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iPhone修理について

iPhoneの画面が反応しない原因と対処法!修理代やロック解除・データ移行ができない場合について | スマホスピタル

「iPhoneの画面が反応しない!」「タッチ操作が一部反応しない!」とお困りではありませんか?

全ての操作をタッチパネルで行うiPhoneにとって死活問題の症状とも言え、特に「画面が反応しないせいでデータのバックアップが取れない」「そもそもロック解除ができない」といった状況は不安が尽きないかと思います。とはいえ、症状の原因は様々であり、それぞれ正しい対処法を取る必要があります。

今回は「iPhoneの画面が反応しない原因と対処法」をはじめ、修理が必要な場合の修理代、データ移行やロック解除ができない場合に関して解説していきたいと思います。

iPhoneの画面が反応しない原因は?

iPhoneの画面が反応しないと一口に言っても症状には複数のパターンがあります。ここでは下記の症状別に主な原因を解説していきます。

  • 画面の一部が反応しない場合
  • 画面が全く反応しない場合
  • 画面が暗転して反応しない場合
  • 画面の反応が鈍い場合

画面の一部が反応しない場合

画面の一部が反応しないiPhone
画面の一部だけが反応しない場合、画面の物理的な損傷、汚れや水滴の付着、iOSの不具合などが原因として考えられます。

iPhoneのタッチパネルは静電容量方式を採用しており、画面の特定箇所にひび割れやタッチセンサーの故障があると、その部分のタッチを認識できなくなります。

同様に画面表面の皮脂汚れや水分、保護フィルムと画面の間に入り込んだ埃や気泡も反応不良の原因になり、さらにiOSのバージョンや特定のアプリとの互換性など、ソフトウェアが不具合の原因になる場合もあります。

iPhoneを落下させた等であれば物理的な故障である可能性が高く、逆に通常使用の範囲で急に症状が発生した場合はソフトウェア不具合が疑われます。実際、Appleコミュニティでは「iOS 17.5.1でiPhone SE (第3世代) の画面左端が反応しなくなる」という事例が報告されています。

画面が全く反応しない場合

画面が全く反応しないiPhone
iPhoneの画面全体が全く反応しない場合、本体のフリーズ、タッチセンサーや画面関連パーツの物理的損傷、あるいはバッテリー膨張を起因とする問題が主な原因として挙げられます。

まず本体のフリーズについては、高負荷アプリを複数起動してメモリを圧迫したり、アプリのバグ等でiOSがクラッシュすると、画面が固まってタッチ操作が完全に無効になることがあります。

水没や強い衝撃を加えた場合については、タッチセンサー全体が損傷したり、ディスプレイと本体基板を繋ぐケーブルが断線・接触不良を起こした可能性があり、こちらも同様の症状が発生します。

さらにiPhoneの経年劣化に伴ってバッテリーが膨張するケースがあり、バッテリーが著しく膨張すると内部からの圧力によって、画面やフレームが変形してタッチパネルの機能を阻害することもあります。

本体のフリーズであれば、後述する対処法で改善する可能性が高いものの、それ以外の場合は一般的に修理が必要になる傾向にあります。

画面が暗転して反応しない場合

画面が暗転・液晶不良を起こしたiPhone
iPhoneの画面が真っ暗になり、電源ボタンやタッチ操作に全く反応しない場合、電源関連の問題、iOSのシステムファイル破損、または画面関連の故障が主な原因です。

最も単純な原因はバッテリー残量ゼロですが、充電ケーブルを接続しても充電が完了しない場合はバッテリー劣化や充電口の接触不良の可能性があります。特にバッテリー持ちが著しく悪化した等のバッテリー劣化の兆候が現れていた場合は、電源関連に原因がある可能性が高いと言えます。

iOSのシステムファイル破損に関しては、一般的にiOSアップデートの失敗で発生します。アップデート中に電源が切れたり、ネットワークから切断されるなど理由は様々ですが、システムファイルが破損すると正常にiPhoneが動作しなくなり、場合によっては完全に暗転したままとなります。

また画面関連の故障もよくある原因であり、画面の暗転以外にも黒点が発生したり、赤・青・緑・白などの線が表示されて操作不能になるケースもあります。

これらの対処法としては前述と同じく、iOSのシステムファイル破損であれば、後述するパソコンを利用したリカバリーで復旧の余地があるものの、物理的な損傷が原因の場合は修理が必要になります。

