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iPhone水没修理について

耐水仕様のiPhone Xsが水没故障する原因と、水没時にすべき3つの対処法とは | スマホスピタル

2018年の秋に発売されたiPhone Xsは

iPhone 7から採用された耐水仕様が、

さらにパワーアップしたモデルになりました。

 

それによりiPhone Xs本体が水濡れや水没した場合に、

故障してしまう可能性がより少なくなったと思います。

 

ただそれでも【完全防水】ではありませんので、

状況によっては水没故障もありえます。

 

また発売から3年になる現在では、

水没故障の問い合わせも増えてきています。

 

それでは、iPhoneXsはどんな状況で、

水没故障してしまうのでしょうか?

 

iPhone Xsの耐水性能

まずはiPhone Xsになって、性能が向上した

耐水仕様についてご紹介したいと思います。

 

防塵・耐水性能【IP68】

iPhone Xs・Xs Maxは、IEC規格60529に基づく、

【IP68】等級に適合しています。

 

IEC規格とは、

国際電気標準会議(IEC)が制定する国際的な規格で、

スマートフォン等の電子端末・精密機器への

水分や固形物に対する保護性能について

表した基準となります。

 

保護等級を示す「IP68」等の数字記号は

【IPコード】と呼ばれており、

表記されているそれぞれの数字が

防塵、防水の性能を表しています。

 

一つ目の数字は、「防塵性能」について表しており、

二つ目の数字は、「防水性能」について表しています。

 

