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最近聞く有機ELって?今までの液晶と何が違うの?どんな機種に使われているか、またその特徴をスマホスピタル熊本店がご紹介します! | スマホスピタル

本日は何かと耳にすることがある有機ELについてご紹介したいと思います。有機ELと聞いて最初に何を思いつきますか?ほとんどの方がテレビを考え付くと思います。非常に高画質な映像を提供できるため、近年増えてきております。実は、今スマートフォンにも有機ELが利用されだしています。SamsungからリリースされているGalaxyシリーズは早くから有機ELが採用されていました。現行の最新機種であるGalaxy S10はもちろん、2013年発売のGalaxy Note 3にも使用されていました。日本で人気のあるiPhoneはiPhone Xから有機ELが採用されました。

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この他にも、HUAWEIのP20 ProやOPPOのR11sという機種などで有機ELが採用されています。どんどんスマートフォンに採用されている有機ELですが、実際にどのようなメリットがあるのでしょうか。
まず一つ目のメリットとして、軽量化があります。この軽量化は有機ELの大きな特徴であり、有機ELのシンプルな構造により実現されています。元々画面に使われていた液晶といわれるものは、細かなドットの集合体にバックライトから光を当て、ドットを光らせる構造でした。加えてそこにカラーフィルターという色の三原色を組み合わせたものを被せ、色を再現しています。従って、多層構造になってしまうので、厚みが必要となり、重くなってしまいます。しかしながら、有機ELはドットの集合体を構成するドットそのものが発色するため、バックライトやカラーフィルターが必要ありません。そのため、液晶に比べて薄く、軽くできます。
二つ目のメリットとして、消費電力が抑えられるというものがあります。先ほども述べたように、有機ELはバックライトが必要ありません。よって、消費電力が削減できます。液晶のものに比べて約30%も少ないともいわれております。
三つ目として非常に高画質になります。液晶の場合、非常に再現に苦労していた黒をよりはっきりと表現できるようになりました。また、有機ELは応答性が高いと言われており、スポーツなどの動きが激しい動画を再生するのに適していると言えます。さらに、色の調整が液晶よりもさらに細かく行えるので、目に刺激を与えるブルーライトも少なくなっているという報告もございます。
そして四つ目に、湾曲が可能というものがあります。これをきいて「画面なのに曲がる?」と思う方もいらっしゃると思います。実際にGalaxyシリーズを見てみると、画面の端が曲がっていることが分かります。

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さらにGalaxy Noteなどでは、湾曲部にメイン画面と異なる情報を表示するシステムが採用されたりしています。この湾曲が可能という特徴は非常に大きなもので、Samsungが発表しているGalaxyシリーズのGalaxy Z flipでは、画面の折り畳みを可能にしています。昔懐かしいガラケーのように画面を折って携帯することができ、今までスマートフォンでは実現できなかったデザインにすることができます。このようにスマートフォンに有機ELを採用するメリットは非常に大きいです。
しかしながら、メリットがあるならデメリットも存在します。
まず一つ目に価格が高くなってしまうことがあります。有機ELは非常に革新的な技術であるがゆえに生産が可能なメーカーや生産量自体が制限されていますので、非常に高価になってしまいます。今後の技術の進歩によって解決されていく問題と思いますが、現状ではデメリットとなってしまいます。
二つ目に、画面の焼き付きがあります。画面の焼き付きとは、画面を切り替えても前の画面が残ってしまう現象のことで、常時同じ画面を表示させたときに起こると言われています。有機ELにおいても起こる現象で、現在ではかなり改善が進んでおり、ほとんど起こらないと言われておりますが、焼き付きの可能性があるため、デメリットとなります。
三つ目といたしまして、ドット欠けというものがあります。これは、液晶の場合もある問題ですが、購入したばかりの新品のスマートフォンにおいてドットがかけてしまって、そこの部分の表示に問題がある時がございます。初期不良としてのドット欠けは液晶でもありましたが、有機ELはドット一つにかかる負担が大きい為、使用中にドット欠けしてしまう場合があると報告されています。こちらも、改善が進んでおりますが、デメリットとそして存在します。さらに、ドット一つにかかる負担が大きいということで、寿命が液晶よりも短いのもデメリットの一つです。このようにデメリット、特にコストの部分を考え、敢えて有機ELを採用していない機種もあります。
それが、HUAWEIやOPPO、Xiaomiといった大手中国メーカーです。それらのメーカーは独自の液晶技術を有しており、有機ELの大きな特徴である曲面スクリーンも可能だと言われています。まだまだ開発中の技術ですが、有機ELに匹敵する性能ですので、有機EL採用による高コスト化を避け、独自の路線で進んでいます。
最近では、スマートフォンの種類が非常に増え、お客様にどのスマートフォンがあっているかを考えるのが難しくなってきています。逆に言うと、たくさん選択肢があるということなので、高画質を求めるのか、高性能のカメラを求めるのか、はたまたデザイン性を追求するのかを自分なりに考え、後悔のない選択をしていきましょう。

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