Switchが充電できない？原因と修理費用｜充電口・基板故障完全ガイド

Switchが充電できない原因と直し方充電口・基板・水濡れトラブルまで徹底解説

「いつの間にかSwitchが充電できない」「ケーブルを挿しても反応しない」「充電マークは出るのに残量が増えない」──

Nintendo Switchの充電トラブルは、充電口の接触不良・基板故障・水濡れ・長期放置など原因が幅広く、突然起こることも少なくありません。

このページでは、Switchの充電ができないときに考えられる原因・自分でできるチェック方法・実際の修理事例・費用の目安を、

Switch修理の豊富な実績をもとにわかりやすくまとめています。

「買い替えるべきか？」「任天堂に出すべきか？」「街の修理店で直せるのか？」と迷っている方にとって、判断材料となる内容です。

実際に当店にも全国から、

• 充電器を挿しても反応しない
• カミナリマークは出るのに残量が増えない
• 気づいたら電源が入らなくなっていた

といったご相談が毎日のように寄せられます。

Switchの充電不良は原因によって対処法が大きく変わるため、まずは正しい故障ポイントの特定が非常に重要です。

この記事を読めば、どの部品が原因なのか判断しやすくなり、修理に出すべきタイミング・修理方法の選び方が明確になります。

JR札幌駅直結のスマホスピタル大丸札幌店

2015年から北海道札幌市でiPhone修理店として営業。
2016年から札幌市内ではいち早くAndroid、3DSなどのゲーム機修理に取り組む。

任天堂 Switchの修理実績は多数。基板修理にも対応。データを残したままSwitchの修理が可能。
累計修理実績はグループ合計150万台以上。

オープン当初から最前線であらゆる修理を経験。iPhone修理キャリア10年目の豊富な経験と知識がお客様のお悩みを解決します。

【住所】〒065-0005 北海道札幌市中央区北5条西4丁目7番地 3F KiKiYOCOCHO 大丸札幌店

【TEL】011-213-1153

【営業時間】10:00〜20:00

【対応端末】　iPhone / Android（Pixel・Xperia・Galaxy・AQUOS 等）/ iPad / Nintendo Switch

【アクセス】　JR札幌駅直結 札幌市営地下鉄 南北線/東豊線 さっぽろ直結

更新日：2025/12/07

目次

Nintendo Switchが充電できない原因は主に4つ

Switchが充電できなくなる原因は、大きく次の4種類に分類できます。

1. 充電口（USB Type-C）の物理破損
2. 基板側の充電回路の故障（IC・インダクターコイルなど）
3. 充電器・ケーブル・ドック側の不良
4. バッテリー劣化や長期未使用による起動不可

