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iPhoneが充電できない!6つの原因と対処方法を詳しく解説 | スマホスピタル
iPhoneの充電がうまくできないときは、故障ではなく使い方が原因の場合もあります。iPhoneのバッテリーは、使い方次第で長持ちさせることが可能です。そのため、普段どのような使い方をしているかはとても重要です。
本記事では、iPhoneがうまく充電できないときの対処方法を詳しく解説します。また、充電に関するトラブルをなるべく起こさないために、おすすめの使い方も紹介します。iPhoneユーザーの方は、ぜひ参考にしてください。

Contents
iPhoneが充電できないおもな6つの原因

iPhoneが充電できないときに考えられる6つの原因を紹介します。原因を知ることによって、最適な対処方法を実施することが可能です。そこで、まずはiPhoneはどのような原因で充電できないときがあるのか知っておきましょう。
原因1:iPhone本体に問題がある
充電できない原因としてまず考えられるのが、iPhone本体の問題です。コネクタ端子の接触不良、内蔵バッテリーの劣化、システムのフリーズなどがあるとうまく充電できません。
とくに古いiPhoneを使っている場合は、不具合が生じやすくなっているため注意が必要です。
原因2:充電器に問題がある
iPhoneに不具合がなくても、充電器やケーブル、電源アダプタなどに問題がある場合は充電できません。電源アダプタは、使用しているiPhoneに適した純正品を使うのが望ましいです。同じiPhoneでも、iPhone 8以前の機種とiPhone X以降の機種では種類が異なるため、注意しましょう。
充電ケーブルは純正品、もしくはAppleが提唱するMFi認証を受けている製品を使用するのが望ましいです。それ以外のケーブルを使用した場合は、うまく充電できない可能性があります。
原因3:バッテリー劣化している
iPhoneに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは経年劣化します。古くなると充電しづらくなるため、どこかのタイミングで交換する必要が生じます。
電池の減りが早くなったり、充電に時間がかかるようになったりしたら、ある程度劣化が進んでいると考えられます。また、フル充電してもバッテリー容量が80%未満の場合は寿命が近いと考えられるため、交換を検討しましょう。
Appleの公式発表によると、バッテリーの寿命は約3年が目安です。充電回数に換算すると500回くらいを目安にするとよいでしょう。ユーザーの使い方によって、バッテリーの寿命は長くなったり、短くなったりするため、あくまでも目安として参考にしてください。
原因4:iPhoneの使い方に問題がある
iPhoneの使い方が原因で充電できなくなっているケースもあります。たとえば、iPhone本体が発熱するような使い方をした場合です。
気温が高い場所や、直射日光があたる場所に放置したiPhoneは本体の温度が高くなり、一時的に充電できなくなります。また、iPhoneを充電しながら使用するのも本体の温度が上昇する原因となるため、注意が必要です。
原因5:充電元のPCがスリープモードになっている
パソコンに接続して充電する場合、充電元のパソコンがスリープモードになると電力が供給されないため、充電できません。
多くの場合、パソコンは電力消費を抑えるため、一定時間操作がないとスリープモードになるように設定されています。パソコンを電力源にしている場合は、スリープモードに入っていないかを確認しましょう。
操作がなくなってからスリープモードになるまでの時間は、パソコンで設定可能です。また、Windowsパソコンは、スリープモードになってもUSBからの充電はできるように設定できます。必要に応じて、最適な設定をしておきましょう。
原因6:ワイヤレス充電器がうまく作動していない
ワイヤレス充電は便利ですが、充電スピードは遅い傾向があります。また、iPhoneを置く位置がずれたり、ケースやカバーが邪魔していたりするとうまく充電できません。
充電中に操作すると、位置がずれて充電できなくなってしまう場合もあります。
iPhoneではなく、ワイヤレス充電器がきちんと活用できない可能性も考慮しましょう。

