水没しても使える！水没処理したからもう安心！それでも寿命がきてしまうこともあります。 | スマホスピタル

はじめに

日本は世界的に見て水が綺麗といわれていますが、その分水と近い距離にいるのではないでしょうか。埼玉には海がなく、晴天の日も日本全国の中では多いということですが、それでもスマホを水没してしまうというお客様は後を絶ちません。水没してもそのまま使える場合でも、水没処理で復旧した場合でも今まで通り使い続けられる保証はありません。一度水没してしまったiPhoneは非常に衰弱している状態のため、現状問題がなくてもいつどうなってしまうかわからない部分があるので注意が必要になります。

3日前に水没したiPhone8。水分がかなり残っています。

水没処理をしても使えなくなるの？

当店やその他修理店での水没処理に関しても本来データの取り出しを目的とした一時的な復旧となりますので、過信は禁物です。場合によっては電源が入っていたけれど水没の処理中に基板が機能しなくなる可能性もおおいにあります。ありがたいことに当店にお持ち頂くお客様は水没して早めにお持ち頂いたり、水没直後にジップ付きのビニールバッグに乾燥剤と一緒に入れたりと工夫をして頂いている場合が多く、復旧率はかなり高いのですが精密機器が水に濡れるのはそれだけで絶望的な状態です。復旧しても極端な話、数年継続して使える場合もあれば、一週間も経たずに使えなくなる場合もあるため、データのバックアップをこまめに取りながら使えるだけ使って頂く形になるかと思います。また、パーツの交換が必要な場合や一部機能が失われる場合があります。iPhone内のデータを取り出す行為に必要な機能の復旧を目指して処置を行いますが、完全に元に戻るかどうかは復旧するまでわからない部分でもあります。

水没させてない！という場合も水没の症状が現れることがあります。

入り込んだ蒸気が水となり基板についてわずかに水濡れの状態になるケースや、いつしか錆になってしまうケースもございます。派手に水没してしなくても機能に不具合が生じたり、動きが悪くなる、本体や部品が使えなくなる場合もあります。

修理や水没の経験がなくても、フロントパネルの裏や基板で水染みになっていることがあります。

新品の状態で購入していても、時間とともにiPhoneの耐水機能はどうしても落ちてしまいます。また落とした衝撃やバッテリー膨張によって画面と本体の間に隙間ができてしまうこともあり、そこから水分が入り込むことも十分考えられます。

何よりも水から離すようにしてください

水染みが確認できたお客様にお伝えすると、お風呂に持ち込みはしてないものの、脱衣所やキッチンに置いていたというお話も伺っております。また、雨に濡れた衣服のポケットや小雨の中での歩きスマホも同様に、その場では何ともなくても次第に水没した時のような症状がだんだんと出てきて終いには動かなくなるといったケースもあります。

最後に

スマホスピタルでは、水に落とした、動かない、水没後リンゴループに陥ったというiPhoneのご相談も受け付けております。水没の場合は必ず直るとはいえない修理になりますが、起動できる可能性に賭けてみたいという場合ぜひご相談ください！