豆知識
スマホによる低温やけどに注意?! | スマホスピタル
「スマホを使用していて低温やけどを負ったことがある」
そういう人は実は少なくありません。
みなさんもスマホを使う機会があるのであれば、
低温やけどになってしまう可能性は十分にあります。
今回はそんな「スマホによる低温やけどの危険性」についてご紹介したいと思います。
そもそも「低温やけど」とは
低温やけどとは、カイロや湯たんぽなどの体温よりすこし温度の高いものに長時間触れるなどして
起きる火傷のことを指します。
見た目では症状が分かりづらいが故に、軽症と判断してしまいがちですが
実は普通の火傷よりも重症な場合もあります。
普通の火傷は、表皮に熱源が当たってしまうことで起きるため見た目にも分かりやすいうえ軽症であれば直りやすいですが
低温やけどは皮膚の奥深くからゆっくり火傷してしまうため、見た目も分りづらく治りも遅いとされています。
火傷が皮下組織まで破壊してしまっていると、見た目ではそうでもなくても手術が必要になるケースもあります。
低温やけどになる事が多いのは
前述にもあったカイロや湯たんぽ、電気アンカなどが多いですが
実はスマホでも低温やけどは起こってしまうんです。
スマホで起こる低温やけど
低温やけどの起こる温度は
44度の場合で3~4時間
46度の場合で30分~1時間
50度の場合で2~3分
と言われています。この時間触れていると低温やけどになってしまうということです。
スマホの推奨動作温度は0~35度とされていますが、
連日の猛暑もあり、本体が直射日光にさらされたり
車内に置きっぱなしなどにしてしまうと
簡単に40~50度を超えてしまう可能性が高いです。
それをそのままお尻のポケットに入れて持ち歩いたりしていると
そのままお尻が低温やけどになってしまったという例があります。
また、直射日光などにさらされていなくても
本体自体の劣化により本体がかなり発熱してしまう場合もあります。
本来であれば、すぐに背面やフレームのアルミニウムにより放熱するのですが
昨今ではスマホを護るためのケースも多様化しており、
ケースによっては放熱を防いでしまうものもあるようです。
うまく排熱が出来なかったスマホは内部に熱を持ち続け、
所持している人も低温やけどの被害を被ってしまう可能性があるのです。
猛暑のときこそスマホは鞄の中に
スマホ本体の温度を上げない為には
直射日光にさらさない事や、暑い車内に置きっぱなしにしないことが有効です。
それでなくても暑い車内に置きっぱなしにすることはスマホの不具合も招きますので推奨しません。
かならずスマホは置きっぱなしにせず車外へ持ち出すことと
直射日光に当てない為にも鞄に収めておく方がよいでしょう。
猛暑のときこそ気づきにくい低温やけどに今後も注意が必要です。
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