あ！野生のほこりまみれ冷却ファンが飛び出してきた！【Switch修理】

Nintendo Switch冷却ファン交換 + メンテナンス

野生の冷却ファンってなんぞ……うん、細かいことは気にしないで。

症状

今回のSwitchに発生したトラブルは冷却ファンの異音！
幸か不幸か受付時には確認できませんでしたが、普段遊んでいると結構大きな音でうるさいくらいとのこと。

展開

まずはバックパネルを外します。
背面下部の吸入口にホコリが溜まっていますね。
買ってから3年近く経っていると、もちろん遊ぶ環境や頻度にもよりますがこんな感じになります。

近所の友だちと持ち寄って遊んだり、あるいは旅行や通勤のお供に持ち歩くという人はもっとひどいことになっているかもしれません。
あちこち移動すればそれだけホコリを吸入する確率が上がりますからね。

SDカードスロットとヒートシンクプレートも外します。

状態確認

基板自体にホコリは少なく、冷却ファンに集中している印象でした。
ひどい場合は基板のあちこちにホコリが溜まって通気を妨げているので、この程度ならまだマシと言えるでしょう。

まずはファンを交換せずホコリだけ取り除けないかと試してみます。
ピンセットやブラシを使ってファンからホコリを取っていきますが……

けっこうしっかりこびりついていて、3割ほどしか取り除けませんでした。
これでははっきり良くなったとはいえない……事前に説明していたとおり、ファン自体の交換に移ります。
逆に言うと、十分ホコリを取り除けるならファンの交換は不要で、
少し安く（冷却ファン交換 税込み5,500円 → 冷却ファン清掃 税込み3,300円）なります。

冷却ファン交換

銅製のヒートシンクと、ソフトトレーを外さないと冷却ファンを留めるネジが外せません。
上写真はそれらと冷却ファンも外したところ。

そして新しい、ホコリのこびりついていない冷却ファンをスン……と取り出し、
ネジ止め、コネクタ接続します。

ふっかぁ～～つ！

見よ、この高速回転する冷却ファンを！（そんなに大げさなことでもない）
文字で表現するならキュイイン……とかフィイイイ……みたいな静かな音と、風が発生しているのを感じられました。

放熱グリス

ここまでの写真で写っているピンクやグレーのジェル的なものは放熱グリスです。
CPUで発生した熱をヒートシンクに伝えやすくするために塗られているものですが、すっかり固まってしまっています。
そのまま戻しても問題はありませんが、ここまで分解したのならせっかくだから新しいものを塗りたいと思いません？

自作PCやったことのある人ならおなじみの作業でもありますね。
グリス塗ってある部分を分解したら、基本的には新しいグリスを塗り直します。

冷却ファン交換と別料金で、放熱グリス塗り直し及び清掃 は単品だと 税込み 4,950円。
しかし修理とセットなら 税込み 2,200円！

なんだ、それならついでに……という方増えてます。
というわけでグリスを塗り直して組み上げたSwitchと、グリスの注射器がこちら。

公式のものとは違ってシルバーのグリス！
色によって性能が違うなんてことはないですが、なんとなく金属っぽさが出て熱伝導率良さそう！
少なくとも固まってしまったものより良いはず。

適当にゲームを起動してオープニングを垂れ流してみましたが、
ファンの回転が止まることも、高温になることもなく、
排熱が十分行われていることも確認できました。

さすがに（お客様端末なので）ゲームプレイまではできませんが、この調子なら実際にプレイしても問題ないでしょう。

スマホスピタル鹿児島店

その他の修理料金、対応機種など詳しい情報は以下！

スマホスピタル鹿児島店の自己紹介

LINEで友だち登録すると修理の予約や相談もできます。
ポケモンの対戦や交換は、業務中なのでできません！