Nintendo Switchが熱くなって自動でスリープになって切れてしまう時の対処法は？

Nintendo Switchのようなゲーム機もコンピューター。

基本の構造はゲームもパソコンも基板と各パーツが

繋がっているという点では同じ。CPUやGPUが

演算処理や画像処理をして熱を持つのも同じなのです。

熱を持つチップ、発熱と同時に冷却もしている

Switchは画面部分とジョイコンとそれぞれに基板はありますが

高度な処理をしているのは画面部分の基板。

映像や動作の処理をしているのでチップ類は電気を使って熱を

放出しています。熱を持ちすぎるとチップは壊れてしまうため

ある程度高温になると身を守るために動作を停止するように

プログラムされています。

薄いボディで中が見えないようにネジ留めされていますが

一体熱はどこから放出されているのかというと

画面部分の上辺に通気口があり、そこから逃がしているのです。

暖かい空気は上へいくので自然と熱が逃げている

という訳ではありません。冷却装置としてのファンが備わっています。

この冷却ファンが熱を放出しているので、動作不良は熱がこもる

原因になります。Switchのファンはとても静かなので動いているか

止まっているのか分かりません。

動作状況は解体してみないと分からないのです。

ヒートシンクが基板の上に乗っていますが

真ん中の黒い丸い部分がファンです。

起動中は回っていました。

ファンが回っているのに熱がこもる理由は、

基板自体に問題があって放熱よりも発熱がはるかに

大きい場合やバッテリーに問題があるケースがあります。

それとも一つ、熱の逃げ場が閉じてあるという場合です。

写真はある程度キレイにした状態ですが、

はじめはホコリだらけで留めてあるネジもホコリと油で

腐食しかけていました。通気口やファン自体、そして

ヒートシンクの下の基板上にもスゴイ量のホコリがありました。

通気口がふさがっていると熱交換の効率が下がるので

基板の発熱に対して放熱が間に合わないということは起こりえます。

しっかり掃除して動作を確認しましたところ

1時間動かし続けても本体温度が上がり続けるということはなく

強制スリープにもならなかったのでホコリが原因だったのでしょう。

熱は他の故障にもつながりかねないので、気づいたときに

早めに処置しましょう。バッテリーでもファンでも交換できますので

ご相談ください。