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スマホの充電差し込み口のゆるみは要注意!原因と対処方法を紹介 | スマホスピタル
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【5つの原因】スマホの差し込み口がゆるいのはなぜ?
まずは、スマホの差し込み口がゆるむ原因を5つ見てみましょう。
1.まっすぐケーブルを差し込めていない
ケーブルを差し込むときに、手元を見ないでいると、充電ケーブルが斜めになった状態で先端に差し込み口へ入る恐れがあります。
それでも問題なく接続は認識されますが、差し込み口には強い力がかかって歪んでしまいます。こうした差し込み方を何度も繰り返すうちに、差し込み口がゆるんでしまうわけです。
差し込むときは手元を見て、まっすぐ入れるようにしましょう。抜くときも同様に手元を見るようにしてください。
2.必要以上の力で挿してしまっている
多くのケーブルは差し込んだときに「カチッ」という手ごたえがあり、しっかりと接続されたことがわかります。
しかし、ケーブルの中には、この手ごたえを感じにくいものがあり、つい力を入れて押すように差し込みがちです。
あるいは、コネクターの一部が見えているのも、奥まで入っていないように思えて、同じように力を入れてしまうかもしれません。
まっすぐ差し込んでいないときと同じく、強い力が加わると、やはり差し込み口は歪んでしまいます。手ごたえを感じられるケーブルに変える。もしくは、本体で認識されているか確認しましょう。
3.安価なケーブルを使っている
最近のスマホはケーブルが付属していない機種が多く、市販されているものを別途用意しなければいけないことがあります。
有名なメーカーから販売されているケーブルは1,000円台から購入できますが、100円ショップでも充電ケーブルは販売されています。
見た目に違いがないように思えますが、100円ショップのケーブルにはコネクターの形状が微妙にいびつなものがあり、差し込み口を変形させる原因です。
4.差し込み口付近が熱を持っている
差し込み口付近が熱を持つのも、差し込み口が変形しやすい原因です。
スマホは充電やCPUの負荷によって発熱します。スマホカバーが放熱しづらい素材で作られていると、熱がこもってしまいます。
他には差し込み口に異物が混入していると熱をもつことがあります。
たとえば手が水や汗で濡れた状態でさわることです。どちらも電気抵抗になるため、差し込み口が熱を持つ可能性があります。特に防水・防塵対策がされていないスマホは要注意です。
5.差し込み口が汚れている
差し込み口は常に開いているため、知らない間に内部でホコリやゴミが溜まっているかもしれません。これもまた差し込み口を変形させる原因になります。こまめに掃除して、取り除きましょう。
頻繁にケーブルを抜き差ししないのであれば、市販のキャップ(カバー)でふさいでおくと、汚れが入り込むのを防げます。複数個入って数百円程度です。
スマホの差し込み口を改善する対処法
差し込み口がゆるんでケーブルとの接続部分がグラグラしたり、充電やデータのやり取りなどができなくなったりしたら、どうすればいいのでしょうか。
充電ケーブル・充電器を変える
もし、純正のケーブルや充電器(ACアダプター)があるなら、そちらを使ってみましょう。別途購入しなければいけない場合は、メーカーが推奨するものを選びます。
ケーブルだけでなく充電器も変えるのは、差し込み口のゆるみではなく、充電器に問題があるケースも考えられるからです。
かつての充電器は、5V(ボルト)-1A(アンペア)のタイプが主流でしたが、近年はバッテリーが大容量になり、より多くの電力を早く充電できるタイプが増えてきました。例えばボルトが9V、アンペアが2.4Aまで対応するなどです。
特に最近のスマホで古いタイプの充電器を使うと、「ケーブルを差し込んでいたのに充電されていない」ということが起こりがちなので、新しいタイプを使うようにしましょう。ボルトやアンペアは、充電器そのものやパッケージに記載されています。
無線タイプの充電に変える
たとえ純正のケーブルや充電器を使っても、抜き差しを繰り返しているうちに差し込み口がゆるくなるのは珍しくありません。一般的に、USB-Cタイプで抜き差しできるのは、1万回が限度といわれています。
ワイヤレスで充電すれば、少なくとも充電でケーブルを抜き差しする機会は、ほとんどありません。差し込み口がゆるむのを遅らせることができます。
ワイヤレス充電ができない機種でも、純正ではありませんが、別売りのレシーバーを差し込み口に接続して後付けできます。
差し込み口を掃除する
先ほど説明したとおり、差し込み口は汚れが付着したり、ホコリやゴミが溜まったりしやすい箇所です。こまめに掃除すると、差し込み口で熱が発生したり、変形したりするのを防げます。
まずはスマホをシャットダウンします。
先の細いもので、差し込み口の内部にある大きなホコリやゴミを取り除きます。糸くずの出ないクロスや、細い綿棒を使うと汚れが絡まりやすく、内部を傷つける心配もありません。
最後にエアダスターで、残った汚れを吹き飛ばしましょう。息を吹きかけるのは湿気の原因になるのでNGです。
接点復活剤をつける
スマホは、ケーブルと差し込み口の中にある電極(電気接点)同士が接触すると、充電やデータのやり取りなどができるようになります。
けれども、長く使って電極が汚れると、電気が流れづらくなり、充電やデータのやり取りが正常に行われません。
接点復活剤は、汚れを落として被膜を作り、電気の通りを良くするだけでなく、腐食も防いでくれます。掃除した後で、拭き取るように電極へ塗布しましょう。
スプレータイプもありますが、綿棒につけると全体的に塗布できます。
どうしても改善されないのは故障も考えられる
これらの方法を試しても改善されなければ、差し込み口が故障しているかもしれません。この場合、修理が必要です。差し込み口の近くにはマイクやスピーカー、ホームボタンなどがあるため、これらと干渉して影響を及ぼす恐れがあります。
修理では差し込み口を交換しますが、スマホの中には差し込み口が独立しているものと、基板に組み込まれているものがあり、後者の場合は基板ごと交換しなければいけません。修理代も高額になる可能性があります。
AppleCare+やキャリアの修理サービスで修理
iPhoneであればAppleCare+、Androidであればキャリアの保証サービスに加入していると、安価での修理が可能です。代替機を用意してくれる場合もあります。
一方で修理に出すと初期化されてしまうため、事前にデータのバックアップが必要です。また、基本的に預かり対応となり、手元に戻るまで日数がかかります。
スマホスピタルで修理
スマホスピタルでも、差し込み口の修理を受け付けており、iPhoneはもちろん、Androidでも一部の機種で対応が可能です。
事前にご予約いただければ、故障の状態や機種にもよりますが、最短30分で修理が完了します。料金も割安なので、AppleCare+やキャリアの保証が使えないユーザーにもおすすめです。
総務省登録の修理業者なので、お客様に安心感を持っていただける修理を行えます。差し込み口はもちろん、ほかの箇所の修理でも、ぜひスマホスピタルにご相談ください。
iPhone充電口修理の費用などの詳細はこちら>>
Android充電口修理の費用などの詳細はこちら>>
まとめ
スマホの差し込み口がゆるいのは、ケーブルの差し込み方に問題があったり、安いケーブルを使っていたり、汚れや異物が付着していたりするのが主な原因です。純正やメーカー推奨のケーブルを使ったり、ワイヤレスの充電にしたり、掃除をしたりしましょう。それでも改善しない場合は修理が必要です。
2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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