auのpovo(ポヴォ)の注意点とは？ | スマホスピタル

auは2021年3月から、Web手続きに特化した容量（20GB）の新料金ブランド「povo（ポヴォ）」の提供を開始します。

月額2480円（税別）で、必要に応じて「追加トッピング」を追加購入することでデータ容量の追加や国内通話定額を量できる仕組みとなっています。

povoは「新発想の料金プラン」とうたっていますが、これまでのauの料金プランとは異なる点が多いです。

今回はpovoの注意点をご紹介します！

申し込み、サポートはオンラインで

povoは「オンラインでの簡便な手続きなどによる先端のデジタル体験を提案する新料金ブランド」と位置付けています。

新規契約を含む各種手続きやサポートは全てオンライン（Web）で完結するようになっています。

サポートに掛かるコストを削減することで料金を抑えた一方、povoユーザーはauショップやauお客さまセンター（電話窓口）を利用できません。

端末（SIMカード）の紛失・盗難による利用中断など、緊急の用件に関する問い合わせ方法などは詳細を検討中との事。

未成年の本人名義での契約受付は検討中

NTTドコモの「ahamo（アハモ）」では、他のプランとは異なり本人名義で申し込める年齢を「20歳以上」としています。

docomoのahamo(アハモ)の注意点について解説します。

20歳未満が利用を希望する場合は、20歳以上の個人（原則として親権者）が契約した上で「利用者登録」をする必要があります。

従来のauは、中学生以上の未成年でも親権者の同意があれば本人名義で契約できました。

povoを本人名義で契約できる年齢については詳細を検討中との事。

au4G LTEエリアで利用可能で2021年夏からはau5Gエリアでも利用可

サービス開始当初のpovoは「au 4G LTE」のエリアで利用可能です。

5G端末を持っている場合は、2021年夏をめどに「au 5G」のエリアでも利用できるようになる予定です。

使用端末については、ユーザーが自分で用意することを前提としていて、サービス開始当初は端末のセット販売は予定していません。

理論上は、au 4G LTE／au 5Gに対応する端末であればSIMロックフリーモデルを含めて利用できると思われます。

auやUQ mobileで販売されているSIMロックのかかった端末での利用については「対応に関する詳細を検討している」との事。

キャリアメールは非対応、海外ローミングは検討中とのこと

コスト削減の観点から、povoでは「ezweb.ne.jp」「au.com」ドメインのメールサービス（キャリアメール）を利用できません。

キャリアメールのアドレスが必須のサービスを利用している場合は注意が必要です。

海外ローミングサービスについては、対応するかどうか検討を進めているようです。

auやUQ mobileからの移行は無料

既にauやUQ mobileを利用しているユーザーがpovoに移行する場合の手数料は無料。

逆も同様でpovoからau／UQ mobileに移行する場合も無料です。

移行については「簡便な手続きでの移行を実現したい考えている」とのこと。しかし、システム面での対応が必要となるため、サービス開始当初はMNP手続きが必要となるかもしれません。

変更方法については、サービス開始前に改めて案内する方向との事。

auの家族割、家族割プラスには加入不可

povoの契約はauの家族割や家族割プラスに加入できず、家族割プラスのカウント回線にも含まれません。

これは「auは家族で割安、povoやUQはおひとりでも複雑な割引条件がなく、シンプルなサービスコンセプトにひとりひとりの多様なニーズや生活スタイルにあわせて選べるラインアップ」というブランドの位置付けの違いに起因します。

追加トッピングの注意点

povoは追加トッピングによって自分の使い方に合わせてカスタマイズできる事が特徴です。

サービス開始当初に提供される追加トッピングは以下の通りで、今後もラインアップを拡充する予定との事。

・分以内通話かけ放題（月額500円）

・通話かけ放題（月額1500円）

・データ使い放題 24時間（24時間当たり200円)

・データ追加 1GB（1GB当たり500円）

使い方次第ではお得に使える事は確実ですが、注意しないといけないトッピングもあります。

 5分以内通話かけ放題/通話かけ放題

5分以内通話かけ放題や通話かけ放題は、原則として国内で発信した全ての音声通話が対象となりますが、以下の通話先は対象外となります。

・受話側が料金を設定している電話番号（「0570」「0180」で始まるもの）

・104番（番号案内）

・188番（消費生活相談受付）

・「#（シャープ）＋4桁」の電話番号（クイックダイヤル）

・衛星電話／衛星船舶電話

・KDDIが指定する電話番号

対象外の通話先の場合、以下の通話料金が別途請求されます。

・0570／0180で始まる電話番号：受話側が設定した料金（課金開始前に案内あり）
・その他の電話番号：30秒あたり20円（衛星船舶電話は50円）

データ使い放題24時間

データ使い放題 24時間を追加すると、追加してから24時間のデータ通信量が無制限になります。

ただし、このトッピングの利用中は以下のシーンにおいて、通信速度が他のユーザーよりも抑制されることがあります。

・ネットワークの混雑時

・動画やクラウドゲームなどの利用時

具体的な制限条件は示されていないが、既存の「データMAXプラン」シリーズに準じて制限をかけるものと思われます。

なお、povoではテザリングを無料で利用できます。

各キャリア新料金プランが出そろいましたね！

それぞれ特徴が異なっているので、ご自身にあった新料金プランを選びしょう！