「バッテリー」や「充電口」の故障に関する関連記事はこちら>>

画面の反応が鈍い場合

画面の反応が鈍いiPhone
厳密には上記はタッチ切れiPhoneの写真だが、イメージに沿うものがあれば置き換えてください

画面の反応はあるものの、タッチ感度が鈍い、反応速度が遅い場合、保護フィルムの干渉や指先の乾燥、iPhone本体のメモリやストレージ容量不足、iOSのバグが原因として考えられます。

まず考えられるのは保護フィルムの干渉であり、特に厚手の製品はタッチセンサーの感度を悪化させる場合があります。これに類似して、指先の乾燥も静電気の伝達が悪化するため、タッチ感度に影響することがあります。

写真や動画を大量に保存している場合は、ストレージ容量の圧迫が原因の可能性があります。iPhoneは高速化のためにキャッシュファイルを生成しますが、この一時的データが保存できなくなると、本体のパフォーマンスが低下し、結果的に画面反応の鈍化などを招きます。

これら以外に考えられるのは、iOSのバグです。過去にApple Developer Forumsでは「iOS 17および18でSwiftUIを使ったアプリにおいてタップやジェスチャーの認識が遅延する」といった報告もされており、アップデート直後に症状が発生した場合はiOSのバグが疑われます。

ただし、幸いにもこれらは環境要因やソフトウェア不具合を原因とするため、後述の対処法で改善する可能性が高い状態と言えます。

iPhoneの画面が反応しない時の対処法は?

iPhoneが反応しない時の対処法は、次のとおりです。

  • 画面の汚れを落とす
  • 指を保湿する
  • 保護フィルムを剥がす
  • 強制再起動する
  • iOSをアップデートする
  • リカバリモードでiOSをアップデートする
  • タッチ感度を調整する
  • ストレージ容量を減らす
  • 修理店に点検を依頼する

画面の汚れを落とす


まずは画面に付着した指紋、皮脂汚れ、水分など取り除きましょう。

前述のとおり、静電容量式タッチパネルは画面の汚れによって静電気の伝導が悪化すると、タッチを正確に感知できなくなることがあります。

なお、Appleでは「糸くずの出ない柔らかい布」での清掃を推奨しており、液体クリーナーの直接噴射や研磨剤の使用を禁止しています。

したがって、汚れの拭き取りには眼鏡拭きのようなクリーニングクロスを使用し、液体クリーナーを使う場合はクリーニングクロスに少量つけて拭くようにしましょう。

参考:Apple製品のお手入れ方法 – Apple サポート (日本)

指を保湿する


乾燥した環境や乾燥肌の場合、適度な指の保湿が有効です。

タッチパネルは静電気変化を検知してタッチ操作を実現しているわけですが、指先が乾燥すると電気抵抗が高まることで静電気が伝わりにくくなり、タッチパネル感度が悪化してしまいます。

指先の保湿にはハンドクリームが有用ですが、クリームの塗りすぎには注意が必要です。

保護フィルムを剥がす


保護フィルムを使っている場合は一度取り外してみましょう。

保護フィルムは画面保護を目的としているものの、指と画面の間に物理的な層が追加されます。それゆえに厚みや材質、埃や気泡が静電気伝導を妨げ、感度を低下させる場合があります。

実際にAppleコミュニティでは保護フィルム起因の不具合が多数報告されており、中には「フィルム無しでは正常に反応するが、フィルムを貼ったら反応が悪くなった」「アマゾン等に“これを貼ると画面の反応が悪くなる”といった評価を受けている製品が散見される」といった旨の報告もされています。

Appleでも「ケースや画面保護シートを使っている場合は取り外す」ことを推奨しており、保護フィルムを使用している場合は一度剥がして操作を試してみてください。

参考:iPhoneやiPadの画面が正常に機能しない場合 – Apple サポート (日本)

