iPhone修理について
iPhoneのバッテリー交換の目安は何年?パーセントの見方や修理費用 | スマホスピタル
iPhoneは使用年数に応じて徐々にバッテリー持ちが悪くなっていきます。
しかし、旧世代のモデルでも十分に使えるiPhone。「バッテリーの減りの早さ以外に不便は感じておらず、買い替えるほどでもない」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
とはいえ、バッテリー交換をするにも適切なタイミングが分からない方も多いかと思います。
そこで今回は「バッテリー交換の目安」をはじめ、バッテリー交換の依頼先や修理費用についてご紹介していきたいと思います!
Contents
iPhoneのバッテリー寿命は?
モデル/シリーズ | iPhone 14 | iPhone 13 | iPhone 12 |
無印 | 3,279mAh | 3,227mAh | 2,815mAh |
Plus | 4,325mAh | – | – |
Pro | 3,200mAh | 3,095mAh | 2,815mAh |
Pro Max | 4,323mAh | 4,352mAh | 3,687mAh |
※mAh:バッテリー容量を示す単位
※数値は参考値になります。
iPhoneのバッテリー寿命は約2〜3年、充電回数に換算すると約500回です。
ただし、これはあくまで目安です。「高画質の3DCGゲーム」「対人型のオンラインゲーム」「GPSを利用するアプリ」など、バッテリー消耗の激しいアプリを日常的に使っている場合は2年持たないこともあります。
またモデル・シリーズによってもバッテリー性能に違いがあります。例えば「Pro Max」や「Plus」の名前を持つモデルは、通常モデルよりも大きなバッテリーを備えており、その分充電回数も緩やかに増えていきます。
iPhoneのバッテリー交換の目安となるパーセントは?
iPhoneのバッテリー最大容量が80%未満の場合は、バッテリー交換のサインです。
最大容量とは、バッテリーが一度に蓄えられる電気エネルギーの最大量のことで、新品購入時は100%、経年劣化で徐々にパーセンテージが減っていきます。例えば、最大容量が80%の場合、フル充電しても従来のバッテリー性能よりも20%落ちているということを意味します。
なお、iPhoneのバッテリー最大容量(パーセント)の見方は次のとおりです。
「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」>「最大容量」
iPhoneのバッテリーが劣化する原因は?
iPhoneのバッテリーが劣化する原因は次のとおりです。
- 経年劣化
- 充電のしすぎ(過充電)
- ながら充電(本体温度の上昇)
iPhoneに使用されているリチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返すことで徐々にバッテリー性能が失われ、最終的にはバッテリーとして使えなくなります。
スマホを使う以上、バッテリーの経年劣化は避けられませんが、使い方次第ではバッテリー劣化をさらに早めることになります。その代表例が「充電のしすぎ」と「ながら充電」です。
常にモバイルバッテリーを持ち歩いてフル充電を維持しようとしたり、充電しながらゲームアプリを楽しんだり等々、これらはバッテリーに大きな負荷が掛かります。
また周囲の温度にも注意が必要です。Appleのアナウンスによると「35℃を超える環境下はバッテリーに甚大な負荷を掛ける」とのこと。
つまり、炎天下の中でGPSを利用したゲームアプリをモバイルバッテリーに接続して遊ぶ、といったことをするとバッテリー劣化を大幅に加速させてしまうことが分かります。
iPhoneのバッテリー消耗を抑える方法は?
iPhoneのバッテリー消耗を抑える方法は次のとおりです。
- 「バッテリー充電の最適化」をオンにする※
- iOSを最新バージョンにする
- 低電力モードをオンにする
- 明るさを調整する
- Wi-Fiを使う
- 不要な通知機能をオフにする
- 不要な位置情報をオフにする
- 未使用アプリを閉じる
この中でも特に「バッテリー充電の最適化」機能は有用です。就寝中のフル充電を避け、80%充電に留める等、自動的にバッテリーをケアしてくれるようになります。
またiOSは最新バージョンを維持するようにしましょう。中にはバッテリー消耗に関係するアップデートもあり、最新バージョンを保つことがバッテリー消耗の軽減に繋がります。
他にも各種設定でバッテリー消耗を軽減することができますが、使いやすさとのトレードオフになります。また劣化したバッテリーは元に戻らないため、根本的な解決には至らないという点は念頭に置いておきましょう。
※「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」>「バッテリー充電の最適化:オン」
iPhoneのバッテリー交換タイミングは?
iPhoneのバッテリー交換タイミングは次のとおりです。
- バッテリー最大容量が80%未満
- 瞬間的にバッテリー残量が減る
- 急に電源が落ちる
- 本体に膨らみを感じる(バッテリー膨張)
なお、バッテリー最大容量80%未満が1つの目安ではありますが、80%以上でも上記のような症状が出る場合はバッテリーに何かしらの問題が起きている可能性があります。
この中でも特に危険なのが、本体に膨らみを感じる場合です。これはバッテリー膨張が原因になっているケースが多く、そのまま使い続けるとバッテリーが発火することもあります。
iPhoneのバッテリー交換ができるのはどこ?
