iPhoneの珍しい故障について
iPhoneが突然死することがある?!突然電源が落ちたときの原因と対処法をまとめました! | スマホスピタル
iPhoneの画面が急に真っ暗になり、電源が入らなくなる。フリーズして動かなくなる。起動中に不具合が起きる等々、いずれも突然再起不能になる突然死の症状が現れることがあります。
今回は「iPhoneが突然死した原因や対処法」をはじめ、その修理代についても具体的な金額を紹介していきたいと思います!
Contents
iPhoneが突然死する原因は?
iPhoneが突然死する主な原因は次のとおりです。
- 水没
- 落下による衝撃
- バッテリー劣化
- ストレージ不足
水没
iPhoneが突然死する原因の代表例が、水没による故障です。
水没による故障は時間差で症状が現れることが多く、数ヶ月後に突然「電源が入らなくなる」「画面が映らなくなる」といったケースが実際にあります。
なお、水没は浴槽に落とすといった分かりやすいもの以外にも、雨中での端末使用による水濡れ、寒暖差による結露などで知らぬ間にiPhoneが水没していることがあります。
落下による衝撃
iPhoneを落としたことで本体に強い衝撃が加わり、再起不能になることがあります。
基本的には画面割れで済むケースが多いものの、当たり所によっては基板にダメージが入ります。基板はiPhoneのあらゆる機能が集約するパーツであり、特に電源機能を担う部分に損傷が入ると電源が入らなくなります。
バッテリー劣化
経年劣化でバッテリーが電池機能を失っている可能性もあります。
iPhoneに内蔵されているリチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返すことで徐々に劣化し、最終的には電池として使えなくなります。
突然死する前に急激なバッテリー消耗があったり、フル充電しても1日持たないといった症状が見られた場合は、バッテリー劣化が原因である可能性が高いと言えます。
ストレージ不足
ストレージ不足が引き金となり、ソフトウェア不具合を起こした可能性があります。
iPhoneは正常に動作を行うために、システムデータやキャッシュデータをストレージに保存しています。これらのデータを保存するための空き容量が不足していると、動作が重くなってフリーズしたり、場合によっては「リンゴループ」といった再起不能の不具合が生じることもあります。
iPhoneが全く動かなくなってしまった時の対処法
iPhoneが突然死してしまった時の対処法は次のとおりです。
- 強制再起動
- リカバリモードを使う
- 修理店で点検してもらう
強制再起動
iPhoneの画面が真っ暗な場合やフリーズした場合は、強制再起動を試してみましょう。
なお、強制再起動の方法はご使用のモデルによって異なります。詳しくは次のとおりです。
iPhone 8以降 (iPhone SE 2~3世代 を含む)の場合
- 音量を上げるボタンを押して、すぐに放す
- 音量を下げるボタンを押して、すぐに放す
- サイドボタンを長押し(約10秒)
- Appleロゴが表示されたら再起動完了
iPhone 7 または iPhone 7 Plusの場合
- サイドボタンと音量を下げるボタンを同時に長押し(約10秒)
- Appleロゴが表示されたら再起動完了
iPhone 6s以前 (iPhone SE 第1世代を含む)の場合
- ホームボタンとサイドボタンまたはトップボタンを長押し(約10秒)
- Appleロゴが表示されたら再起動完了
リカバリモードを使う
ソフトウェア不具合が原因の場合は、リカバリモードで修復を試みることもできます。
リカバリモードは、iOSアップデートの失敗・リンゴループ・電源が入らない等でiPhoneが操作不能になった時に使う修復モードになります。リカバリモードを使うと、不具合のあるiOSを更新したり、強制的にiPhoneを初期化することができます。
リカバリモードの使用手順は「iTunesのインストールされたパソコン」にiPhoneを接続し、先ほど紹介した各モデルごとの強制再起動コマンドを実行します。
するとiPhoneがリカバリモードに切り替わり、iTunesの画面に「復元」か「アップデート」の選択肢が表示されます。「復元」がiPhoneの初期化、「アップデート」がiOSの更新となるため「アップデート」を選択しましょう。
修理店で点検してもらう
水没など故障の可能性が考えられる場合は、修理店にてスマホを点検してもらいましょう。
本体故障が原因にある場合は、基本的に強制再起動やリカバリモードでも症状が改善することはありません。とはいえ、修理するにもどの部分が故障しているか、実際に分解して確認する必要があります。
Apple Storeでも点検をしてもらえますが、点検に対応している店舗が全国に10店舗しかなく、更にオンラインからの事前予約が必須となるため、使い勝手は決して良いとは言えません。
ですので、まずは予約不要のスマホ修理店(街の修理店)にて点検をしてもらうことをおすすめします。
iPhoneが突然死した時の修理代は?