iPhone本体の問題で充電できないときの対処法

iPhoneがうまく充電できない場合、まず考えられるのがiPhone本体の不具合です。そこでここからは、iPhone本体に問題があって、充電できないときの対処法を紹介します。
対処法1:iPhoneを再起動する
まず試したいのが、iPhoneの再起動です。システムやアプリのフリーズなどが原因の場合は、再起動するだけで充電できるようになることもあります。iPhoneの再起動方法は、機種によって異なります。
iPhone X以降の機種を再起動する方法は次のとおりです。
- 「スライドで電源オフ」と表示されるまで電源ボタンとボリュームボタンを同時押し
- 「スライドで電源オフ」が表示されたら、スライドする
- 電源が完全に落ちたら、電源を入れる
iPhone 8以前の機種を再起動する方法も紹介します。
- 電源ボタンを押し続ける
- 「スライドで電源オフ」が表示されたらスライドする
- 電源が完全に落ちたら、電源を入れる
対処法2:iOSのアップデートを行う
iOSのバージョンが最新ではない場合は、最新版にアップデートしましょう。なぜなら、iOSの不具合が原因でうまく充電できない場合、アップデートによって改善される可能性が高いからです。
iPhoneのiOSを手動でアップデートする方法は次のとおりです。
- 設定アプリをタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェア アップデート」をタップ
- 「ダウンロードしてインストール」をタップ
すでに最新バージョンになっている場合は、「ダウンロードしてインストール」が表示されません。また、iPhoneが自動的にiOSをアップデートするように設定することも可能です。
自動的にアップデートする設定方法は次のとおりです。
- 設定アプリをタップ
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェア アップデート」をタップ
- 「自動アップデート」をタップ
- 『iOSアップデートをダウンロード」と「iOSアップデートをインストール」をオンにする
対処法3:過放電の場合は暫く待つ
リチウムイオン電池は自己放電する性質を持っているため、放置すると電池残量がゼロになり、その後も放電状態が続きます。電池残量がゼロになった状態で、さらに放電している状態を過放電といいます。一旦、過放電状態になってしまうと、しばらく充電できなくなってしまうため注意しましょう。
過放電になったら、充電ケーブルを接続した状態でしばらく待つしかありません。この場合、数分で充電できるようになる場合もありますが、数時間かかる場合もあります。
iPhoneはバッテリー残量がゼロになるまで使い切らず、残量が残っている状態で充電するように使うのがおすすめです。

充電機器の問題で充電できないときの対処法

iPhone本体に問題がなくても、充電機器に問題があったらうまく充電できません。ここからは、充電機器の問題で充電できないときの対処法を紹介します。
対処法1:ケーブルに不具合がないか確かめる
iPhoneがうまく充電できない場合、ケーブルが断線している可能性もあります。特に端子の根元部分は断線しやすい場所です。もし、充電できない場合は、この部分をテープで巻いてまっすぐな状態で固定したうえで、充電できるか試してみましょう。
テープを巻くのは、電源を抜いた状態で行ってください。充電しながらテープを巻く作業をすると、感電する可能性があるため危険です。固定するためのテープは、電線の補修などで利用される絶縁テープがおすすめです。
テープで固定した状態で一瞬でも充電できるようでしたら、ケーブルの不具合が原因でうまく充電できていないと考えられます。もし、ケーブルに不具合があった場合はそのまま使用せず、ほかのケーブルを用意しましょう。
対処法2:純正のケーブルを使用する
iPhoneの充電に使用するケーブルは、純正品がおすすめです。他社からiPhone用を謳った安価の充電ケーブルも販売されていますが、なかには品質の低い粗悪品もあります。
純正品やMFi認証を受けた製品以外は、うまく充電できない可能性もあるため注意しましょう。
対処法3:純正のACアダプターを使用する
充電ケーブルに不具合がない場合、ACアダプターが原因となっている可能性もあります。もし、純正品以外のACアダプターを使用している場合は、純正のACアダプターで充電できないか試してみましょう。ACアダプターもさまざまな会社から発売されていますが、純正品の使用がおすすめです。
ACアダプターは、一度購入したら長期にわたって使用する機器です。使用頻度も高いため、多少値段が高くても、品質の高い商品を購入するのがおすすめです。もし、ACアダプターを買い替える際も、純正の商品がおすすめです。
ワイヤレス充電ができないときの対処方法

最近は、ワイヤレス充電を利用している方も増えてきました。便利なワイヤレス充電ですが、ワイヤレスならではの原因で、充電できないときもあるようです。そこでここからは、ワイヤレス充電ができないときの対処方法を紹介します。
対処法1:iPhoneの位置を変える
単純にiPhoneと充電の設定位置が違うため、充電できていない可能性があります。
この場合は、正しい位置に直すだけで充電できるようになります。ワイヤレス充電器の充電位置と、iPhone本体背面のリンゴマークを合わせるように置くと充電しやすいです。
対処法2:ケースを外す
iPhoneにケースやカバーを付けている場合は、外して充電してみましょう。被せているケースやカバーが干渉して、うまく充電できないことがあるためです。iPhone本体のみなら充電できる場合は、ケースやカバーに問題があると考えられます。
厚みのあるカバーや、金属製のケースは干渉する可能性が高いため、ワイヤレス充電を多用する場合は避けたほうがよいかもしれません。

