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バッテリー交換修理

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【Xperia5】バッテリーの劣化を確認する方法と修理について

本日はXperia5のバッテリー交換についてご相談いただきました。

なんでも、バッテリーの減りが早いそうです。

2019年発売から今年(2023年)で4年が経過したXperia5…。

スマホに採用されているリチウムイオン電池の寿命は、おおよそ2年程度とされています。

発売当初から一度もバッテリー交換をしていない場合は、かなり使いづらい状態ではないでしょうか?

 

【Xperia】バッテリーの劣化状態を確認する

Xperiaテストモード

まずは、バッテリーの状態を確認します。

Xperiaは電話アプリから動作確認を行うためのテストモードに移行できます。

テストモードへの切り替えは、以下の方法で行ってください。

  1. 電話アプリのキーパッドから「*#*#7378423#*#*」と入力
  2. 「Service tests(サービステスト)」の項目を選択
  3. 「Battery Health test(バッテリーヘルステスト)」を選択

 

バッテリーヘルステストの見方

画面1行目『Actual Batt(uAh)』に表記されている数値を確認してください。

下3桁を省いたものが、現在使用できるバッテリーの容量です。

『2745000』と表記されている場合は、使用できるバッテリーの容量が2745mAhとなります。

Xperia5のバッテリーは元々3000mAhなので、ある程度パフォーマンスが低下していると分かります。

画面3行目の文章がバッテリーの状態を表したものです。

バッテリーの状態が悪い場合は【Bad】、問題が無い場合は【Good】と表示されます。

Badと表記されている場合は、バッテリーが劣化している可能性が高いです。修理店に相談してください。

さて、今回持ち込み頂いたXperia5はGoodの状態でした。

しかしご本人は、バッテリーの著しい劣化を感じるとのことです。一体なぜでしょうか?

 

テストモードでGood表記なのにバッテリーの減りが早い

実は、Goodと表記されていてもバッテリーが劣化している場合があります。

Battery Health test(バッテリーヘルステスト)の表記は、ひとつの目安です。

現在、その正確性については確認が出来ません。

そもそもリチウムイオン電池は、充電回数が増えることで寿命が短くなります。

約300~500回の充電サイクルで寿命を迎えるとされており、0~100%のフル充電を1カウントとします。

また充電がある状態から100%までの充電は、おおよそ0.5のカウントです。

平均2年程度で300~500の充電サイクルに達するので、世間では『バッテリーの寿命はおおよそ2年程度』とされているわけです。

そのため今回のように4年間使用している場合は、バッテリーが劣化している可能性の方が高いと言えるでしょう。

実際に、『テストモードでGoodと表記されているものの異常を感じる』という報告が数多く見られます。

このようなケースもあるので、Good表記でも異常がある場合は修理店に相談してください。

 

Xperia5のバッテリー交換

それでは、Xperia5のバッテリー交換を開始します。

分解前は必ず電源を切って作業を行います。

電源をつけたまま作業を行うと、内部でショートを起こす原因になるので要注意です。

 

背面パネルを取り外す

Xperia5の背面パネルを分解

まず加熱マットで背面パネルを温めて、内部の粘着テープを緩めます。

この粘着テープはフレームと背面パネルを固定しています。

しっかりと緩めてから分解を行わないと、背面パネルが剥がれません。

内部のテープが緩んだら、背面とフレームの隙間にアートナイフなどの薄い素材を刺し込こみます。

その隙間から、ピックでテープを切るようにして背面を取り外しました。

 

内フレームを取り外す

内部フレームを取り外す

背面パネルを剥がすと、黒色の内フレームがあらわれます。

内フレームは上側と下側に分かれており、バッテリー交換の際は上側のフレームのみ取り外します。

計6個のネジで固定されているので、まずはネジを外します。

ネジが外れたら、フレームを持ち上げて取り外します。

 

コネクターを抜いてバッテリー交換

Xperia5のバッテリーを取り出す

精密機械の分解時は、必ずバッテリーのコネクターから抜かなければなりません。

先にその他のコネクターを抜く事で、本体に大きな負荷がかかります。作業時は注意が必要です。

バッテリーのコネクターを抜いたら、その上に被さっているコネクターも全て抜きます。

後はバッテリーを取り外すだけなのですが、バッテリーの底面には強力な粘着テープが付いているのでなかなか剥がせません。

スパチュラやヘラを使用し、底面のテープを引きはがしながらゆっくりとバッテリーを取り外します。

新しいバッテリーに交換して、元に戻すと作業完了です!

 

修理について

今回バッテリー交換後に動作確認を行ったところ、異常は見られませんでした。

スマホスピタルでは取扱いパーツの交換後に6ヵ月の無償保証期間を設けております。

保証期間内に不具合を感じられた場合は、お問い合わせください。

またパーツ交換では改善の無い症状は、基板修理にて対応を承っています。

他店で基板故障が原因と診断された際も是非お気軽にご相談ください。

 

 

 

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