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Surfaceが充電できない!原因のチェックと対処法について解説 | スマホスピタル
Surfaceを使用中に突然充電できなくなるトラブルが起きると焦りますよね。ましてや仕事中ともなると、一刻も早く改善したい方も多いのではないでしょうか。
Surfaceが充電できない原因は、本体や充電器の接続不良、ソフトウェアの不具合など、さまざまです。
本記事では、Surfaceが充電できない原因のチェック方法と、その場でできる対処法について紹介します。
【まずはここ!】Surfaceが充電できない時に確認すべきポイント2選!
Surfaceが充電できないときに、まずチェックすべきことを紹介します。
ライトの点灯からチェックする
ライトの点灯状態をチェックします。ここで確認するのは「点灯していない」「白く点滅している」「白く点灯している」場合の3点です。LEDライトが点灯していない場合、電源アダプターやコンセント、本体に問題があることが多く、電源アダプターの交換が必要になる可能性があります。
ライトが白く点滅している場合は、ケーブルの破損やホコリによる接続不良が原因であることが考えられます。
ライトが白く点灯している場合は、充電アダプターやSurface本体は正常な状態で、ソフトウェアの不具合が原因です。
バッテリーアイコンからチェックする
ライトの点灯の確認後は、タスクバーの右下にある充電マークから充電できない原因を確認します。アイコンにカーソルを合わせる、もしくはクリックすると今の状態が表示されます。
・「充電していません」と表示される場合
バッテリーに充電ができておらず、ソフトウェアの不具合の可能性が高いといえます。
・「バッテリーが検出されない」と表示される場合
バッテリーが検出されていないため、本体やソフトウェアの不具合の可能性が考えられます。
・「接続されていません」と表示される場合
電源アダプターが検出されておらず、本体やソフトウェアに不具合が発生しているおそれがあります。
・「充電しています」と表示される場合
電源の接触不良やソフトウェアの不具合の可能性があります。
充電ケーブルや充電器に問題がある場合の対処法
Surfaceの充電ケーブルや充電器に問題がある場合の対処法を紹介します。
充電器をリセットする
Surfaceの充電ケーブルや充電器に問題がある場合は、充電器を一度リセットします。Surfaceと電源コンセントから充電器を取り外し、10秒程度待つことで充電器がリセットされます。
また、充電できない原因が、充電器に溜まったホコリにあるケースも少なくありません。この場合、コネクターの掃除を行うことで改善が期待できます。充電器のリセットと同時に、乾いた摩耗耐性のある布でコネクターの掃除を行いましょう。
別の方法で接続する
充電器ではなく、電源コンセントが不良となっている可能性もあります。充電器をリセットしても変わらない場合は、以下の方法で一度接続できるか試してみてください。
充電器のコネクターを180度反転させてSurfaceに接続します。それでも充電ができず、問題が改善しない場合は、充電ケーブルの買い替えが必要である可能性が高いといえます。
Surface本体やソフトウェアに問題がある場合の対処法
Surfaceやソフトウェアに問題がある場合の対処法について、大きく分けて6つ紹介します。
1.再起動する
充電のトラブルは、Surfaceを再起動してみることで解決する場合があります。充電ができなくなったときは、まずSurface本体を再起動してみましょう。
再起動ができない状態の場合は、強制シャットダウンで再起動します。
2.Windows高速スタートアップを無効化する
Windowsの標準機能では、高速スタートアップが有効になっています。PCを早く起動するための高速スタートアップが原因で、周辺機器が認識されないケースもあります。高速スタートアップを無効にして、再起動してみましょう。
高速スタートアップの無効化は、以下の手順で行います。
【高速スタートアップの無効化手順】
コントロールパネルの「システムとセキュリティ」をクリックする。
「電源ボタン動作の変更」→「現在利用可能ではない設定を変更」→「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外し、「変更の保存」をクリックして完了。
3.Windowsのアップデートを最新版にする
Windowsに最新の更新プログラムが適用されていない場合に、充電ができなくなるケースがあります。Windowsのアップデートを行い、Surfaceを最新の状態になるまでアップデートしましょう。
Windows10では、設定メニューから「更新とセキュリティ」を開きます。「Windows Update」の「更新プログラムのチェック」を選択して、アップデートします。
Windows11では、設定アプリの左メニューに「Windows Update」の項目があるので、クリックして確認しましょう。
Windows10も11もアップデートをしたら、PCを再起動します。
アップデートするソフトウェアによっては、段階を踏みながらバージョンアップが必要な場合があります。「最新の状態です」と表示されるまで、繰り返し行ってください。
4.バッテリードライバーを再インストールする
バッテリードライバーに不具合が起きている場合は、バッテリードライバーを再インストールします。
まず、バッテリーデバイスをアンインストールします。その後、再起動することで、PCがインターネットに接続されていれば、ドライバーが自動的に再インストールされます。
5.ファームウェアを更新する
Surfaceに内蔵されているファームウェアが最新の状態ではないことが原因で、正常に充電ができなくなっているケースも考えられます。
この場合は、Microsoftの公式ページから最新のファームウェアをダウンロードして手動で更新すると改善する可能性があります。
フォームウェアを更新する場合は、下記のMicrosoftのページからアクセスできます。
Surface 用のドライバーとファームウェアをダウンロードする
6.過充電制限設定をオフにする
Surfaceの過充電制限設定には、バッテリーの劣化や短寿命化を防ぐ機能とともに、バッテリー充電を制限する機能があります。そのため、過充電制限機能が、充電を妨げている可能性が考えられます・一度、過充電制限設定を解除して、充電してみましょう。
【過充電制限設定を解除の方法】
・「更新とセキュリティ」で「回復」をクリックする
・「PCの起動をカスタマイズする」 の項目から「今すぐ再起動」をクリックする
・「トラブルシューティング」→「詳細オプション」or「高度なオプション」→「UEFIファームウェアの設定」をクリックする
・再起動をして、Surface UEFIが起動したら、「Boot Configuration」をクリックする
・「Exit」をクリックし、「estart now」をクリックする
一連の作業が終わったら、充電ができるか確認してみてください。
それでも充電ができないときは修理を検討する
これまで紹介した方法を行っても充電ができない場合は、修理を検討しましょう。
メーカーに修理を出す
Surfaceは購入から1年間の無料保証期間がついています。保証期間内であれば保証書を用意し、メーカーへ修理を依頼することをおすすめします。
ただし、メーカーに修理を依頼すると修理時間がかかってしまう場合が多く、本体交換になると内部データがなくなる可能性もあります。
「内部データがなくなると困るけどバックアップをとる時間がない」という人は、次で紹介する専門業者に修理を出す方法がおすすめです。
専門業者に修理を出す
Surface対応の専門業者に修理を出すと、セーブデータなどはそのままで、来店修理の場合、即日修理即日引き渡しが可能です。
専門業者のスマホスピタルを利用していただくと、以下のメリットがあります。
・スマホスピタルで修理をすると3カ月の修理保証がある
・データはそのままで修理できる
ただし、Surfaceの保証期間内であっても有償修理となるため注意が必要です。
できるだけ早くSurfaceを修理したい場合は、専門業者のスマホスピタル第4ビル店をご利用ください。
まとめ
Surfaceを使っていて、充電ができないなど不具合が起きたときは、本体に原因がある場合や、接続不良やソフトウェアの不具合など、さまざまな要因が考えられます。
本記事で紹介している対処法は、まずは自分でもできる方法です。まずは慌てずにひとつずつ実践してみましょう。
更新日:2023/04/19
2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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