iPhoneが充電できないときの相談先

本記事で紹介した対処法を試してもうまく充電できないときの相談先を紹介します。自分で解決できない場合は、Appleの公式サポートやiPhoneを扱う専門業者に相談しましょう。
Apple Storeもしくは正規サービスプロバイダ
iPhoneが充電できないときは、Apple Storeもしくは正規のサービスプロバイダに相談できます。Appleでは、電話やチャット、メールなどでサポートを提供しています。また、Apple Storeは予約が必要ですが、店頭で対面にて相談可能です。
修理を依頼する場合、保証期間内だったり、Apple Care+にの加入期間内だったりする場合は、Apple Storeもしくは正規サービスプロバイダ、Apple リペアセンターに依頼するのがおすすめです。なぜなら、保証期間内であれば、無償修理対応してもらえるからです。
保証期間外でも、Apple Care+に加入していれば、通常よりもお得な料金で修理してもらえます。修理に要する時間の目安や、おおよその料金はApple公式サイトで確認できます。
iPhoneの専門業者
iPhoneなどのスマホ修理は、修理業者にも依頼できます。メーカー公式の保証は効きませんが、正規のサービスよりも早くて安いことが多いため、状況に応じて選ぶとよいでしょう。ただし、粗悪なパーツを使ったり、技術力が低かったりする悪質な業者もいるため業者選びには注意が必要です。
スマホの修理業者を選ぶときは、修理の実績や料金が明確に提示されているか確認しましょう。修理にどのくらいの期間がかかるかも確認しておきたいところです。実店舗を持っているかも確認しましょう。店舗があれば、実際に会って相談できるため安心です。
全国に店舗を展開しているスマホスピタルは、100万台以上のスマホ修理実績を持っています。iPhoneの修理実績も豊富で、最短即日対応可能です。修理だけではなく、操作や設定の相談もできます。また、相談した結果、故障が見つかったらその場で修理が可能な場合もあります。
iPhoneに関することでお困りでしたら、お近くのスマホスピタルまでお気軽にご相談ください。お近くに店舗がない場合は、公式サイトからも問い合わせ可能です。
iPhoneを充電する際に気をつけたいこと

iPhoneを充電する際に気をつけたいことを紹介します。iPhoneは使い方次第で、バッテリーの寿命が長くなったり、短くなったりします。この機会に、なるべくバッテリーを劣化させない使い方を知っておきましょう。
過充電をやめる
iPhoneに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは、過充電を避けるのが望ましいといわれています。過充電とは、バッテリーの残量が100%の状態で、さらに充電を続けてしまうことです。リチウムイオンバッテリーの劣化を早めて、最大容量が少なくなる原因にもなるため注意しましょう。
iOSの13以降には、「バッテリー充電の最適化」機能が実装されました。この機能を利用すると、iPhoneがフル充電されたままの時間が長くなるのを防ぎ、バッテリーへの負担を軽減してくれます。日頃の使い方を工夫したり、iOSの機能をうまく活用したりして、バッテリーに負担をかけないようにしましょう。
ながら充電をやめる
iPhoneを使用しながら充電するのは、負担がかかるため止めましょう。充電するだけでも、多少の熱は発生します。そのうえ、ゲームプレイや動画視聴などを行うとさらに発熱してしまいます。過度の発熱は、バッテリーの劣化につながるため、なるべく避けたいところです。
ながら充電はバッテリーの劣化だけではなく、最悪の場合は高い熱を発して爆発するリスクもあるため危険です。ながら充電の状態で寝落ちしてしまうと、かなりの高温状態になってしまうことも考えられます。さまざまなリスクがあるため、できる限り、ながら充電するのは止めましょう。
充電器は丁寧に扱う
iPhone本体はもちろん、充電器や充電ケーブルも丁寧に扱いましょう。乱暴に引き抜いたりコネクターの先端を触ったりするのは、故障や断線の原因になるため注意が必要です。充電できないiPhoneを修理に出しても異常が見つからず、調べたら充電器や充電ケーブルの不具合が原因だったケースもよく聞かれます。
充電ケーブルは見た目で問題なくても、ケーブルの内部が傷んだり断線したりしている場合があります。そのような充電ケーブルを使用すると充電が遅くなるだけではなく、発熱する場合もあるため危険です。

充電のトラブルは原因を把握し対処することが大切

iPhoneの充電が遅い、充電できないなどのトラブルは、まず原因を把握することが大切です。iPhone本体に原因があるのか、充電機器に原因があるのかで対処方法は異なります。原因を把握したら、それに応じた適切な対処方法を実施しましょう。
充電に関するトラブルを自分で解消できない場合は、Appleやスマホの専門業者などに相談するのがおすすめです。それぞれ異なるメリットがあるため、最適な相談先を選択することも大切です。また、充電のトラブルを避けるためには、日頃の使い方も重要です。過充電や、ながら充電はなるべく避けましょう。
iPhoneが充電できない、またそのほかお困りごとがあるときはスマホスピタルにご相談ください。もし故障が見つかった際は、ご希望によって修理も承ります。事前予約をすればお待たせすることなくご案内可能です。飛び込みでのご来店も歓迎していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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更新日:2023/04/19

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