iPhoneの珍しい故障について
iPhoneが再起動を繰り返す「リンゴループ」の原因と対処法を詳しく解説 | スマホスピタル
iPhoneには様々な故障のパターンがあります。
代表的な故障の中に、iPhoneが再起動を起こす動作が繰り返される、通称「リンゴループ」というものがあります。
再起動が繰り返されるため、画面操作をすることができず、iPhoneとしての機能を全く使うことができません。
リンゴループはiPhoneを使っている人であれば誰にでもなる可能性があります。
こういった状態になった時にどうすればいいのかをお伝えしていきます。
iPhoneの再起動がずっと起こってて困っている、リンゴループの原因を事前に理解して対策をしておきたい、という方はぜひ参考にしてください。
よくあるiPhoneが突然再起動したり再起動を繰り返す症状の例
再起動を繰り返すことを「リンゴループ」とご紹介しました。
ではこのリンゴループは、具体的にどんなことが起こるのでしょうか?
リンゴループが発生すると、何もしていないのに再起動を繰り返して、正常に起動することができなくなってしまいます。
つまりリンゴループが発生してしまうと、実質iPhoneを利用することができなくなるということです。
iPhoneが再起動を繰り返す症状の考えられる原因
iPhoneが再起動を繰り返す理由として代表的な原因に以下の3つがあげられます。
1.iOSが壊れてしまった
2.アプリの不具合
3.ハード的な故障
一つずつ解説していきます。
iOSが壊れてしまった
iOSはiPhoneの「脳」と言われている部分であるため、不具合が発生してしまうとiPhone全体に影響を及ぼします。
iOSの不具合が発生しやすいタイミングとして挙げられるのが「アップデート」時と言われています。
iOSは定期的にアップデートを行っており、Appleも常に最新バージョンを使うことを推奨しています。
iOSをアップデートする際に「電源を切らないでください」と表示されると思います。
これは、アップデート中に電源が切れてしまうと、iOSが故障をしてしまう可能性があるためです。
しかし、何かの拍子で電源が切れてしまう可能性は0ではありません。
また、アップデートにより既存のアプリケーションと干渉しあい、不具合が発生する可能性もあります。
iOSをアップデートをするときは、慎重に行うように心がけましょう。
アプリの不具合
アプリを大量にインストールをしたりアップデートを行わないと、本体に悪影響を及ぼし、iPhoneの故障につながる場合があります。
また、アプリ関連で一番故障の原因となるのは「違法アプリのダウンロード」です。
通常iPhoneでアプリをダウンロードする際は、Appleの認可を受けないとApp Storeに公開できないため、リリースすることができません。
しかしインターネット上では、Appleを介さずにアプリを配信している人・企業があります。
こういったアプリはAppleの認可を受けていないため、ウイルスなどが仕込まれている可能性も0ではありません。
また上述した通り、iOSのアップデートの際にアプリが干渉して、iOSが壊れてしまう時があります。
違法アプリがあると干渉する可能性が非常に高くなり、iOS故障の原因となります。
ハード的な故障
ソフト側だけではなく、ハード側が原因の可能性もあります。
例えば、iPhoneを落下させて強い衝撃を与えてしまう、強い雨などにさらされiPhoneの中に水が入る、バッテリーの劣化など、様々なハードの故障が原因で、iPhoneが再起動し続けてしまう可能性があります。
特に気を付けないといけないのが、落下。
iPhoneは精密機械であるため、強い衝撃を与えてしまうと故障をしてしまいます。
iPhoneのサイズは年々大きくなっており、手から滑り落ちやすくなっているため、取り扱いには気を付けて利用しましょう。
再起動を繰り返す時に試したい対処法
再起動を繰り返してしまう場合は、まず故障をしてしまった箇所を特定するのが大切です。
ハード的な故障なのか?ソフト的な故障なのか?一つずつ切り分けて考えていきましょう。
対応策として代表的なものには、以下の3つが挙げられます。
1.SIMカードを抜いて再起動をする
