのチップが容易に複製できるようならばセキュリティ性は格段に落ちてしまいますよね。
そのためTouch IDとFace IDを元に戻せるのはAppleの正規店か正規プロバイダーのみとなります。当店のような非正規の修理店では物理的なホームボタンや機能としてのイヤースピーカーなど生体認証の機能をなくしたものになります。
もしTouch IDやFace IDも一緒に復旧させてほしいとお望みであれば非正規の修理店ではなくAppleの公式サービスを利用してください。
実際修理するには
当店で修理する場合は在庫があれば即日で対応できます。ただ機種により在庫がなく取り寄せる形となる場合がありますので、事前にお問い合わせいただければ確認いたします。
作業自体は動作の確認などを含めまして30分程となっております。
またホームボタンやイヤースピーカーの交換ではデータの領域に触れることはないので消えてしまうことはありません。
※ただし精密機械である以上100%の保証ができません。ご了承ください。
まとめ
生体認証が使えなくなるとアプリ内の支払いや瞬時のロック解除などができなくなります。
今までの当たり前がなくなりいちいちパスワードを入力するなど面倒になってしまいます。
もちろんホームボタンやiPhone X以降の画面上部を破損させないに越したことはありませんが、ご自身で気を配っていても不意に破損されてしまうことも少なからずあります。
普段から生体認証を使っていないというのであればデータはそのままで即日で修理することができますので、お気軽にお問い合わせください。生体認証に関係する修理はもちろんAppleの公式サービスでの修理は初期化して返ってくるので、データをそのままで修理できる当店へぜひお持ちください。
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