不適切な画像を規制せよ!!犯罪防止に力を入れるトーンモバイルの新カメラ | スマホスピタル

近年様々な犯罪が往来していますよね。特に最近問題となっているのが

「未成年が事件に巻き込まれる件数」

悪いことの判別がうまく出来ない未成年を狙った悪質な犯罪が多くなってきているんです。その原因の一つとなっているのが「スマートフォンの普及化」にあるといわれています。手軽に連絡が取れる手段として昔から携帯電話端末は我々の生活とともにあり、日々進化を重ねてきました。しかし進化を重ねることにより想像以上に高性能化してしまった「スマートフォン」は、多くの犯罪に使用されてしまう結果に・・・。

《未成年が狙われる「自画撮り」》

未成年が狙われる犯罪の一つが児童ポルノ系犯罪。警察庁が発表した統計によると、児童ポルノによる被害の3～4割がSNSなどで知り合った相手にだまされ、児童が自身のスマートフォンで自分の裸を撮影し、相手に画像を送ってしまう「自画撮り被害」だったというのです。その撮影された写真が裏で販売されたりして犯罪の資金源になったり、写真をばら撒くと脅迫されわいせつな行為を迫られたりするとされています。そんな現状に終止符を打つため、トーンモバイルが新たな端末を発表し、また画期的なアプリも同時に発表しました。どんな機能のついた端末・アプリなのでしょうか・・・。

《カメラで撮影するものを識別するAI》

新たに発表された端末は「TONE e20」。そして同時に発表されたアプリが「TONEカメラ」です。この「TONEカメラ」は、裸やそれに近い服装など不適切な画像の撮影を規制する「AIフィルター」を搭載したカメラアプリです。裸の写真を撮影しようとすると「不適切な内容のため撮影できません」と表示され、「TONEファミリー」という機能で保護者に撮影された場所のGPSデータが送信されるようになっています。居場所が一発でわかるので犯罪に巻き込まれたときでも即座に対応できそうですね。さらにこの処理はクラウドを用いずに端末自体でAI技術を利用しているので、撮影された写真などがサーバーなどへのデータ保存されることはありません。もし撮影されたとしても外部に漏れる心配が無いので安心ですね。

なおこちらの機能は残念ながらサードパーティ製アプリには反応しないのですが、これは外部アプリの制限を行うことで対応できるとのこと。そして「TONEカメラ」の対象機種は現時点では「TONE e20」に限られるようです。前モデルの「TONE e19」は本体のアップデートにより対応する予定のようなので、アップデートのデータが公開されたらすぐに更新しておきましょう。

《この端末はどこで購入できるの？》

お年頃のお子様をお持ちの親御様はこの端末がどこで購入できるのか気になることでしょう。これまではTSUTAYA（ツタヤ）とカメラのキタムラで販売を行ってきましたが、CCCとの業務提携が解消してしまったので販売店舗は限られています。しかし今後はカメラのキタムラの新型店舗での取り扱いに注力する方針で、カメラのキタムラはトーンモバイルの取り扱いを2月に18店舗、3月に7店舗で開始し、今後も店舗数を順次拡大していく予定となっています。お近くの店舗でも取り扱いが開始されるかもしれないので要チェックですよ!!