iPhoneのパーツ交換をすると警告メッセージが表示される！？ | スマホスピタル

今ではすっかり一般的になった町中のiPhone修理店。

正規店に比べ安価に修理が出来、尚且つ即日で修理が可能という事で利用されたことのある方も多いのではないでしょうか。

しかし、最近はそんな街の修理店に暗雲がたちこめています。

そもそも正規店としては、正規店または正規代理店以外で修理をしてほしくないというのが根本にあります。

自社の管轄にない組織での修理となると品質の担保が出来なくなるからです。

事実、街の修理店が乱立している現状、中には粗悪なパーツを使っている店舗もあるようです。

そのため、iPhoneXsシリーズ以降の端末では、特定のパーツを交換すると通知にエラーメッセージが出るようになりました。

○○に関する重要なメッセージ

現在確認されてるエラーメッセージは合計で3種類になります。

いずれのケースも、3日間通知画面に表示され、15日間設定の上部に表示、その後は一般→情報と進んだ項目の中に表示がされます。

バッテリーに関する重要なメッセージ

まず最初に導入されたのが「バッテリーに関する重要なメッセージ」です。

iPhoneXRを含むiPhoneXs以降の機種ではバッテリー交換を行うとこのメッセージが出てきます。

iPhoneのバッテリー基板にはシリアルナンバーが入ったチップが付いており、交換を行うことでこのシリアルが変わるため、判別が出来るわけです。

通常利用する分には問題ないのですが、バッテリーの最大容量表示が出なくなりバッテリーの劣化度合いが数値で判別できなくなります。

対処法としては、バッテリー交換時に基板も移植を行ったうえで、専用の機械を使ってデータを書き換えるというところなのですが、非常に手間がかかり難易度も高い為行なっている修理店は少ないようです。

ただ、このメッセージはバッテリー交換を行わなくとも出る事があります。

というのも、バッテリーが極端に劣化している時等、バッテリーに不具合が出た時にも表示がされるためです。

その際は、上記の交換時に出るメッセージとはまた違った文章になり、最大容量表示も問題無く表示されているという違いがあります。

こちらは、iPhone6以降でiOS12以上にアップデートしていると表示されるようになります。

ディスプレイに関する重要なメッセージ

続いて導入されたのが「ディスプレイに関する重要なメッセージ」です。

iPhone11シリーズ以降の機種で画面を交換するとこのメッセージが出てきます。

こちらもバッテリーと同様にディスプレイのチップに書き込まれているシリアルナンバーが変わることで判別されます。

もちろん通常利用には問題ありません、iPhone12シリーズまではという条件付きになってしまいましたが。

というのも、iPhone13シリーズではメッセージの表示とともにFaceID機能まで無効になってしまう事が判明しました。

対処法としては、これまたディスプレイ内のICチップを移植すれば解決するのですが、バッテリーとは比べ物にならない難易度になります。

基板修理と同様でヒートガンを使って熱を加えて外すのですが、後ろには熱に弱い液晶などがある為、温度管理等が難しく、これを売り出している修理店は今まで見た事がありません。

カメラに関する重要なメッセージ

最後はiPhone12シリーズ以降で導入された「カメラに関する重要なメッセージ」です。

読んで字のごとく、カメラの交換時にでるメッセージです。

こちらはメッセージが出る以外の問題はありませんが、上記2つと違い現状も解決策はありません。

メッセージを消すためには、壊れた元パーツに戻すしかないという訳です。

まとめ

このように、非純正パーツ利用時に警告メッセージを出すことでAppleとしては消費者に注意喚起をしたいわけです。

もちろん、スマホスピタルは正規店ではない為上記の警告メッセージを消すことは出来ません。

しかし、何重にも検品をされた高品質のパーツにみ取り扱っておりますのでご安心ください！