ジップロックも防水ケースも危険！精密機器はすぐに水で故障します… | スマホスピタル

iPhoneやAndroidスマホ、iPad、Switch…こういったものを日常的にお風呂へ持ち込んではいませんか？

その際、裸のまま持ち込むのはもちろんNGですが「ジップロック」「防水ケース」を使用している方も油断は禁物です。

ジップロックや防水ケースが、商品パッケージのような「雨の降る中山登り」「海の中への持ち込み」という状況下でも完全に防水してくれるわけではありません！

特に多い「ジップロック」「防水ケース」での水没故障について、今回は詳しく解説していきます。

スマホの「水」による故障について

ジップロックや防水ケース使用時の水没

日常的にお風呂などへ持ち込む際、ジップロックや防水ケースをしようしている方は多いでしょう。

特にジップロックは料理の漬け置きの時などに大活躍ですので、液体がこぼれないという点で信頼を置いている方も多いと思います。

しかし、それが水没故障の第一歩なんです！

料理の漬け置きは「精密機器を外部の水滴から守る」状態とは全く違います。

中の液体をこぼれないようにするものですよね。

精密機器には一滴の水分も浸水してはいけませんが、その点食品などはちょっとこぼれたりしても問題はありません。

チャックの閉めの甘さ、ジップロックの繋ぎ目裂けが浸水のきっかけになります。

また、防水ケースもそれは一緒です。

防水ケースは水の浸水を防ぐものですが、百均や手ごろな価格で入手できるものに関してはビニールの繋ぎ目が避けやすかったりフタの閉めが甘かったりします。

先ほど言ったように一滴の浸水が水没故障の原因となる精密機器にとっては、結構危険です。

パッケージのように水中での使用は？

防水ケースの多くは水中で使用しているパッケージであることが多いですよね。

ですが、先ほども記述したように百均や手ごろな価格で入手できるものに関しては作り自体が甘く、破損しやすく浸水しやすいです。

ではお高いものであればOKなのか？というとそういうわけではありません。

気にしていただきたいのは「防水規格」になります。

よく防水、防塵、IPX7という表記を見かけませんか？

どのテストをクリアしたか、という基準になる物です。

IPの後に続く数字で、防水・防塵の程度を知ることが出来ます。

防水性能の場合は「IPX0」から「IPX8」まで等級があり、数字が大きいほど厳しい基準をクリアしているものになるのです。

大抵の防水ケースは「IPX7」となっているため、完全防水ではありません。

「IPX8」も水中での使用は可能となっているが、そもそもテストで使用しているのは常温の水道水となるため海水等でのテストは行なわれていないのです！

そのため、海水でもその防水性がキープされるという保証がありません。

精密機器は何度も言いますが一滴の水滴でも故障してしまうため、大事な壊れてほしくないスマホの場合は防水ケースを着用後に水中で使用するのも避けるべきです。

精密機器と水は天敵！iPhoneも要注意です

元々スマホについている耐水性能も、「IPX7」であることがほとんどです。

そもそも「IPX7」のテスト自体、30分間波の絶たない常温の水道水へ浸かっていてもスマホとしての機能を失わないというものになります。

浸水しないわけではありませんし、その後永続使用ができるわけでもありません。

新型コロナウイルスの影響でスマホを手洗いする方や、耐水性能がついたスマホの登場で完全防水と信じてしまっている方が増えました！

スマホは大事なデータが詰まっている連絡ツールでもあります。

ぜひ防水ケース着用時も油断しないよう十分注意してください！