久しぶりに起動させたiPhone 6 Plus。勝手にアプリを開いてしまう現象が起きていました。ゴーストタッチの修理もスマホスピタル鹿児島店へ！

昔使っていたiPhone 6 Plusをゲーム機の代わりに使おうとなり久しぶりに起動させたそうです。4年くらい使っておらず最初は電源が入るか心配でしたが充電器を差すとなんと起動はできる状態でした。
なので家でWi-Fiをつなぎ、アプリゲームをしようと思って触っていると画面が勝手に動いたり、アプリが開いてしまったりと動作がおかしくなってしまっていました。

俗に言う「ゴーストタッチ」です。触っていないのに操作されてしまう現象です。幽霊が勝手に触っているようなことからゴーストタッチと呼ばれるようになりました。

なぜこのようなことが起きているかというと一つはメイン基板の問題です。iPhoneの基板にはタッチ操作を司るチップがあります。これは経年劣化や今までのダメージが蓄積されてしまうと故障してしまい、動作不良が起きてしまいます。
こちらの修理をスマホスピタル鹿児島店でも受け付けておりますが、別工場での修理になります。基板を触って修理を作業をするのでかなり難易度も高く、修理期間も必要になります。

もう一つ考えられる原因が画面パネルの不具合です。画面パネルにはタッチセンサーがあり、こちらにダメージがいくとゴーストタッチのような現象が起きてしまいます。簡単に説明すると液晶パネルはガラス、タッチセンサー、液晶、バックライトの層が重なってできています。iPhone X以降は構造が変わってきている機種もありますが、iPhone 8までは基本的にこのような構造になっています。基本的にこの二つが原因の可能性が高いです。あとは水没などがあると不具合が出ることがあります。

ガラスが割れても使えているのはこのタッチセンサーに異常がないため操作自体はできています。かなり強い衝撃でガラスが割れて液晶まで損傷がある場合こういったことに陥りやすいです。
今回のお客様の端末の状態としては綺麗でした。画面割れもなく反りなども見られておりません。ですがこのようなケースでもセンサーがおかしくなってタッチ不良が起きてしまっているようです。一時期iPhone 6は基板のチップが弱くこのようなことが起きることが報告されていました。年々強化されることで今の耐久性を実現しています。

今回お持ち込み頂いた時の写真が下の写真になります。

画面を消しているのは勝手に操作されてしまうのでいち早く電源を落としました。ゴーストタッチが起きている状態の端末で注意しておきたいのがパスワードを何回も間違えて入力してしまうことです。iPhoneは11回パスワードを間違えてしまうと完全ロックがかかってしまって初期化をするしかありません。お客様曰く大事なデータなどはないので大丈夫とのことでしたが念を入れて電源を落としております。もしもメイン端末で普段からお使いのスマホであれば基本的に触らない様にしていち早く修理をすることをお勧めします。

今回は機種がiPhone 6 Plusで外傷もさほどないため基板が原因か画面パネルが原因なのか判断が難しいところになります。
実際に交換をしてみて改善があるのかどうかを確認しながらの作業になります。

まずは分解を行っていきます。星ねじを外して画面を上方向に開けていきます。バッテリーのコネクタを外してから画面のケーブル、フロントカメラのケーブル、コネクティブケーブルを外していきます。
ここで画面パーツの取り外しの前に新しいパネルを仮付けします。そして起動して様子を見ます。

先ほどまで頻繁に出ていたゴーストタッチがパタっと収まり、操作にも問題がありません。どうやら画面の交換をすることで改善ができそうです。

元画面からイヤースピーカーやホームボタンなどを外していきます。
新しい画面パネルにパーツを移植して最終組み上げを行っていきます。元の通りに組み上げを行い最終チェックを行います。

ここでもゴーストタッチがなく、問題が無いようなのでお客様へ連絡しました。
修理の終わった写真が下の写真になります。

お引き取りにきて頂きお客様にも確認をして頂きました。
起動している状態だとすぐにみられていたゴーストタッチがなくなっています。これで安心して使っていくことができますね。
家庭でゲーム機として使っていきたいので費用も安く抑えることが出来、お客様にもご満足頂けたようです。

スマホスピタル鹿児島店ではこのように原因の分からない不具合にも即日対応しております。
いざという時は天文館にあるスマホスピタル鹿児島店をご利用ください！

今回はスマホをゲーム機代わりにとのことで修理ご依頼でしたが、ゲーム機も修理受付ております。3DSシリーズやswitchの修理もぜひお問い合わせください。