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スマホの電源ボタンが反応しない原因は?ボタンを使わずに電源を入れる方法 | スマホスピタル
iPhoneやAndroid等、スマホの電源ボタンが「反応しない」「押しにくい」といった症状に悩まされていませんか?
スマホの電源ボタンが反応しない原因には物理的な故障だけでなく、内部の故障によっても引き起こされます。
本記事では「電源ボタンが反応しない原因」をはじめ、その修理費用などについて解説。また「とりあえず電源を入れたい」という方のために、スマホの電源ボタンを使わずに電源を入れる方法についてもご紹介していきたいと思います!
Contents
スマホの電源ボタンが反応しない原因
スマホの電源ボタンが反応しない主な原因は以下の通りです。
- 電源ボタン陥没などの物理的故障
- 本体のフリーズ
- OS・アプリの不具合
- バッテリーの劣化
- スマホ内部の故障
ご覧のとおり、その原因にはボタンの故障、システムエラー・不具合、スマホ内部の故障など様々あります。まずはご自身のスマホがどの状態に近いのか確認していきましょう。
①電源ボタン陥没などの物理的故障
電源ボタンの陥没、落下によるフレーム変形や基板破損など、物理的な故障によって電源ボタンが反応しなくなることがあります。
こういった場合は故障箇所のパーツ交換が必要となるため、修理店での修理が必要です。修理費用は故障原因によって異なりますが、電源ボタンのみの修理であれば比較的安価に済みます(金額は後述)。
②本体のフリーズ
スマホにスペック以上の処理を行わせるとフリーズしたり、反応速度が著しく低下する場合があります。
例えば、オフライン環境からオンライン環境に移動した際に、大量のメール・LINE・電話を一度に受信し、スリープ状態のままフリーズしたというケースが実際にあります。
ただ、こういった場合は電源ボタンではなく、一時的なフリーズが原因であり、再起動で症状が解消することがほとんどです。
③OS・アプリの不具合
スマホの核となるOSですが、何かしらの理由で不具合を起こし、結果的に電源ボタンが反応しなくなることもあります。こちらに関しても多くの場合は再起動で症状が解消します。
またアプリ側に問題があるケースもあります。高画質の3DCGゲームなどは高負荷が掛かり、スマホの反応が鈍くなったり、フリーズの引き金になることもあります。そういったアプリはスマホの温度が異常に上がったり、画面のちらつきが発生するため判断も容易かと思います。
④バッテリーの劣化
スマホのバッテリーに問題があるケースもあります。これは電源ボタンが反応しないのではなく、電源が入らない(システムが起動しない)状態にあります。
スマホに用いられるリチウムイオン電池は経年劣化でバッテリー持ちが悪くなり、最終的に電池として使えなくなります。
特に“充電ケーブルを接続した際に充電中の表示はあるものの、一向に充電が完了しない”場合はバッテリー故障の可能性が高く、バッテリー交換修理が必要になります。
⑤スマホ内部の故障
スマホの外観にダメージはなくとも、内部が故障して電源ボタンが反応しなくなっているケースもあります。
その代表的な例が、スマホの水没です。
浸水状態でタッチ操作を行ったり、充電すると基板がショートして電源が入らなくなることがあります。昨今のスマートフォンは防水性能や耐水性能を謳うものが多いですが、あまり過信しすぎないように注意しましょう。
スマホの電源ボタンが反応しない時の対処方法
スマホの電源ボタンが反応しない時の対処方法は以下の通りです。
- 充電してみる
- アプリを強制終了してみる
- 再起動してみる
- 初期化してみる
- 修理を依頼する
ここでは簡単にできることからステップ形式で対処方法をご紹介していきます。なお、物理的な破損による故障は基本的に修理が必要となります。該当する方は修理店への修理依頼を検討してみてください。
①充電してみる
まずはスマホを充電してみましょう。前述のとおり、電源ボタンではなくバッテリー側に問題がある場合もあります。※水没スマホを除く
充電ケーブルを接続し、しばらく放置した後に起動を確認してみてください。問題がある場合は別の充電ケーブルを使用し、再度充電します。それでも充電が完了しない場合はバッテリーが故障している可能性が高いと言えます。
②アプリを強制終了してみる
スマホの反応が明らかに鈍い場合は、バックグラウンドで起動中のアプリを全て強制終了してみましょう。
Android端末の場合、画面下部の「■」「|||」「Ξ」などのボタンをタップし、一覧表示されたアプリを上にスワイプすることで強制終了することができます。
iPhone端末の場合、ホームボタン搭載モデルはホームボタンをダブルタップ、一覧表示されたアプリを上にスワイプ。ホームボタン非搭載モデルは、画面下部を上に長押しスワイプ、一覧表示されたアプリを上にスワイプすることで強制終了することができます。
③再起動してみる
Android、iPhoneともに再起動には電源ボタンを使用します。電源ボタンが使用できない状態のスマホに関しては、通常とは異なる方法で再起動を行います。