強制再起動する


画面がフリーズして操作が一切できない場合、iPhoneを強制的に再起動しましょう。

通常の再起動は画面操作が必要になりますが、強制再起動はボタン操作のみでシャットダウンと再起動が可能です。

具体的な手順に関してはモデル毎に若干異なるため、下記表を参考に実行してみてください。

対象モデル 強制再起動の方法
・iPhone 8以降
・iPhone SE(第2~3世代)
・音量を上げるボタンを押し、放す
・音量を下げるボタンを押し、放す
・電源ボタンを長押し
・Appleのロゴが表示されたらボタンを放す
・iPhone 7
・iPhone 7 Plus
・音量を下げるボタンと電源ボタンを同時に長押し
・Appleのロゴが表示されたらボタンを放す
・iPhone 4~iPhone 6s
・iPhone SE(第1世代)
・ホームボタンとスリープ/スリープ解除ボタンを同時に長押し
・Appleのロゴが表示されたらボタンを放す

参考:iPhoneを強制的に再起動する – Apple サポート (日本)

iOSをアップデートする


画面の反応に関するトラブルの原因がiOSのバグにある場合、iOSを最新バージョンにアップデートすることで問題が解決することがあります。

AppleはiOSアップデートによって新機能の追加、セキュリティ強化、不具合修正(タッチ関連含む)を定期的に行っています。しばらくアップデートをしていない場合は不具合もそのままになっているため、これを機にアップデートを行いましょう。具体的な手順は次のとおりです。

  1. 「設定」をタップ
  2. 「一般」をタップ
  3. 「ソフトウェアアップデート」をタップ
  4. 「今すぐアップデート」をタップ

参考:iPhoneやiPadをアップデートする – Apple サポート (日本)

リカバリモードでiOSをアップデートする


iOSアップデートの失敗等によるシステムファイル破損が疑われたり、Appleロゴが表示されたまま反応しない(リンゴループ含む)症状が現れている場合、リカバリモードを使用してパソコン経由によるiOSアップデートを試してみましょう。

なお、こちらはパソコンが必要になる他、ある程度の機械操作が求められるため、難しい方は読み飛ばしていただいて結構です。

  1. iPhoneをUSBケーブルでパソコンに接続
  2. パソコンでiTunesを起動し、iPhoneが認識されるのを待つ
  3. 使用中のiPhoneモデルに合わせて、前述の「強制再起動」のボタン操作を行う
  4. 「アップデート」と「復元」の選択肢が表示されたら、「アップデート」を選択する
  5. アップデートが完了するまで待つ

※上記④で「復元」を選択すると、本体初期化(データ消去)が行われるため注意してください。
※上記⑤に関して、Appleでは15分以上掛かることがアナウンスされています。
参考:iPhoneやiPod touchをアップデートまたは復元できない場合 – Apple サポート (日本)

ストレージ容量を減らす


iPhoneのストレージ空き容量が不足している場合、不要な写真・動画・アプリを削除しましょう。

前述のとおり、iOSはスムーズな動作を行うために一時ファイルの作成や仮想メモリとしてストレージの一部を使用します。この動作に必要なストレージ空き容量を下回ると、iOSは作業スペースを確保できなくなり、処理速度の低下やフリーズ、タッチ入力遅延や無反応を招きます。

なお、ストレージの使用状況に関しては「設定」>「一般」>「iPhoneストレージ」で確認ができます。また、同画面の下部には容量の重いアプリが一覧形式で表示されるため、適宜不要なアプリがあれば削除を行いましょう。

参考:iPhoneでストレージを管理する – Apple サポート (日本)

修理店に点検を依頼する

依頼先 修理料金 修理期間 データの取り扱い
Apple AppleCare+あり:低額

AppleCare+なし:高額

7~10日間 原則データ消去
キャリアショップ Appleと同じ Appleと同じ Appleと同じ
民間のスマホ修理店 低額 最短即日 原則データ保持

いずれの対処法でも症状が改善しない場合、iPhone本体の故障が疑われます。

iPhoneの修理先としては「Apple」「キャリアショップ」「民間のスマホ修理店」の3つが候補に挙げられます。ただし、修理料金をはじめ修理期間やデータの取り扱いがそれぞれ異なるため、修理に出す前に予めサービス内容を把握しておきましょう。

iPhoneの画面修理にかかる費用は?