以下、それぞれの症状と特徴を詳しく解説します。

1. 充電口（Type-C）の物理破損

Switchで最も多い充電できない原因です。

ケーブルの抜き差しを繰り返すことで、

• 充電口がグラグラする
• 角度を変えると充電できる
• ピン折れ・ハンダ割れで接触不良が発生

といった症状が現れます。Type-C端子は上下12本ずつ、合計24ピンで基板と接続されており、どれかが断線すると正常に充電できません。

2. 基板側の充電回路の故障（IC・インダクター・コイル）

「カミナリマークは出るのに充電が増えない」「充電は反応するが全く溜まらない」という場合は、

基板の充電回路の不良、またはバッテリーの劣化が疑われます。

代表例：

• 2R2インダクターコイルの剥離・クラック
• Charge IC（充電IC）の故障
• 基板上の微細パーツの断線

外観ではわからないため、分解して電源回路を測定しながら診断する必要があります。

3. 充電器・ケーブル・ドックの不良

意外と多いのが「充電器だけが壊れていた」ケースです。
以下をチェックしましょう。

• 純正ACアダプタで反応するか
• USB-Cケーブルが断線していないか
• Switchドック経由ではなく本体直挿しで充電できるか

純正でない充電器では電圧が合わず、充電できないこともあります。

4. バッテリー劣化・長期未使用

長期間放置したSwitchは、バッテリーが過放電状態に陥り、充電しても起動できないことがあります。

また、内部の電源回路に過度な負荷がかかり、基板修理が必要になる場合もあります。

修理前にユーザーが確認しておきたい4つのチェックポイント

修理に出す前に、以下の基本チェックを行うと故障箇所の判別に役立ちます。

• 他の充電器・ケーブルで試す
• ドック経由ではなく本体に直接挿す
• 充電口内部にホコリ・異物がないか確認
• 電源ボタン12秒長押しで強制再起動

これらを試して改善しない場合は、充電口パーツの破損または基板側の故障の可能性が高くなります。

Switchの充電できない修理はどこでできる？【任天堂 vs 修理店】

Switchの修理先は主に2つです。

• Nintendo（任天堂）正規修理
• 街の修理専門店（基板修理対応店）

Nintendo公式修理の特徴

• 修理期間：2〜3週間
• 基本的に基板交換となる
• データは全削除（セーブデータ非対応ソフトは復旧不可）

特にポケモン・スプラトゥーンなど、バックアップ非対応データは戻せないため要注意です。

街の修理専門店（基板修理対応店）の特徴

• データそのまま修理できる
• 充電口交換・基板修理など細かな部位修理が可能
• 最短1日 / 状態により数日〜
• 全国から郵送修理が可能

「データを残したい」「急ぎで直したい」場合は修理店のほうが適しています。

Nintendo Switch充電不良の実例と解決方法

ここからは、実際にあった「Switch 充電できない」故障事例を症状別に詳しく紹介していきます。

【事例1】Switchの充電口がグラグラして角度を変えないと充電できない症状

Nintendo Switchの充電トラブルで最も多いのが、「ケーブルを挿しても充電されない・角度を変えると一瞬だけ反応する」という症状です。

今回の事例では、まさに充電口（Type-C）のぐらつきが原因でした。

ご相談内容：

• ケーブルを真っ直ぐ挿しても反応しない
• 角度をつけると一瞬だけ充電マークが表示される
• 最近はどの角度でも反応しなくなった

Switchを分解すると、以下の問題が確認できました。

• 充電口を固定する金属ピンが折れている
• 基板側のハンダが割れてランドが剥離
• 24本あるピンのうち数本しか接触していない状態

つまり、物理的な接触不良によって充電できたりできなかったりする状態でした。

修理では、破損していたType-Cコネクターを取り外し、基板側のクリーニングを行い、24ピンすべてを再ハンダ付けして新しい充電口へ交換。

結果として、

• ケーブルを軽く挿すだけで安定して充電できる
• ドック接続でのTV出力も正常に復活

という良好な状態まで回復しました。

【事例2】水濡れ後にSwitchが充電できなくなった症状（腐食による故障）

Switchは水濡れに弱く、飲み物をこぼした・湿った場所に置いたなどの後に充電ができなくなるケースも非常に多いです。

持ち込み時の状態：

• 電源はギリギリ入る
• 充電器を挿すと一瞬だけ反応する
• その後すぐ無反応
• バッテリーが切れたら起動できなくなる

分解すると、次のような深刻な腐食が見つかりました。

• 充電口裏側の基板が広範囲で腐食
• Type-C端子にサビ・緑青がびっしり
• 接点の一部が完全に切断

この状態では、充電口パーツを交換しない限り復旧しません。

修理内容は以下の通りです。

1. 腐食範囲のクリーニング
