iPhone水没修理について
《湿気が多い場所での使用には要注意!!》信じていた端末の防水性能・・・あなたのスマホは大丈夫? | スマホスピタル
最近の端末にはほぼ標準装備とされている「防水」機能。
雨の日などに使用しても大丈夫なように各社が研究を重ねて防水性能は日々向上しているのですが、
これって一体どのように防水処理されているのか気になったことありませんか?
そして防水機能の意外な盲点があることも・・・。
本日は、
・スマートフォンの防水って一体どういう仕組み?
・実際どのレベルの防水なの?
・身近にある水分「湿気」の危険性
・水没したときの対処
についてお話していこうと思います。
普段お風呂場などでスマートフォンを使用されているそこのあなた!!特に3番目の項目は必見ですよ!!
それでは早速いってみましょう~♪
《スマートフォンの防水って一体どういう仕組み?》
まずスマートフォンってどのような部品で構成されているか確認していきましょう。
・基盤
これはスマートフォンを動かすために必需品となる部品の一つです。かなり細かな部品が組み合わさり
スマートフォンを動かすときの電力やプログラムを制御しています。この基盤は水に触れてしまうと
内部で腐食してしまい、通電ができず正常に動くことができなくなります。
←端子部分が白くなっている箇所が腐食している状態・・・(泣
スマートフォンの防水はこの基盤を保護するための機能と言っても過言ではありません。
・バッテリー
これもスマートフォンを動かすために必要となる重要な部品の一つです。
機械は電力により稼働します。そして持ち運びできるよう設計されているスマートフォンは、
バッテリーから供給される電力が無いと動くことができません。
またバッテリーは電気を蓄電するためのタンクの役割を果たしています。
電気と水が相性が悪いのは皆さんご存じかと思います。なのでバッテリーを水分から守るために
防水性能はスマートフォンに必要不可欠な機能なんですね。
・画面
基盤で制御しているプログラムに沿って、適切な映像を表示するのがこの画面。
画面は”液晶”と”強化ガラス”の二つにより構成されていて、外からの衝撃や水分から液晶を守るために
強化ガラスの存在はとても重要なんです。この強化ガラスが割れてしまうと隙間から水分が浸入してしまう
可能性がある為、割れたときはすぐに交換が必要となります。
←操作できる状態でもこれだけ割れていると水分が浸入する危険性あり!!
←液晶に水分が付着するとこのように模様が浮き出てくるので要注意!!
メインはこのような部品で構成されています。
いずれも濡れてしまうとショートしてしまい使えなくなる繊細な部品ばかり・・・。
そんな繊細な部品を天敵の水分から守るための部品が・・・
これ!!
うん、見えませんね(苦笑)
この矢印が指している部分は防水テープが貼られています。この防水テープがかなり強力で、並大抵の水分はシャットアウトすることが可能!!
ただこの防水テープ、実際はどのレベルの防水性能を有しているのか気になりますよね?次の項目で詳しくご説明していきますね。
《実際どのレベルの防水なの?》
よくCMなどで「海の中の撮影もできますよ~」「ジュースを溢しても大丈夫!!」といった感じの映像を目にすると思います。
実際そんなに水がかかっても大丈夫なの?と疑問に思い、少し検証してみました。
ここに用意されたのは当社の検証用端末「iPhoneX」です。
これは開封歴のないもので、使用して約2年半経過しています。
早速この端末を小さい水槽に落として5分程放置してみましょう・・・。
さて結果は・・・
あ、完全に内部に水が浸入していますね・・・。赤丸で囲んでいるシールが赤になっているのが証拠。
ってダメじゃん!!防水テープ意味ないじゃん!!
なぜ開封歴のない端末なのにこんなに水が浸入してしまっているのか、それは使用期間に答えがあります。
メーカーが提示している防水の性能はあくまで新品の時の状態。一度人の手に渡ると常に外気に触れてしまいます。
空気中には目に見えないホコリやチリが多く含まれており、端末の隙間から防水テープにその異物が付着すると
テープの粘着性は徐々に低下してしまい、防水の機能を果たさなくなってしまうのです。
というわけで、スマートフォンの防水性能は「ほとんど意味がない」という結果となりました。
雨の日などどうしても外に持ち運ばなくてはならない状況はあるかと思いますが、取り扱いは慎重にお願いしますね。
《身近にある水分「湿気」の危険性》
ここまでの内容をご覧いただいて「びっちゃりと濡れる状況を避ければ大丈夫なんでしょ?」と思う方も少なくないでしょう。
しかし私たちの周りには避けられない水分が空気中を漂っているんです。それが「湿気」
空気中に含まれているものはどうやっても避けようがありません・・・。
だた多少の湿気であれば浸入したとしてもすぐに乾燥して大事には至りませんのでご安心ください!!
しかしこれが湿気の多い場所の場合はどうでしょうか?
例えば「お風呂場」とか・・・。
入浴しながらスマホで動画視聴されている方、多いんじゃないですか?それ、かなり危険です!!
お風呂場の湿気は部屋の湿気に比べて何倍にもなります。
そんな中でスマホを使用していると防水テープでは防ぐこともできませんし、
内部に溜まった湿気は結露となり基盤などの部品を濡らしてしまうでしょう。
結果、気付かぬうちに水分が端末内に溜まり水没してしまう・・・という案件をいくつも目にしてきました。
湿気の多い場所での端末使用は極力避けるようお願いしますね。
《水没したときの対処》
もし端末が濡れてしまったりした場合はどうするのが一番でしょうか。
何よりもまずは電源を切ってください。通電している状態で基盤などに水分が触れてしまうとショートしてしまう可能性があります。
そして絶対に充電は行わないでください。高電圧が流れると同じくショートの危険性があります。
最後に端末を乾燥させてください。生米と一緒にジップロックに入れて保管する方法は実は理にかなっているのでオススメです。
その後すぐに「スマホスピタル」にご相談下さい。
水没の場合は時間が経過してしまうと復旧率が極端に下がってしまいます。そう、水没復旧は時間との勝負なんです。
内部を分解して隅々まで清掃することで、交換部品を必要最低限に抑えることが出来るのでコストもかかりません。
何度も言います、水没したら早急に「スマホスピタル」にご相談下さい!!
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