iPhone以外の修理について
iPadがリンゴループになる原因とおすすめの対処法を詳しく解説 | スマホスピタル
iPadはタブレット端末の中でも特に人気が高く、多くのユーザーに愛されています。
iPhoneと同じApple社が販売していることもあり、iPhoneとiPadの2台持ちという人も少なくありません。
iPadは、大きな画面とパソコンに負けなくらいの高スペックを持ち合わせており、本や動画の閲覧はもちろん、絵を描いたり動画編集ができるなど、いろんな用途で使用できます。
しかしiPadは精密機械。大切に扱わないと故障をしてしまう可能性があります。
iPadの故障にはさまざまな種類があります。
一例をあげると「画面が割れる」「音量ボタンの調整ができなくなる」「バッテリーが膨れ上がる」などがあげられます。
代表的な故障の対処方法を知っておくことで、初期対応がスムーズにいき、修理にかかる時間も短縮できます。
iPadユーザーは故障をしたときの対処方法を、iPhone以上にしっかりと理解しておくことが大切といえるでしょう。
今回は代表的な故障のひとつ「リンゴループ」について、原因と対策方法を詳しくご紹介します。
Contents
iPadで起こる「リンゴループ」って何?
リンゴループというのは、電源を入れてiPadを使おうとすると、いきなり再起動が発生してしまう現象です。
iPhoneやiPadの電源を入れる時にAppleのリンゴが表示されると思いますが、再起動を繰り返すと何度もリンゴが表示されるため「リンゴループ」と名前が付けられました。
リンゴループが発生してしまうと、iPadが完全に操作を受け付けなくなり、実質iPadを使うことができなくなります。
非常に怖いリンゴループですが、正しく対策を行うことで復旧させられる場合もあります。
リンゴループからiPadを守るためにも、発生する原因と対策をしっかりと学ぶことが大切です。
iPadでリンゴループが起こる原因
iPadでリンゴループが起こる原因は、以下の4つがあげられます。
- 基板の故障
- IOSのアップデートの不具合
- ソフトウェア故障
- 物理的な損失(画面割れ等)
一つずつ解説していきます。
基板の故障
iPadには「基盤」というパーツが、本体内部に存在します。
人間でいうと「脳」の部分にあたり、基盤が壊れてしまうとiPadが故障してしまいます。
例えば「水没をしてiPadが壊れた」という表現は正しくなく、「水没をして基盤がショートしたからiPadが壊れた」と表現するのが正しいといわれています。
リンゴループが発生した場合、真っ先に基盤の故障を疑いましょう。
iOSのアップデートの不具合
iOSは最新のものを使うようにAppleから推奨されているので、常に最新のバージョンを使うように意識している方が多いことでしょう。
アップデートの際に「本体の電源を切らないでください」と表示されるかと思いますが、これは途中で電源が落ちてしまうと正常にアップデートが行われず不具合が発生してしまうためです。
何かの事故で電源が落ちてしまうと、Wi-Fi等の通信機器が不具合を起こしてしまい、アップデートに失敗してしまう恐れがあります。
iOSが正常にアップデートできなかった場合、リンゴループが発生する恐れが非常に高まります。
アプリケーションの故障
iPadにアプリを大量にいれ、何かしらの原因で干渉をしあったりすると、リンゴループが発生する可能性があります。
特に「脱獄」と呼ばれる行為をしていると、可能性はより高くなってきます。
脱獄をしてしまうと、Appleの補償を受けられなくなる、ウイルスの侵入確率が高くなる、などデメリットがたくさん存在しています。
正式なルートのアプリはApple社の認可を受けてApp Storeにリリースがされるため、一定のレベルでの安全性は保障されています。
iPadの故障リスクだけでなく、セキュリティの面から見ても脱獄はおすすめできません。
脱獄をせずにリンゴループが発生している場合は、古いアプリケーションの干渉が原因の可能性も考えられます。
物理的な損失(画面割れ等)
iPadは持ち運びが便利なため外に持ち出したり、電車などで使う人も多いかと思います。
しかしiPhoneに比べるとサイズが大きいため、落としてしまったりするケースが多い傾向にあります。
iPadは精密機械であるため衝撃に弱く、落下などの強い衝撃を与えると画面が割れてしまったり、上述した基板などがゆがんでしまう可能性があります。
iPadを落としてしまいリンゴループが発生し始めた場合、パーツの故障を疑いましょう。
iPadでリンゴループになってしまった時の対処法
リンゴループが発生する原因を詳しくご紹介してきました。
では、リンゴループが発生してしまったら、実際どのように対応していけばいいのでしょうか?
代表的な対処方法は以下の3つが挙げられます。
- iOSを再度インストールする
- セーフモードで起動する
- 強制的に再起動する
一つずつ解説していきましょう。
iOSを再度インストールする
iOSが原因の場合、再度インストールすることによって原因を解決できます。
現在のiOSをダウングレードをおこない、再度最新バージョンをインストールしましょう。
ただし、リンゴループが発生している場合、本体から直接iOSのアップデートを行うことができません。
PCに接続して、iTunesからアップデートを行いましょう。
セーフモードで起動する
セーフモードとは、「iPadの機能を制限して必要最低限の物で起動する」モードのことです。
セーフモードで起動することで、リンゴループの原因が「アプリ」であるかどうかを確認できます。
セーフモードの方法ですが、iPadのボリュームの[+ボタン]と[電源ボタン]を長押しをしながら起動します。
セーフモードで起動してリンゴループが発生しない場合は、直前にインストールしたアプリが原因の可能性がありますので、アプリの削除をして通常起動を試してみましょう。
強制的に再起動する
iPadを強制再起動することによってリンゴループが直ることがあります。
再起動の方法はまずホームボタンと電源ボタンを同時に押します。
その後Appleロゴが出てくるまで、約10秒間押し続けることで再起動がかかります。
一番簡単に試せる方法なのでリンゴループになったらまず試してみることをおすすめします。
リンゴループに備えてしておきたい対策
iPadのリンゴループは、前触れもなく突然発生します。
「昨日まで使えていたのに起きたら急になっていた」という事例も珍しくありません。
そのため常日頃から対策をしておくことが大切です。
- 脱獄をしない
- アップデートをしっかり行う
- iPadを大切に扱う
- バックアップをとる
特に大切なのが4.の「バックアップをとる」事です。
リンゴループが発生した場合、初期化して対応しなければならない場合があります。
常日頃からバックアップを取っていれば問題はありませんが、取っていない場合データ全部が消去されてしまいます。
大切なデータを守るためにも日ごろからこまめなバックアップを心がけましょう。
iPadのリンゴループが解決しない時はスマホスピタルにご相談を
今回ご紹介した対処法を試してもiPadのリンゴループを解決できない場合は、修理店での修理をおすすめします。
もし港区付近でiPadの修理店をお探しなら、スマホスピタルまでぜひお越しください。
スマホスピタルは、グループ全国80店舗以上、修理実績80万件以上のスマホスピタルグループであり、iPadの修理事例も多数実績がございます。
iPadのリンゴループも、ハード面の故障、ソフト面のエラーの両面でチェックと復旧、修理が可能です。
iPadの修理をお考えの方、ぜひスマホスピタルまでお問い合わせください。
2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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