iPhoneが突然死した時の修理代は、原因が水没の場合は4,980円〜87,800円(税込)、バッテリーの場合は1,080円〜15,800円(税込)になります。
ただし、これらはあくまでも目安金額であり、修理の依頼先や実際の修理内容によって最終的な金額は異なります。
とはいえ、目安だとしても具体的な修理料金が気になる方は多いと思いますので、ここでは突然死の修理内容としてよくある下記の費用について紹介していきます。
- 水没復旧の場合
- バッテリー交換の場合
水没復旧の場合
シリーズ | Apple | スマホスピタル |
iPhone 14 | 87,800円~ | 7,200円〜 |
iPhone 13 | 68,800円~ | 9,480円〜 |
iPhone 12 | 8,480円〜 | |
iPhone 11 | 59,400円~ | 7,200円〜 |
iPhone XR | 6,100円〜 | |
iPhone XS | 87,800円 | 9,480円〜 |
iPhone X | サポート対象外 | 6,100円〜 |
iPhone SE | 48,200円~ | 4,980円〜 |
iPhone 8 | 48,200円~ | 4,980円〜 |
iPhone 7 | 4,980円〜 | |
iPhone 6 | サポート対象外 | 4,980円〜 |
iPhone 5 | 4,980円〜 | |
iPhone 4 | 4,980円〜 |
※税込価格 / Apple:AppleCare+未加入の価格/ スマホスピタル:新宿アルタ店(2024年8月時点)
iPhoneの水没復旧にかかる費用は、4,980円〜87,800円(税込)です。
Appleでは水没故障に関する修理メニューがなく「その他の損傷」が適用され、基本的に本体交換での対応となります。そのため修理費用としては端末価格には届かないものの、それに近い金額帯になります。
なお、Apple製品は新品購入から1年間の製品保証が付いていますが、水没は自然故障ではなく、過失による故障に該当するため、保証の対象外である点には注意してください。
バッテリー交換の場合
シリーズ | Apple | スマホスピタル |
iPhone 14 | 15,800円 | 5,080円〜 |
iPhone 13 | 14,500円 | 7,680円〜 |
iPhone 12 | 6,080円〜 | |
iPhone 11 | 5,080円〜 | |
iPhone XR | 4,080円〜 | |
iPhone XS | 4,080円〜 | |
iPhone X | サポート対象外 | 3,680円〜 |
iPhone SE | 11,200円 | 3,080円〜 |
iPhone 8 | 2,800円〜 | |
iPhone 7 | 1,780円〜 | |
iPhone 6 | サポート対象外 | 1,080円〜 |
iPhone 5 | 1,180円〜 | |
iPhone 4 | 4,980円〜 |
※税込価格 / Apple:AppleCare+未加入の価格/ スマホスピタル:新宿アルタ店(2024年8月時点)
iPhoneのバッテリー交換費用は、1,080円〜15,800円(税込)です。
Appleでは「AppleCare+加入済み&バッテリー最大容量が80%未満」という条件を満たしている場合は無償交換が可能であり、それ以外については有償修理となります。
ただし、Appleでの修理期間は7〜10日間、さらにiPhoneの初期化が必須事項となっているため、個人データは手元に残りません。これらの点にもご注意ください。
AppleCare+に未加入の方、修理費用を抑えたい方、最短即日の修理をご希望の方、個人データを失いたくない方はスマホスピタルでの修理をご検討ください。
突然の故障に備えよう!対策と注意点について紹介!
iPhoneの突然死を防ぐためには、普段から使い方に注意して対策を行っておくことが大切です。
ここでは、どのようにして突然死を防ぐべきか、次の方法について見ていきましょう。
- 定期的にバックアップを取る
- 定期的にストレージ容量を確認する
- バッテリー劣化を放置しない
定期的にバックアップを取る
普段からこまめにバックアップを取る癖を付けることをおすすめします。
これはiPhoneの突然死を防ぐためのものと言うよりも、突然死してしまっても新しい機種にデータを復旧できるようにするための対策です。
iPhoneはセキュリティ対策の関係上、iPhoneの操作なしでは内部データを任意に取り出せないように設計されています。つまり、端末が完全に壊れてしまってからでは手遅れになってしまいます。そういった状況を避けるためにも、バックアップは故障対策全般においても重要になります。
なお、バックアップは「iCloudバックアップ」をオンにしていれば、Wi-Fi環境かつ電源に接続している時に自動的にバックアップを取るようになります。
他にもiTunesのインストールされたパソコンに接続した際もiTunesの設定でiPhoneとPCを繋ぐと自動でバックアップをとってくれる設定もあります。PC容量に余裕がある場合は自動でも良いですが手動でバックアップを行う事も可能ですのでお好きな方法でバックアップを取得してください。
定期的にストレージ容量を確認する
定期的にストレージ容量を確認し、十分な空き容量があるかチェックしましょう。
前述のとおり、ストレージ不足だとiPhoneの動作が重くなったり、リンゴループの原因になってしまうことがあります。
動画や写真が日常的に増える場合は、iCloudやGoogleドライブといったクラウドストレージにファイルを移したり、パソコンに接続して写真フォルダをPCにコピーするなどもおすすめです。
他にも使用していないアプリを削除するなど、普段から空き容量を十分に確保しておくことが大切です。
バッテリー劣化を放置しない
定期的なバッテリー交換は、iPhoneの突然死を防ぐ対策にも繋がります。
iPhoneのバッテリー寿命は約2〜3年、充電回数に換算すると約500回とされています。バッテリーが劣化してくるとバッテリー持ちが悪くなるなどの症状が現れるため、異変を感じたら早めに交換しておくことが大切です。
メーカー公表ではバッテリー交換の目安としては最大容量80%未満と言われています。
あまりにもバッテリー劣化を放置すると、バッテリーが膨張し、最悪の場合は発火する恐れがあります。火災など二次被害にも繋がり兼ねませんので、定期的なバッテリーチェックも心掛けましょう。
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※修理実績はiPhone・スマホ・ゲーム機の数値
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2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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