iPadPro11の水没復旧でしたが…

ちょっと暑くなってきましたし、ヒヤッとする話でも…

結論からいうと復旧はしましたが、
パーツ交換必須の残念な結果に意外と知らない人も多いのでここでお伝えしておきますが

iPadに耐水加工はされていません。

というか精密機器をお風呂で使うのは非常に危険です！

故障すれば復旧させても時間差でどんどん各部が錆びて故障していきますので
やむを得ない事情がない場合は持っていかない方が無難です。

耐水加工のあるカバーも厳密には使い終わったら毎回乾燥させるなどのケアが必要で
使い続けているならあまり効果は期待できません。

ジップロックでいいじゃんという方がいますが、水分はともかく温度は余裕で貫通しますで
耐水加工の変容+結露で水没します。

高性能　高金額　高難易度

持ってきていただいたのはiPadPro11インチの第二世代Airシリーズなどと違って非常にずっしりした
THEノートパソコンの代わりと言わんばかりの高性能使い勝手の良さで
唯一難点なのが高性能故の値段の高さと故障した際の修理難易度！！

何回か前の修理でもお伝えしましたが
フロントガラスがガラスと液晶一体型かつ取り付け方がiPhone12と同じ
フロント側に非常に多いリボン型のケーブル類などなど、
無傷で画面を外すことすら割と一苦労だったりします。

分解できない箇所ももちろんあります

水没復旧で持ち込みを頂きました！

さて、分解してみましたがあまり本体基板側には水分が付いていない模様。

通電テストも問題なかったのでどうも画面側に問題があるようです。

念のため断線などが無いかチェック中こんな感じでフロントガラスと液晶に数ミリ程度しか幅がありません。

なお、faceIDの箇所は1ミリもありません。

海水とかだと更に無残な姿になります

さて、調査した結果、原因判明、やはり液晶側にかなりの水没があり各コネクターが錆びついていました。

ちなみに水没数時間でこうなります。

分解できるだけ分解し、乾燥と錆び落としを行いましたが今回は復旧せず。

画面の交換となります、それでも100％本体基板側がノーダメージと言う訳ではないので
早い段階でダメになることもありますし、保証も付きません。

決して安いとは言えない値段ですのでiPadがあなたの生活に深くかかわっているなら
水辺に持っていくことはおやめください。