水蒸気でもスマホは「水没」してしまう⁉スマホと水没について詳しく解説します！ | スマホスピタル

スマホを水の中に落としてしまう、スマホに水を思い切りかけてしまう…これらが「水没」だと思っていませんか？

確かに水の中に落としてしまったり水を思い切りかけてしまうことでスマホは水没しますが、「水没」にはもっと軽い水濡れも含まれます。

今回は精密機器であるスマホの天敵、「水没故障」について詳しく解説していきますのでぜひ覚えてくださいね。

スマホと水没について

スマホの水没とは、どうやって判断する？

スマホの水没って、どのように判断すると思いますか？

中にガッツリ水が入ってしまった状態は確かに水没ですが、前述したようにもっと軽い状態でも水没に当たります。

具体的には「水蒸気で一部基板のショートやパーツの破損が起こった」場合も水没故障です。

スマホが水によって何らかの破損が起こった状態、というのがある意味正解になります。

内部に浸水したかどうかは、どうやって判断する？

まずはスマホ内部にある「水没シール」をチェックします。

スマホのSIMトレー付近や充電口付近といった、外装に比較的近い中心部を避けたところに水没シールはあるんです。

凄く小さくて一辺が1~2ミリくらいでしょうか。

楕円形だったり正方形だったりと形状は機種によって違います。

写真はiPhone6でSIMトレー付近の水没シールが赤色になっていますね。

この水没シールは水蒸気や水によって濡れることで「白色もしくは白に赤斑点模様」の状態から「赤色」になっていくため、すぐに浸水の有無を判断することが可能です。

浸水した後で内部が乾いてしまっても、シールだけは赤色のままですので過去に水没歴があるかも判断できます。

パーツや基板についた水垢などで浸水の有無も判断は可能ですが、基本的には「水没シール」を見て浸水したかどうかを判断するのです。

そのため、「スマホを濡らしたかもしれない」という曖昧な状態のスマホの浸水の有無を確認するにはまず一度分解してみる必要があります。

起動していても水没はする？

水没したと思ったスマホの中でも、起動し続けているものが中には存在します。

起動している状態であったとしても、水没の自覚がある際は水没していると思った方が良いでしょう。

起動している＝水没していない、というわけではありません。

実際起動しているスマホでも、分解してみたら水没シールは真っ赤になっていて内部は水滴でビチャビチャ…というケースは比較的多いです。

また、水没シールが反応していない時でも起動している…という水没スマホもあります。

特に多いのがイヤースピーカー、充電口付近の調子が悪いというスマホです。

水没シールは様々な箇所に貼られていますが、基本はSIMトレー付近にあります。

そのため、そこから遠い充電口やイヤースピーカーといった部分は水没シールの反応が無いにも関わらず水没故障を起こしていることが多いんです。

水回りで使用後に充電が全く反応しなくなってしまったり、全く通話の音が聞こえなくなってしまった時は水没故障を疑いましょう。

有名機種で完全防水仕様なスマホはほとんど無い！

日本人の多くが所有している有名機種。

iPhone、Xperia、AQUOSなど頭に浮かぶと思いますが、これらの有名なスマホには完全防水仕様な機種がまだありません。

最近水に強いって聞いたような気がする…という方はいませんか？

完全防水ではありませんが、耐水性は年々向上しており販促で「水に強い」というワードを使っていることはあります。

ですが、完全防水ではないためそこは充分注意が必要です。

ダイエット食品などの効果には個人差があります、というのと一緒で耐水性も使用者によって水に音いてしまった時の浸水具合に個体差があります。

耐水性はあくまで「もしも」の事態のためにあるのだと自覚し、うかつにお風呂や雨の中では使用しないようにしましょう。

水没してもスマホは使用し続けられる？

水没故障後のスマホは基本的に長く使用することは出来ません。

稀に物凄く屈強なスマホで、何度水没と修理を繰り返してもピンピンしているものもありますが…本当に稀です。

長く使うことは出来ませんが、一時的な復旧修理を行うことはできます。

例えば起動しなくなってしまったり、タッチが出来なくなってしまったり…そういった水没故障の場合は水没復旧修理を行うことで復旧させることが可能です。

データが抜き出せるような状態にしてご自宅でデータのバックアップを取ることもできますし、パソコンが無くデータ移行が難しい場合は当店で復旧修理とデータ移行を行なうこともできます。

ただし、状態が良くない場合や破損箇所によっては復旧しないことも勿論ありますので予めご了承くださいませ。

水没復旧修理後は使えるようであれば使用してもらっても構いませんが、失ってもいいデータやいつ電源がつかなくなっても大丈夫！という状態で使用してくださいね。

スマホの水没には十分注意を！

ご紹介したように、水にガッツリ落としてしまったり思い切り水をかけてしまった場合に限り水没故障するわけではありません。

ほとんどのスマホが耐水性能しか搭載していませんし、水没シールに反応が無くても故障してしまうプチ水没もあります。

長く使い続ける為に、というのも勿論ですが大事なデータを守るためにもスマホを水没させないように気を付けましょう！

もし水没させてしまってデータの移行ができずお困りの際は、お気軽にスマホスピタル京都河原町店までご相談下さいませ。

お客様と綿密に費用や修理の流れをご相談の上修理をさせていただきますので、初めての方でもご安心いただけます。

まずはお気軽にお持ち込みくださいませ、お待ちしております。