iPhone Xsの場合、耐水性能だけでなく

防塵性能も備えているため、

2つの数字が表記されていますが、

防塵性能しか備えていない場合は「IP6x」

耐水性能しか備えていない場合は「IPx8」

といった具合に備えていない数字は「x」で

表記されることもあります。

防塵性能は「IP0x」から「IP6x」の7段階に分けられ、

その内容は以下のようになります。

IP0x … 特に保護されていない

IP1x … 直径50mm以上の固形物が内部に侵入しない

IP2x … 直径12.5mm以上の固形物が内部に侵入しない

IP3x … 直径2.5mm以上の固形物が内部に侵入しない

IP4x … 直径1mm以上の固形物が内部に侵入しない

IP5x … 機器の正常な動作を損なう程度の粉塵が内部に侵入しない

IP6x  いかなる粉塵も内部に侵入しない

スマートフォンのような精密機器の場合、

IP4x以下の等級については基本的には備わっているので、

一般的な防塵性能については、IP5x以上が基準になりますが、

iPhone Xsに関しては最高レベルの「IP6x」に該当します。

次に、耐水性能については「IPx0」から「IPx8」まで

9段階に区分されその内容は以下の通りです。

IPx0 … 特に保護されていない

IPx1(防滴1形)… 鉛直に落ちてくる水滴が内部に浸水しない

IPx2(防滴2形)… 鉛直から15度の範囲から落ちる水滴が内部に浸水しない

IPx3(防雨形)… 鉛直から60度の範囲で落ちる水滴が内部に浸水しない

IPx4(防沫形)… あらゆる方向からの水飛沫でも有害な影響がない

IPx5(防噴流形)… あらゆる方向からの噴流水を受けても影響がない

IPx6(耐水形)… あらゆる方向からの強い噴流水を受けても影響がない

IPx7(防浸形)… 水深1mの水中に30分間水没しても内部に浸水しない

IPx8(水中形) 水深2mの水中に30分間水没しても内部に浸水しない

iPhone Xsの耐水性能については「IPx8」に該当していますが、

完全防水というわけではありません。

耐水性能が発揮される条件とは

保護等級それぞれの防水性能が機能するためには、

それぞれ一定の条件下で行われた実験によって

区分されているため、その条件下でしか機能しません。

iPhone Xsの場合、IPx8の耐水等級に区分されているので

水深2mの流れのない真水に30分間水没しても浸水しない

という条件になります。

そのためそれ以外の条件だと、耐水性能が機能せず、

水没故障する可能性があることになります。

iPhone Xsが水没する状況とは

では、日常生活でiPhone Xsが水没故障する

状況とはどんな状況があるのでしょうか。

衣類と洗濯機で回してしまい水没

iPhone Xsに限らず、スマートフォンの水没故障の原因で

最も多い状況が洗濯機で回してしまうことです。

洗濯機での洗濯時の状況は、

IPx8等級の耐水条件とは大きく異なります。

iPhone Xsの本体内部への浸水を防ぐのには、

パーツのつなぎ目に耐水のパッキンのような

シールが付けられてますが、

基本的には真水の侵入を防ぐために作られています。

また耐水性能の試験も真水を使った試験のため

洗剤等と含んだ洗濯水だと、

その耐水パッキンの効果が弱まると言われています。

さらに洗濯機を回した場合、

水に流れもあるため水圧も一定でないため

耐水効果が機能せず内部に浸水してしまいます。

iPhoneを洗濯機で回してしまった場合、

ほぼ100%水没してしまうので要注意です。

 汚れた本体をを水道水で丸洗いして水没

耐水仕様のスマホをお使いの方で、

意外に多いのがスマホの丸洗いです。

ちょっとしたホコリや汚れなら、

柔らかい布等で拭き取れば綺麗になると思いますが、

長く使っていれば、なかなか落ちにくい汚れあります。

そんなとき「水没じゃないから大丈夫」と

水道でジャブジャブ洗ってしまい、そのまま水没

なんてことも少なくありません。

蛇口から出てくる水流は、かなり強いため

水圧もかなり強くなっており、その水圧も

一定ではありません。

iPhone Xsの耐水等級はIPx8で、

「流れのない水深2mの深さに静かに水没」した場合の

耐水仕様のため、IPx6の耐水仕様のような

蛇口から出る水道水の強い噴流水だと耐水性能が

発揮されず浸水してしまい水没故障するというわけです。

すなわちiPhone Xsは、単純に水に沈んだ場合は

短時間なら大丈夫かもしれませんが、

それ以外の場合は、あまり耐水性能を過信しない

ほうがいいというわけです。

iPhone Xsは機種代金も高いです、

丁寧に扱っていくことをおすすめいたします。

 

iPhone Xsが水没したときにすべき3つのこと

水濡れ・水没故障しないと思っていた

iPhone Xsが水没故障してしまったら

焦ってどうすれば良いか分からなくなりますよね。

気が動転して間違った対処をしてしまうかもしれません。

基本的にiPhoneやスマホが水没した場合、

なるべく早く修理店にお持ちいただいた方が

良いのですが、その前に「やっていただきたいこと」

逆に「やってはいけないこと」について、

ご紹介したいと思います。

できれば行うべき応急処置方法

iPhone Xsの本体が水濡れしたとき、

電源が入って起動している状態の場合は、

まず【電源を落とす】ことが重要です。

電源が入っている状態は電子基板にも

微弱に電流が流れている状態で、

動作することでさらに電圧の変化が起こり

基板が濡れた状態だとショートしてしまう

危険が非常に高いです。

基板がショートしてしまうと、

復旧するのはかなり難しくなってきます。

ですので、iPhone Xs本体が水濡れした場合は

動作を確認したい気持ちもわかりますが、

グッとこらえて電源を落とすことを

最優先に行ってください。

そうすることで復旧率はぐんと上がります。

「やってしまいがち」な「やってはいけないこと」

逆にやってしまいがちな事で、

実はやってはいけないこともあります。

水没・水濡れしてしまい気づくと

電源が落ちてしまっていると、

無意識に電源を入れてしまいがちですが、

内部が水濡れした本体に通電して

起動しようとする行為は濡れた基板が

電圧の変化でショートしてしまう危険があります。

さらに電源が入らないからといって、

充電ケーブルを繋げてしまうのもNGです。

iPhone Xsは電源が入っていなくても、

ドックコネクターにケーブルを繋げることで

通電してしまう構造になっています。

また充電ケーブルからの電流は、

かなり強いので通常以上の負荷がかかり

基板やコネクター部分へのダメージも

大きくなることがあります。

水没した本体の電源を入れたり、

充電することだけはしないようにご注意ください。

修理店の水没復旧修理について

もしお持ちのiPhone Xsが水没した時、

復旧させるためにはどうすればいいかのか。

それは【なるべく早く修理店で復旧作業を行う】ことです。

iPhone Xsはそもそも耐水・防塵仕様による

密閉構造ということもあり、

「内部が非常に乾きにくい」ものとなっています。

内部に水分が残った状態で放置しておくと、

基板やコネクターのショートや腐食の

原因となります。

そのためなるべく早く復旧作業を行うことが

復旧率を上げる一因になるので、

復旧作業は時間との勝負ともいえます。

データの取り出しが目的

水没したスマートフォンの復旧作業は

あくまでも【データを取り出すため】の

復旧作業となります。

データを取り出すために一時的にでも

本体を動作するようにして、

バックアップを取れるようにしたり、

アプリの引き継ぎを行えるようにすることを

目的としています。

一度水没した基板を完全に修理することは

残念ながらできません。

復旧しても全ての機能が使えるものでもなく

復旧後長期間使えるものでもありません。

もちろん長期間使えることもあるので、

使える間は普通に使っていただいて大丈夫ですが、

なるべく早くバックアップをとっていただき、

機種変更をご検討いただくことをおすすめします。

それでもiPhoneやスマホの水没復旧を

ご好評いただいているのは、

スマホの本体に大切な思い出や

情報を保存されている方が多いから

ではないでしょうか。

大切な写真や動画、各種データは

他には替えの効かないもののはずです。

正規修理店ではデータの取り出しは取り扱いなし

Appleの正規修理店では、水没等

液体による損傷は保証の対象外としており、

データの取り出し等の取り扱いもしていません。

水没した場合は、本体ごとの交換となり

高額な交換費用がかかります。

もちろん正常な本体なので、

問題なく使っていくことはできますが、

以前使っていた本体にあったデータは

諦めることになります。

内部データはバックアップもあり

消えても問題ない場合は、

本体の交換でもいいかもしれません。

ただ、そうでないことの方が

多いのではないでしょうか。

そんな時は、スマホスピタルまで

お問い合わせください。

当店では、他の修理店よりも

水没故障の復旧率も比較的高いです。

他店で水没復旧作業をして

復旧しなかった本体でも、

復旧できた場合も少なくありません。

もしiPhone Xsが水没して

データ復旧をお考えの時は、

お気軽に当店までお問い合わせください。

ご連絡お待ちしております。

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