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Androidスマホで赤外線通信をする方法!できないときの解決策も紹介 | スマホスピタル

 Androidスマートフォンで赤外線通信ができることはご存じでしょうか。赤外線通信を使えば連絡先をやり取りするなど、いろいろなデータの送受信ができます。これが、Androidスマートフォンならではのメリットともいえるでしょう。 今回は赤外線通信の操作方法や、赤外線通信がうまくいかないときに考えられる原因とその解決策について紹介します。

Androidの赤外線機能を使う前に確認すべきこと

Androidスマートフォンで赤外線機能を使用したいときに確認しておきたいポイントから見ていきましょう。

Android端末
赤外線対応機種かどうか確認

あなたが持っているAndroidスマートフォンが赤外線通信に対応している機種でなければ、利用できません。 2016年ごろまでに発売された日本メーカーのAndroidスマートフォンであれば、対応している可能性が高いでしょう。たとえば、 ARROWS(富士通)やAQUOS(シャープ)、 REGZA(東芝)などのシリーズです。 現在はBluetoothが主流になっているため、赤外線通信ができるAndroidスマートフォンは減少しつつあります。上記のスマートフォンの最新機種も対応していない場合があるので、取扱説明書や取扱店などで確認してみてください。

赤外線通信で送受信可能なデータ

赤外線通信を使うと自分のプロフィールや電話帳(連絡先)、写真、動画、音楽ファイルなど、いろいろなデータをやり取りできます。 しかし、機種によっては送受信可能なデータが異なることがあります。お手持ちのスマートフォンが対応しているか、前もって確認しましょう。

iPhoneとは赤外線通信はできない

手軽にさまざまなデータのやり取りができる赤外線通信は、とても便利な機能です。しかし、iPhoneには赤外線通信機能は搭載されていません。 赤外線通信は、データを「送る側」「受ける側」のどちらも対応機種である必要があります。そのため、iPhoneとAndroidスマートフォンの間では、赤外線通信はできません。

Androidでデータを送受信する方法

Androidスマートフォンを使って、データ送受信する際の方法を解説します。 なお、赤外線通信をするときは「赤外線」アプリを使用します。自分のスマートフォンに該当するアプリがあるかどうかを確認しましょう。機種によって赤外線アプリのアイコンデザインは変わるので、ご注意ください。

データを受信する方法

まずは、データを受信するときの方法です。 「赤外線」アプリを開く 「赤外線受信」をタップする 「1件受信」「全件受信」のどちらかを選んでタップする 赤外線ポートを向かい合わせる 確認画面が出たら「OK」を押す データ受信が完了したら、きちんとデータが保存できているかどうかを忘れずに確認してください。 受診したデータはフォルダに格納されます。フォルダ名は機種によって異なりますが、赤外線アプリを開いて「受信データ」や「受信したデータを確認」をタップし、データが入っているか確認しましょう。 連絡先のデータを受信したのであれば「連絡先」アプリを、写真や動画、音楽ファイルを受信した場合は「ギャラリー・アルバム」などのフォルダを開いて確認することもできます。

データを送信する方法

つぎに、データを送信するときの手順を解説します。 「赤外線」アプリを開く 「プロフィール送信」「連絡先送信」「ファイル送信」などの項目をタップする 送りたいデータをタップする 赤外線ポートを向かい合わせる 確認画面が出たら「OK」を押す

赤外線アプリを使わないで送信する方法

赤外線アプリを経由しなくても、プロフィールや連絡先アプリ、フォト・アルバムアプリなどから赤外線通信をすることもできます。

連絡先アプリから送信する

「連絡先」アプリを開く 画面の上部にある3つのドットのマークをタップする 「共有」をタップする 送信したい連絡先をタップしていき、選択状態にする 赤外線をタップする 認証コード(任意の数字4桁)を入力する 赤外線ポートを向かい合わせて、通信を開始する 自分の連絡先やマイプロフィールを選べば、自分の連絡先も同じ方法で送信することができます。

フォト・アルバムアプリから送信する

「フォト・アルバム・ギャラリー」などのアプリを開く 画面上部にある3つのドットマークをタップする 「項目を選択」をタップ 送信したいデータをタップしていき、選択状態にする 「共有」をタップする 赤外線をタップする 赤外線ポートを向かい合わせて、通信を開始する

認証コードが必要な理由

複数のデータや一括でデータを送受信するときには、認証コードの入力が必要です。 データをやり取りする相手が間違ってないか確認するためなので、データを送る側・受ける側ともに同じコードを入力しましょう。

赤外線通信できない!そんなときの解決策

赤外線通信ができないときや、先ほど紹介したデータ送受信を試してみてもうまくいかない場合は、つぎに挙げる解決策を試してください。

 

スマホ近距離通信

 

解決策1.端末同士の距離を近づける

赤外線通信をするスマートフォン同士の距離が開きすぎていると、うまく通信ができない場合があります。距離を20cm以内に近づけて、もう一度赤外線通信を試してみましょう。 スマートフォン同士の間に物や壁がある場合も通信の妨げになるので、障害物は避けて通信してください。また、赤外線通信中はスマートフォンを振ったり、動かしたりしてはいけません。データの送受信が完了するまで待ちましょう。

解決策2.赤外線ポートの位置を把握する

スマートフォン同士の距離を近づけて赤外線通信をしているのにもかかわらず、通信できないときがあります。この場合は赤外線ポートの位置を確認して、ポート同士を近づけてみましょう。 赤外線ポートがある場所は機種によって異なるため、取扱説明書で赤外線ポートの位置を確認してください。

解決策3.赤外線ポートが汚れていれば掃除する

赤外線ポートを近づけてみても「通信ができない・途中で切れてしまう」ときは、赤外線ポートの部分が汚れていないか確認しましょう。 赤外線ポートが汚れていると正常に通信ができません。赤外線ポートの部分をきれいに掃除して、もう一度通信を試してみてください。

どうしても赤外線通信ができないときは?

これまでの方法を試しても赤外線通信ができない場合や、iPhoneとAndroidスマートフォンでデータの送受信をしたいときは、ほかの方法を使ってデータのやり取りができます。 Androidスマートフォン同士なら、Bluetooth機能を使いましょう。Bluetoothなら赤外線通信のようにスマートフォン同士を近づけて向かい合わせる必要なく、簡単です。 なお、この方法を試す場合は、あなたと相手のスマートフォンがBluetoothでのデータ送受信に対応しているかどうかを確認しておきましょう。

Bluetoothでデータ送信する

「電話帳・フォト・アルバム」などのアプリを開く 画面の上部にある3つのドットマークをタップする 送信したいデータを選択して、「OK」をタップする 「共有」をタップする 「Bluetooth」から「ONにする」をタップする 送信先を選んで、タップする データの送信を開始

Bluetoothでデータを受信する

「設定」を開く 「Bluetooth」がオフになっている場合は、オンに変更する 周辺すべてのBluetooth機器を検出可能に設定する データを受信すると通知がでるので、「承諾(もしくは許可)」をタップする データの受信を開始 ~件成功しました。の通知が出れば受信完了。 AndroidスマートフォンとiPhoneなら、クラウドサービスやPCを利用してデータのやり取りができます。手軽にデータの送受信がしたい人には、クラウドサービス(Googleドライブなど)がおすすめです。

まとめ

写真や動画、音楽ファイルを利用することが多い人にとって、赤外線通信はとても便利な機能です。しかし、いざしようとしても、使っているAndroidスマートフォンが未対応なら使えません。赤外線通信を使ってデータの送受信をしたい場合は、今回紹介したポイントを確認してみてください。

2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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