iPadを濡らしたら画面が一瞬しかつかなくなった！水没した基板は破損の恐れあり！電源切って乾燥して処置しよう！

スマホ・タブレットは水没したらすぐに

電源を切って解体乾燥させること。

なんとか直してデータを守ろうとしたら

いかに早く乾燥まで持っていけるかが

勝負です。

水没させてしまったiPadAir2を持って

来店がありました。

もともとiPadAir2のバッテリー交換を

依頼しようと思っていたら水没をさせて

しまったということ。預かるときに

たまたまホームボタンかなにかを触ったのか

画面が点灯したのですが、すぐに何回か

点滅して真っ暗になるという状態でした。

話を聞いてみると持ってくるまでは

普通に画面はついていたということ。

店頭で画面がついたということは

電源を落とさずに持ってきたということですが、

移動中に水没による破損が進んでしまったのでしょう。

iPadは電源を落としていても基板に

微量の電気が流れています。

起動したままの状態だとより電気が

流れてしまいますし、今回のは

Wi-Fi＆Cellularモデルでデータ通信が

常にできる状態ですので、起動していると

電気はより流れやすいのです。

急いて電源を切って解体します。

解体後は腐食などの汚れにより電気が

流れなくなっている可能性があるので

基板を洗浄して、乾燥をします。

水分が原因で電気が流れにくくなったのが原因で

画面がうまくつかないこともありますし、

腐食が原因で電気が流れないということもあるので

洗浄と乾燥はセットです。

ただ、一度ショートすると焼け焦げた跡や

腐食の汚れは完全に撮れないことがほとんどです。

画面パーツのコネクター付近が特にやられていました。

画面パーツのコネクター周辺の

コンデンサーが焼けて壊れたり

基板に取り付けるためのはんだが

剥がれたりすると、もし本体が

動いていても画面にはうまく表示が

されないようなことにもなるのです。

お店に持ってきている間に基板がショートして

画面の映りが悪くなったのでしょう。

結局、復旧作業をかけても症状は

改善せず、画面は一切つかない状態に。

基板がかなりやられてしまったようです。

今回はこのまま直らず返却ということになりましたが

データがどうしても取り出したいという場合には

更に基板修理もできます！

基板上の悪い部分を修復することで

起動するようになるかもしれません。

水没して動かない状態だとデータは

諦めなければなりませんが、基板修理で

動くようならデータのバックアップも可能です。

水没してもなんとかなるかもしれません。

すぐに電源を落としておけば復旧率は高くなります。

ぜひご相談ください。