iPhone水没修理について
iPhoneにジュースやお酒をこぼしたらすぐしたい対処法 | スマホスピタル
水没によるiPhoneの故障は、よく起こるトラブルの1つです。
水没させてしまうと復旧させるのが難しく、データも消えてしまう可能性があるため、「プロの修理」または「データの復旧」が必要となります。
今回は、iPhoneが水没するよくある原因から水没したときの対処法まで、iPhone修理のプロがまとめて解説します。
修理を依頼する業者の選び方についてもご紹介しますので、あわせて確認していきましょう!
iPhoneが水没してしまう理由とは?
iPhoneが水没してしまう原因の多くは、「うっかり水に落としてしまった」というものが大半です。
耐水性能があるiPhoneでも、水没する可能性があるため注意しましょう。
iPhone 6s以前のモデル
iPhone 6s以前のモデルを使用している場合は、下記のような原因でiPhoneを水没させてしまう人が多いようです。
耐水性能が搭載されていないiPhone 6sより前のモデルでは、水に落ちた後すぐに拾い上げても、故障してしまうケースが大半です。
<iPhone6s以前のモデルの水没リスク>
・トイレに落とした
・お風呂で使っていたら手がすべった
・海や川に落とした
・飲み物が倒れて、iPhoneにかかった
・お風呂持って入っていたら、蒸気で水没状態になった ,etc…
iPhone 7以降のモデル
一方、iPhone 7以降のモデルでは、耐水性能が強化されているため、水に落としてもすぐに拾い上げてしっかり乾燥させれば故障を免れるケースがほとんどです。
ただし、完全防水ではなく、あくまでも”耐水”なので、状況によっては水没してしまうリスクがあります。
<iPhone7以降のモデル耐水性能>
【最大水深1m・最長30分間】
iPhone7~iPhoneXR
iPhoneSE(第2世代)
【最大水深2m・最長30分間】
iPhoneXS・iPhoneXS Max・iPhone11
【最大水深4m・最長30分間】
iPhone11pro・iPhone11pro Max
下記のような場合は、iPhone 7以降のモデルでも水没する可能性があることを、Appleも公表しています。
また、iPhoneを落としたり、高温多湿の環境で使用したりすると、本来の耐水性能が発揮されない可能性があるため、注意が必要です。
・iPhoneを持ったまま水泳・入浴をする
・シャワーやサーフィンなど水圧や流速が速い水がかかる
・サウナのなかで使う ,etc…
iPhoneを水没させてしまったら?水没した時のNG行動
iPhoneが水没してしまったら、下記の手順で応急処置を施しましょう。
ただし、あくまでも応急処置なので、対処が終わったらできるだけ早く修理に出してください。
(1)表面の水分をよくふき取る
(2)電源が入っている場合はOFFにする
(3)充電ポートを下に向け、優しくたたいて水分を排出させる
(4)風通しの良い場所、または扇風機の前に置いて乾燥させる
応急処置の際、やってしまいがちなNG行動があります。下記のような対処は、絶対に行わないようにしてください。
NG行動1:電源を付ける・充電する
内部が濡れているまま通電させると、基板がショートしてプロでも修理できない状態になる可能性があります。
そのため、電源が落ちてしまっている場合は、電源を付くか試したり、充電ケーブルにつないだりしないでください。
NG行動2:ドライヤーで乾かす
乾燥させようと、ドライヤーをあてると、熱で基盤が故障してしまう可能性があります。
また、海に落としたり、ジュースがかかったりして水没した場合、ドライヤーの熱で水以外の成分が焦げ付く可能性があるため、ドライヤーで乾かすのは控えましょう。
NG行動3:iPhoneを振る
内部に水が入った状態で、iPhoneを振ってしまうと、内部で水分が拡散してしまいます。水に濡れていなかった箇所まで水が入り込んで、状態が悪化する可能性があります。
余分な水を抜くために、優しくたたく以外はできるだけ傾けたりしないよう注意してください。
水没を疑ったら「水没マーク」を確認しよう
実際に水に落としていなくても、iPhoneが水没した状態になることがあります。
電源が付かなくなって調べてみたら実は水没していた、というケースも多く発生しています。
