水没させて数日間置いていたiPhoneSE、電源はつくのか？？【米子・鳥取のiPhone修理店】

もうじき梅雨に入ります。そして梅雨が明ければ次は夏がやってきます。

スマートフォンを水没させてしまいやすい時期です。

既に米子は取水制限も出ているようで、今年は雨が足りていないような状態

みたいですが、きっと雨の季節が来ます。傘をさしてスマホを操作していたら

落としてしまってビショビショに・・・なんてことにもなりかねませんので

雨の日の歩きスマホは厳禁ですよ！

おっと、歩きスマホは晴れててもダメでしたね(笑)

これからはより水没の可能性が上がりますが、

水没の危険は日常にも潜んでいますね。

スマホをポケットに入れてトイレや台所へ行ったり、

風呂に入るときにスマホを一緒に持って入るという人もいるみたいです。

温度変化で水蒸気が本体内部で水滴として残ってしまうので

スマホと入浴も控えるようにしたほうがいいですよ。

水没復旧は時間との勝負！！すぐに乾燥が必須

さて、スマホスピタル米子に水没復旧を依頼いただく方に多いのが

「何日か前に水没させてしまって、ほうっておいて今電源をつけようしたら

動かなかった。何とかしてください。」というパターン。

水没復旧は、水没させてからの時間が経てば経つほど復旧の確率は下がります。

もちろん、数日前の水没を直してほしいという依頼にも最大限の努力をしますが

中の基板が腐食しきっていてどうにもならないということになりかねません。

ですので水没させてしまったら、すぐに持ってくるようにしてください。

そして、持ってくる前にしておくべきことは、

・電源を切る

・水分をよく拭きとる

・SIMカードを抜く

これらをしておくと、水没ダメージが軽減できます。

水分をとろうと振り回したり、ドライヤーに当てたりということはしないでください。

ダメージを与えることになってしまいます。

それからうちで、解体して乾燥作業、基板の洗浄といったことで

スマートフォンを復旧させます。

iPhoneSEの水没復旧

ようやく今回の案件の紹介です。

水没させて、2,3日置いていたiPhoneSE。

新しいiPhoneを準備してデータを移そうと思ったら全く動作しなかったので、

スマホスピタル米子に持ってきたということでした。

何度も言いますが、水没したらすぐに持ってくるようにしてくださいね。

水没してしまった端末は、よく拭いて数日おいておけば、

見かけはよく乾いたように見えるかもしれませんが、

中の水分は結構残っていますし、コネクターの接点が

錆ついたり、腐食してします。時間が経てば経つほど

これは進行してしまうので、急ぎの乾燥作業が必要なのです。

乾燥するためには、まずは全てを分解します。

バッテリーから画面から基板といった各種パーツをバラバラにして

電気が流れない状態にして乾きやすくします。

画面パーツもホームボタンやフロントカメラといった小さなパーツがあるので

それらも分解します。

そして、腐食してしまっているパーツや基板は更に洗浄作業もします。

洗浄して表面の腐食を落とし、更にアルコールで拭きとってまたしばらく置いておくのです。

4,5時間はバラバラのまま乾燥させ、しっかり乾いたところで再び組み立てます。

さて、どうなったでしょうか。

電源がつきました！！

液晶内に水分が入ってしまって表示が少しおかしくなっていますが

起動はしました。ただ、動作が異常に遅い。

水没による基板へのダメージなのでしょう。

直ったらすぐに返却をします。

水没復旧はスマホを直すわけではありません。

一時的にでも動くようにして、データを抜けるようにすることが目的です。

急がないと、また電源がつかなくなってしまうということになりかねません。

今回、返却してからすぐに電源がつかなくなってしまったようで

データの抜き出しができなかったそうです。

水没させてすぐに持ってきていれば、もっと長い時間電源がついていたかもしれません。

ですので、水没したら、必ずすぐに水没復旧作業にかけるようにしてください。