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Nintendo Switch

本体が熱くなりすぎてスリープしてしまうというSwitch その原因と対策を紹介! | スマホスピタル

2021年4月現在、初代の無印Switchが発売されてから早4年が経過しようとしています。

購入してから何年も時間が経過すると、やはりあちこちに不具合が起こるもの。

特にご相談が多いのが「本体が高温になりすぎたためスリープします」というメッセージが画面に表示され、実際そのまま強制的にスリープしてしまうというトラブルです。

 

「本体が高温になりすぎたためスリープします」と表示される原因とは

Switch159

 

突然ですが、ここでちょっとSwitchの内部構造のお話をしましょう。

 

①背面の下部 左右にぶつぶつと空気穴があります

SwitchAirflow-1

この左右の赤で囲った部分です。

 

②本体上部にもエアフロー用のスリットがあります。

SwitchAirflow-2

 

①と②の穴は、そこを空気が通って内部を冷やし、外部へと熱の排出を行うために空けられています

さて、①と②の穴、どちらが吸気口でどちらが排気口でしょうか??

 

正解は・・・

①が吸気口 ②が排気口でした!

 

Switchの内部には、冷却用のファンが内蔵されています。

ファンが回転すると①の穴から空気が吸い込まれ、最後は②の排気口を通って排出されるという仕組みになっています。

ちなみに、ファンの近くには熱伝導率の高い銅で作られたヒートシンクと呼ばれるパーツもあり、より排熱効率を高くする工夫がなされています。

Switchというゲーム機は世間でもかなり馴染み深い精密機器の1つですが、分解してみると、排熱に関してはそのへんのスマホよりもしっかりと気を使われていることがわかります。

つまり、それだけ熱が発生しやすいということですね!

 

ここで「本体が高温になりすぎたためスリープします」の話に戻ります。

これまで説明してきた冷却システムが何らかの原因でうまく作動しなくなると、Switch本体を上手く冷やすことができず、どんどんと温度があがってゆきます。

放っておくと、Switch自身が自ら生み出した熱によって破損してしまいかねません。

それを避けるため、本体が高温になりすぎたためスリープしますというメッセージを出し、本体が冷えるまで強制的にゲームを中断させるわけですね。

 

Switchの冷却システムがうまく動作しなくなる原因は複数ありますが、最も多いのはホコリ詰まりです

 

本体が高温になりすぎる時は、内部の掃除や修理が必要です

本体が高温になりすぎたためスリープしますエラーが、TVモードで遊んでいるときに多発する、というお客様のSwitch内部を確認すると…

Switch dust-1

…( ゚Д゚)

開いた瞬間、溜まりに溜まったホコリでまみれた内部の様子が目に飛び込んできました。

そうなんです、思っている以上にSwitchは内部にホコリを吸い込んでしまっているんですね!

 

さらに、本体の上蓋の裏を見てみると…

Switch dust-2

ファンの上や吸気口の周り、その他細かい溝の部分にもびっしりとホコリが…

これではホコリが邪魔をしてヒートシンクからうまく熱が伝わらないだけではなく、ホコリ自体も熱を帯びてしまいます。

乾いた粉状のホコリは燃えやすく、熱による発火が起こらないとも限りません。放置するのは色々と怖いので、定期的にメンテナンスに出すのが良いでしょう…

 

そして最後、内部の冷却ファンの排出口の様子です。

Switch dust-3

巻き込んだホコリが溜まって、出口で立ち往生しております。

これだけ詰まっていれば、熱気を満足に排出できなくても仕方ありませんね…

もっとすごいときは、排出口一面がまるで壁のようにホコリで覆われてしまっていたこともありました。

 

「これってSwitchの構造に問題があるんじゃないの!?」と思われるかもしれませんが、必ずしも構造だけが悪いとは言えません。

ホコリ詰まりの問題は、Switchで遊ぶ際の周囲の環境や、保管する場所の環境にも左右されます。

 

TVの周辺は静電気が発生しているため、ホコリを引き寄せやすいですし、TV台のような狭い場所は、換気も悪くホコリが溜まりやすくなります。

ちなみに、煙草を吸いながらゲームをしたり、ご家族に喫煙者がいる家庭だと、たばこのヤニが中に入り込むことも多いです。

喫煙しながらゲームしたり、喫煙者のそばでSwitchを起動するのはやめておいたほうがいいでしょう。

 

原因の1つ1つはちょっとしたことでしかありませんが、塵も積もれば山となるとはよく言ったもので、それらが積み重なるとさっきの写真のようになるわけです…

1つ皆様にアドバイスを差し上げるならば、Switchを保管する場所は、できるだけ掃除がしやすく、ホコリが溜まっている事もわかりやすい明るい所にしましょう。

それでもどうしても内部にホコリが蓄積することは避けられないので、定期的にクリーニングに出すこともおすすめです。

スマホスピタル奈良店では、Switchの内部クリーニングメンテナンスも行っております。もしもホコリや発熱が気になったら、お気軽にご相談ください!

 

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