依頼先 | 修理料金 | 修理期間 | 備考 |
Apple | 11,200円~15,800円 | 7~10日間 | ・条件を満たしていれば無償交換 ・iPhone X等、一部モデルは対象外 ・個人データは手元に残らない |
携帯キャリア | Appleと同じ | Appleと同じ | ・キャリア毎の補償プランがある ・修理期間中の代替機貸出がある ・個人データは手元に残らない |
民間の修理店 ※スマホスピタルの場合 |
1,080円〜9,380円 | 15分~(最短即日) | ・新旧あらゆるモデルに対応 ・修理後に最大6ヶ月の保証付き ・データはそのままで修理 |
※税込価格 / Apple:AppleCare+未加入の価格/ スマホスピタル:新宿アルタ店(2024年7月時点)
iPhoneのバッテリー交換ができるのは、主に「Apple」「携帯キャリア」「民間の修理店」の3つです。
Appleでの修理は有料保証プラン『AppleCare+』の加入状況で修理費用が大きく異なります。加入済みであり、なおかつバッテリー最大容量が80%未満の場合は無償交換が可能です。
au・docomo・Softbankといった携帯キャリアショップでも修理受付を行っていますが、あくまでも窓口であり、実際のバッテリー交換はAppleで行われます。ただし、キャリア毎の補償プランに入っている場合は修理料金が割引されることもあります。
民間の修理店は、修理を専業とする民間企業運営の修理店です。安く、早く、個人データも失わないといった点が最大の特長です。ただし、ショップ毎に技術力やパーツ品質にムラがあるため、「安いから」「近所にあるから」と安易に決めるのではなく、軽く実績や口コミを調べることをおすすめします。
iPhoneのバッテリー交換費用はいくら?
シリーズ | Apple | スマホスピタル |
iPhone 14 | 15,800円~ | 9,180円〜 |
iPhone 13 | 14,500円~ | 7,680円〜 |
iPhone 12 | 6,080円〜 | |
iPhone 11 | 5,080円〜 | |
iPhone XR | 4,080円〜 | |
iPhone XS | 4,080円〜 | |
iPhone X | サポート対象外 | 3,680円〜 |
iPhone SE | 11,200円 | 3,080円〜 |
iPhone 8 | 2,800円〜 | |
iPhone 7 | 1,780円〜 | |
iPhone 6 | サポート対象外 | 1,080円〜 |
iPhone 5 | 1,180円〜 | |
iPhone 4 | 4,980円〜 |
※税込価格 / Apple:AppleCare+未加入の価格/ スマホスピタル:新宿アルタ店(2024年7月時点)
iPhoneのバッテリー交換費用は、1,080円〜15,800円(税込)です。
前述のとおり、Appleに関しては「AppleCare+加入済み&バッテリー最大容量が80%未満」という条件を満たしている場合は無償交換が可能。それ以外については有償修理となります。
AppleCare+に未加入の方、最短即日の修理をご希望の方、個人データを失いたくない方はスマホスピタルでのバッテリー交換をご検討ください。
スマホスピタルのバッテリー交換事例
スマホスピタルでは、これまでに数多くのiPhone修理を行ってまいりました。特にバッテリー交換に関するご相談は、依頼件数の中でもトップ3に入る内容であるため、数多くの修理実績があります。
ここでは一部ではありますが、実際に行われたiPhoneのバッテリー交換事例を紹介していきたいと思います。
事例①:最大容量67%のiPhone X
事例②:バッテリー膨張を起こしたiPhone X
事例③:最大容量94%なのにバッテリー消耗が激しいiPhone 6s
事例①:最大容量67%のiPhone X
こちらはバッテリー最大容量が67%まで劣化した『iPhone X』のバッテリー交換事例です。
バッテリー交換タイミングとしては80%が基準となるため、かなり使い込みをされたようですが、さすがにバッテリー消耗を如実に感じるようになったということでご相談いただきました。
本体を分解し、新品のバッテリーに交換。交換後のバッテリー最大容量はもちろん100%です。
「最大容量67%のiPhoneX」の詳細はこちら
事例②:バッテリー膨張を起こしたiPhone X
こちらはバッテリー膨張でタッチパネルが剥離した『iPhone X』のバッテリー交換事例です。
ご覧のようにバッテリー膨張で内部から圧力が掛かり、画面が湾曲しています。幸いにも画面が割れていないため、バッテリー交換のみで対応することができました。
ちなみに画面が割れている場合は画面交換も必要になりますが、スマホスピタルではどちらも同時に修理することができます。
「バッテリー膨張を起こしたiPhone」の詳細はこちら
事例③:最大容量94%なのにバッテリー消耗が激しいiPhone 6s
こちらは最大容量が94%にも関わらず、バッテリー消耗の激しい『iPhone 6s』の修理事例です。
今回のように稀にバッテリー最大容量の数値が合っていないこともあります。バッテリーの減りが早いと実感しているのであれば、それがバッテリー交換のサインでもあります。
なお、iPhone 6sは2015年に発売されたモデルで、Appleのサポートは既に終了しています。スマホスピタルではiPhone 4まで修理に対応しておりますので、旧世代のiPhoneでもお気軽にご相談ください。
「最大容量94%なのにバッテリー消耗が激しいiPhone 6」の詳細はこちら
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スマホスピタルは150万台以上の修理実績を持つ修理業者です。総務省登録修理業者として厳しい技術・品質をクリアしているため、安心して修理をお任せいただけます。
※修理実績はiPhone・スマホ・ゲーム機の数値
データは基本的にそのまま、修理に関しても最短即日、修理後は最長6ヶ月の保証がつきます。ご予約不要で飛び込みのご来店でも無料相談・お見積りを承っております。ぜひお近くのスマホスピタルまでご相談ください!
2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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