モデル・シリーズ Apple
(AppleCare+あり)
Apple
(AppleCare+なし)
スマホスピタル
iPhone 15 3,700円 42,800円~56,800円 14,380円〜
iPhone 14 42,800円~56,800円 12,380円〜
iPhone 13 34,800円~50,800円 11,880円〜
iPhone 12 34,800円~50,800円 9,880円〜
iPhone 11 28,800円~50,800円 8,380円〜
iPhone X サポート対象外 サポート対象外 7,880円〜
iPhone 8 3,700円 21,800円~24,400円 5,180円〜
iPhone 7 21,800円~24,400円 5,180円〜
iPhone SE (第2世代) 19,400円 5,180円〜

※税込価格 / Apple:画面のひび割れ(前面のみ),スマホスピタル 新宿店:画面修理(重度) [2025年5月時点]
iPhoneの画面修理にかかる料金は、5,180円〜42,800円(税込)が目安です。

Appleの有料保証プラン『AppleCare+』に加入済みの場合、修理費用は一律3,700円です。ただし、こちらは「画面のひび割れ」に対する料金となっており、「画面が反応しない」という症状については本体交換での対応となることがあります。その場合の料金はAppleCare+加入で一律12,900円、未加入の場合は37,400円〜123,800円になります。

また修理依頼時にはレシート等の購入証明書、本人確認書類、データのバックアップと本体初期化といった事前準備の他、修理完了後はデータ復元を自分で行う必要があります。特にデータ関連の事前準備は修理完了後のデータ損失に繋がりかねないため、しっかりと準備を進めておきましょう。

なお、上記に関してよくわからない方、AppleCare+に未加入の方、即日修理をご希望の方、データを失うことなく修理をご希望の方はスマホスピタルをはじめ、事前準備が不要な修理店の利用も検討することをおすすめします。

データ移行ができない場合について

データ移行中のiPhone
iPhoneの画面が反応しないがゆえに、データのバックアップが取れない状況もあるかと思います。この際「データのバックアップ無しで大丈夫だろうか?」と疑問を持つ方も多いでしょう。

結論から言うと、Appleや正規サービスプロバイダといった正規店での修理は原則として本体初期化(データ消去)が行われるため、バックアップが無い場合はデータを失う可能性があります。

初期化が求められる理由はプライバシー保護にあり、修理の過程で個人データにアクセスすることを避けるための措置です。ゆえにAppleの配送修理では本体初期化が必須事項になっている他、Apple Account関連の設定(個人情報に関する設定)変更も求められています。

一方で、データを残したまま修理ができるのが非正規店(民間のスマホ修理店)です。多くの非正規店では故障箇所の部品交換のみを行い、データには触れずに修理を行います。画面が反応しないiPhoneに関しても、画面交換によってデータを消去することなく元通りに使えるようになるケースが一般的です。

この他、一時的に正常な画面を仮付けし、操作可能にした上でデータのバックアップを取るといった「データの取り出し」に関するサービスを提供している場合もあります。いずれにせよ、データを優先する場合はまず非正規店に相談することをおすすめします。

参考:iPhoneやiPadを修理に出す準備をする – Apple サポート (日本)

ロック解除ができない場合について

ロックアウトしたiPhone
ロック解除ができない原因が画面故障にあるのか、パスコード忘れにあるかで結果は大きく異なります。

まず画面故障によってパスコード入力が物理的にできないのであれば、画面修理によって解決するケースがほとんどです。ただし、ここでも修理の依頼先には注意が必要です。

Appleを含む正規店において、ロック解除ができないiPhoneは修理の受付自体が断られるか、あるいは全損扱いとして、データ引き継ぎなしで本体交換での対応となる可能性が予想されます。

一方、非正規店では前項で紹介したようにデータはそのまま、画面交換によって再びロック解除ができる状態に戻せる可能性がある他、「データ取り出し」に関するサービスを利用することで機種変更も可能になります。

ただし、パスコードを完全に忘れてしまった場合については、残念ながらデータ復旧は極めて困難です。Appleではロック解除に関するサービスは提供されておらず、パスコードを忘れた場合は本体初期化によってリセットを行うことが公式にアナウンスされています。

参考:iPhoneのパスコードを忘れた場合、またはiPhoneを使用できない場合 – Apple サポート (日本)

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2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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