たとえば、汗が付いたまま通話をしたり、雨のなか使用したりした場合は、イヤースピーカーや充電ポートから水が入り込む可能性があります。
iPhoneが熱くなったので保冷剤などで急速に冷やしたという場合には、内部に結露が発生して、水没状態になる場合もあります。
水に落としていなくても、iPhoneの不調を感じたら「水没マーク」を確認してみてください。
iPhoneの水没マークは、SIMトレーを外した内部に設置されています。水没マークは通常白色をしていますが、iPhoneの内部に水が侵入した場合は赤色に変色します。
SIMトレーを外して、水没マークが赤色になっていたら、電源をOFFにして修理に出しましょう。
水没したiPhoneの修理は非正規修理店がおすすめ
Apple製品には、1年間の保証期間が設けられていますが、水没による損傷は保証の対象外となっています。
そのため、Appleストアや正規修理店に持ち込めば、30,000~65,000円の修理料金がかかります。
また、Appleストアや正規店の修理では、本体の交換が行われることが多く、バックアップを取っていない限り、データはすべて消えてしまいます。
そのため、水没したiPhoneの修理は、非正規修理店への依頼がおすすめです。
非正規修理店つまり、Appleの指定していないスマホ修理店であれば、水没したiPhoneを復旧させたり、データの取り出しができる可能性があります。
優良な修理店を選ぶためのポイント4つ
非正規修理店には、優良店もあれば、違法店も存在します。業者選びを失敗すれば、直る可能性があるiPhoneが復活しないことも考えられます。
そのため、修理店選びは、慎重に行うことが重要です。
できるだけiPhoneを復活させる確率を上げるために、下記のポイントを意識して、修理店を選びましょう。
聞き取りが丁寧があるか
「どのような液体にどの程度濡れたのか」で復旧する確率が変わります。
場合によっては、「復旧は難しい」と修理前に判断できることもあります。
そのため、水没したときの状況の詳細な聞き取りがある否かは、優良な修理店の1つの判断材料となります。
基盤の洗浄・修理を行うか
水道水や雨には、わずかに不純物が含まれています。
そのため、水没したiPhoneの修理は、基板の内部に侵入した不純物を取り除く、精製水で洗浄する工程から始まります。
修理店を選ぶ際は、「分解して、基板を洗浄するか」を確認しましょう。
適切な価格設定や修理時間であるか
iPhoneの修理は、安ければ安いほど良い、というわけではありません。
安さを売りにする業者の修理では、「未熟なスタッフが修理する」「応急処置だけで修理が行われない」というリスクも考えられます。
通常、水没したiPhoneの修理には、1時間半以上の時間が必要です。そのため、「破格の値段で、すぐに修理が可能!」という修理店には注意しましょう。
総務省の登録修理業者に登録されているか
スマホの修理業者は、総務省に登録修理業者として登録しなければならないことが、法律で定められています。
そのため、登録修理業者に登録されていない修理店は、違法な闇営業を行っていることになります。
違法な修理業者に修理を依頼した場合、依頼者も罰せられる可能性があるため、必ず登録されている修理店かどうかを確認しましょう。
水没したiPhoneの修理はスマホスピタルにお任せ!
登録修理業者のスマホスピタルでは、「水没復旧修理」と「データ復旧・データ取出」両方のサービスを提供しています。
修理は基板洗浄からしっかり行われるため、修理時間の目安は2時間です。
iPhoneの修理料金は、最大でも1万円程度なので、Appleストアや正規店に出すよりも出費を抑えることができます。
残念ながらiPhoneが復活しなかった場合でも、データ復旧・データ取出サービスがあるため、大切な写真やアドレス帳、アプリの情報を残すことができます。
来店でも郵送でも修理できるだけでなく、代替機もご用意しています。
水没復旧は時間との勝負なので、ご来店の際にはお電話で一度ご連絡いただくことをオススメします。
水没してしまったiPhoneをなんとか修理したいという方、ぜひスマホスピタルにご相談ください。
2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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