2.セーフモードで起動する
3.iTunesにつないでiOSをアップデートする
一つずつ解説していきます。
SIMカードを抜いて再起動する
リンゴループは必ずしも本体が故障しているわけではなく、SIMカードの故障が原因で再起動が起こっている場合があります。
ですから、SIMカードを抜いてみることで症状が改善されるかもしれません。
SIMカードの取り出し方は、以下の手順になります。
1.本体側面、小さな穴が開いているところを確認します。
2.小さな穴に「SIMピン」を差し込みます。
3.SIMピンを押し込むとSIMトレイが少し開くので、引っ張り出してSIMカードを取り出します。
SIMピンはiPhoneに付属しているので、iPhoneの箱の中にないか確認してみましょう。
もし箱がない、または箱の中にピンがなかった場合でも、100円ショップ等で気軽に購入できます。
SIMを抜き問題が解決したなら、再起動の原因はSIMカードにあると判断できます。
その場合は、契約しているキャリアに連絡をしましょう。
2.セーフモードで起動する
セーフモードとは、起動に必要なアプリ以外は実行されない、いわゆる「修理専用」のモードを指します。
セーフモードを実行して問題が解決した場合、アプリが原因ということがわかります。
上述した通り、アプリを入れることでiOSに干渉、またはストレージを圧迫している可能性があります。
不要なアプリ、違法なアプリがある場合はアンインストールを行いましょう。
セーフモードの方法は、iPhone7以降と6以前で操作が若干異なります。
●iPhone 7以降の場合
1.音量の+ボタンを押しながら電源ボタンを押す
2.Appleと表示されたら音量の+だけを押し続ける
3.ホーム画面が表示された音量の+ボタンを放す
●iPhone 6・5シリーズの場合
1.ホームボタンを押しながら電源ボタンを押す
2.Apple表示されたらホームボタンだけを押し続ける
3.ホーム画面が表示されたホームボタンを放す
iTunesにつないでiOSをアップデートする
前述の通り、iOSのアップデート時にトラブルが発生すると、iOSが壊れてしまい再起動を繰り返してしまうことがあります。
こういった時はPCに接続して、iTunes上からiOSをアップデートしなおしましょう。
どうしても解決できない、やり方が分からない時はスマホスピタルまでご相談を
ここまで再起動を繰り返す症状、リンゴループの原因や対策をお伝えしましたが、それでも治らないことがあります。
その場合は、スマホ修理店に相談することをおすすめします。
スマホ修理店なら、再起動を繰り返してしまう原因を追究することはもちろん、部品の劣化や他の部分の故障も同時に見てもらえます。
正規店の修理と異なり、中のデータを出来る限り残すよう対応してもらえる場合が多いので、バックアップがなくてもデータを復旧できる可能性があります。
また、自分で修理を行おうとするとデータが破損したり、最悪iPhoneが完全に壊れてしまう恐れも。
自己修理をしてしまうとAppleのサポートから完全に外れてしまいますし、スマホ修理店でも復旧が困難になるかもしれません。
iPhoneは高額な精密機械ですから、素人判断で対応するのは危険。
どうしても症状が治らない時は、スマホ修理店での修理を検討しましょう。
リンゴループの修理はスマホスピタルにおまかせください
スマホスピタルでは、iPhoneやiPadのリンゴループからの復旧のご相談を承っております。
スマホスピタルは、グループ全国80店舗以上、修理実績150万件以上※の確かな信頼と実績で、再起動を繰り返す症状やリンゴループからの復旧修理に対応。
中のデータを可能な限りそのままで復旧できるよう修理を行うので、バックアップが取れていないという方もぜひご相談ください。
修理箇所の最長6ヶ月保証もご用意しており、アフターサービスも万全です。
iPhone、iPadのリンゴループ修理・復旧はスマホスピタルまでお気軽にお問い合わせください!
2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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