2. 破損したType-Cパーツの除去
3. 新しい充電口パーツを多点ハンダで取り付け
4. 充電機能とTV出力の動作チェック

結果として、充電・TV出力ともに正常復活。
データもそのまま残った状態でお返しできました。

【事例3】充電マークは出るのに電池残量が増えない症状（基板側2R2コイル故障）

「カミナリマークは表示されるのに、残量が増えない」

この症状は、充電口ではなく基板側の充電回路故障でよく発生します。

相談内容：

• どれだけ充電しても残量が増えない
• むしろ数字が減っていく
• 最後には起動しなくなった

分解して点検すると、2R2インダクターコイルに以下の症状が確認されました。

• クラック（亀裂）で片側のハンダが剥離
• 部品が軽く持ち上がるほど固定が弱くなっている

この部品が壊れると、
充電は認識されるが電流が流れない＝残量が増えない
という症状が起きます。

修理ではインダクターコイルを新品へ交換し、再組み立て後に動作検証を行いました。

結果：

• 充電マーク点灯
• 10% → 20% → 30% と正常に増加

無事に充電できる状態に復旧しました。

【事例4】久しぶりに使おうとしたらSwitchが充電できない・電源が入らない症状

意外と多いのが、「久しぶりにSwitchを使おうとしたら電源が入らない・充電できない」というケースです。

Switchを長期間放置すると、

• バッテリーが0％のまま劣化
• 内部の充電回路に負荷がかかる
• 過去の落下ダメージが表面化する

などが原因となり、充電不能・起動不能に陥ることがあります。

実際の相談内容：

• 数ヶ月〜1年以上使っていない
• 充電器を挿しても無反応
• 別のケーブルやドックでも改善しない

分解して確認したところ、

• バッテリーは完全放電ではなく微量の電圧あり
• 充電口の物理破損はなし
• 基板側の電源回路に異常（IC・インダクター類）

という状態で、原因は基板の充電回路（電源IC・充電IC系統）の不具合でした。

そこで、

• 電源 IC（M92T36など）
• 充電 IC（BQ24193）
• インダクターコイル・ヒューズ類

をそれぞれ診断し、不良部品を交換することで復旧。

結果として、

• 電源ボタンで起動できる
• 充電残量も正常に増える

という状態に戻りました。

【事例5】Switchが充電できないときに自分で確認しておきたいポイント

Switchが「充電できない」と感じた場合、修理に出す前に次の点をチェックすると故障箇所の判断がしやすくなります。

• 別の充電ケーブル・アダプタで試す
  ┗ 純正ACアダプタ or USB Type-Cケーブル＋他の充電器で反応を見る
• ドックの故障切り分け
  ┗ ドック経由ではなく、Switch本体へ直接挿して充電する
• 充電口内部にゴミが詰まっていないか確認
  ┗ 目視で確認（ピンセット・金属棒での掘り出しは絶対NG）
• 強制再起動（電源ボタン12秒長押し）
  ┗ 内部フリーズが原因のときはこれで復旧することがある

これらを試しても改善しない場合、
充電口パーツの故障 or 基板側の充電回路の故障
である可能性が高くなります。
その場合は自己分解せず専門店へ依頼するのが安全です。

【まとめ】Switchが充電できないときは「充電口」か「基板」が原因のことが多い

Switchの「充電できない」トラブルは、充電口（USB Type-C）の物理故障と、基板側の充電・電源回路の故障がほとんどです。
逆に言えば、これらのポイントを押さえておくと、「修理で直るか」「買い替えが必要か」の判断がしやすくなります。

• 角度を変えると充電できる → 充電口のぐらつき・ピン折れの可能性大
• 水をこぼしてから反応が悪い → 充電口周りの腐食・サビ
• 充電マークは出るのに残量が増えない → 2R2コイルなど基板上の充電回路の不良
• 久しぶりに使ったら無反応 → バッテリー劣化＋電源ICなどの不具合

任天堂公式修理は基板交換となるため、データが消えても良い・保証を優先したい方に向いています。
一方で、セーブデータを残したまま復旧したい・なるべく早く直したい場合は、基板修理まで対応できる街の修理専門店がおすすめです。

Switchが充電できない・電源が入らないときはお気軽にご相談ください

スマホスピタル大丸札幌店では、Switchの充電口交換・基板修理・水没復旧・バッテリー交換など、充電トラブル全般に対応しています。
「データはそのまま」「できるだけ早く」「なるべく安く」など、ご希望に合わせて最適な方法をご提案します。

• 充電口がグラグラしている
• 水をこぼしてから充電できない
• 充電マークは出るのに残量が増えない
• 久しぶりに起動しようとしたら無反応

このような症状でお困りの場合は、自己分解して悪化させてしまう前に、一度プロにご相談ください。
店頭へのお持ち込みはもちろん、全国からの郵送修理にも対応しています。