やり方はいくつかありますが、もっとも簡単な方法が「Googleアシスト」や「Siri」を使って再起動する方法です。それぞれのアシスト機能に対してテキスト入力、あるいは音声入力で「再起動」を指示することで、電源ボタンが使えないスマホでも再起動ができます。
④初期化してみる
再起動後も依然として電源ボタンが反応しない場合は、何かしらの理由でOSが不具合を起こしている。あるいはスマホがウイルスに感染している可能性が考えられます。こういった場合はスマホの初期化が有効な手段となります。
ただし初期化は工場出荷状態にスマホをリセットすることを意味し、写真・動画・アプリなどのデータは完全に削除されます。初期化前にはバックアップを取ったり、大切なデータは外部ストレージやクラウドにアップロードしておくことをおすすめします。
⑤修理を依頼する
ここまでの全てを踏まえても、スマホの電源ボタンが反応しないのであれば、スマホが故障している可能性があります。
特にスマホ内部の故障は外見上からの判断は極めて難しいため、専門知識を持っているスマホ修理店で点検をお願いしましょう。
修理費用に関しても点検時に見積もり金額が提示されます。そのまま修理を依頼するか、新しいスマホを再購入するかの判断材料にもなりますのでぜひ点検を依頼してみてください。
電源ボタンを使わずにスマホの電源を入れる方法
「とりあえずスマホの電源を入れたい」という方もいるかと思います。
結論から言いますと、Androidは電源ボタンを使わずに電源を入れることはできません。iPhoneに関しては方法があります。
iPhoneはバッテリーゼロ状態から充電すると、システムが自動的に起動する仕様になっています。この仕様を利用することで、電源ボタンを使わずに電源を入れることが可能です。具体的には次のとおり。
- iPhoneのバッテリー残量をゼロにする
- iPhoneを充電する
- アップルロゴが表示されるまで注意深く待つ
- システム起動後、スリープ状態になる前にロックを解除
- 設定「画面表示と明るさ」で自動ロックをオフにする
ステップ4で失敗した場合はステップ1からやり直しという、かなり手間の掛かる手順にはなりますが、これで電源ボタンが使えないiPhoneも起動することができます。
ただし、これはあくまでも応急処置的な方法です。根本的な解決には修理が必要であることを、念頭に置いておきましょう。
電源ボタンの修理料金
モデル・シリーズ | Apple
(AppleCare+あり) |
Apple
(AppleCare+なし) |
スマホスピタル |
iPhone 14 | 12,900円 | 87,800円 | 14,980円〜 |
iPhone 13 | 68,800円 | 14,480円〜 | |
iPhone 12 | 68,800円 | 15,780円〜 | |
iPhone 11 | 59,400円 | 10,978円〜 | |
iPhone XR | 59,400円 | 7,948円〜 | |
iPhone XS | 87,800円 | 16,980円〜 | |
iPhone X | サポート対象外 | 8,448円〜 | |
iPhone SE | 12,900円 | 44,000円 | 1,678円〜 |
iPhone 8 | 48,200円 | 6,298円〜 | |
iPhone 7 | 42,800円 | 5,748円〜 | |
iPhone 6 | サポート対象外 | 3,278円〜 | |
iPhone 5 | 1,678円〜 | ||
iPhone 4 | 5,880円〜 |
※税込価格
※Apple / スマホスピタル 新宿アルタ店 (2024年7月時点)
iPhoneの電源ボタン修理にかかる費用は、1,678円〜87,800円(税込)です。
Appleでは電源ボタンに関する修理メニューはなく、「その他の損傷」が修理メニューとして該当します。本体交換での対応が基本となるため、有料保証プラン『AppleCare+』に加入していない限り、機種変更も検討する金額帯となっています。
なお、Androidに関してはメーカー毎に修理料金が異なるため、ここで紹介することができませんが、基本的にはAppleと同様で有料保証プランの有無が金額を大きく左右します。またAppleを含め、メーカー修理ではデータが初期化される点にも注意してください。
各種保証プランに未加入の方、最短即日で修理を希望の方、データを失いたくない方は、ぜひスマホスピタルをご利用ください。
スマホスピタルの電源ボタン修理事例
スマホスピタルでは、これまでに数多くのスマホ修理を行ってまいりました。電源ボタンに関する修理もiPhone、Androidともに実績としてあります。
ここでは一部ではありますが、実際に行われた電源ボタンの修理事例を紹介したいと思います。
事例①:電源ボタンが押せなくなったiPhone 13
事例②:電源ボタンが取れてしまったGalaxy Note 9
事例③:電源ボタンが反応しないGalaxy S20
事例①:電源ボタンが押せなくなったiPhone 13
こちらは電源ボタンが固着して押せなくなった『iPhone 13』の修理事例です。
外見上はボタンの陥没は見られず、内部で何かが起きていると判断して分解点検を行いました。電源ボタンを取り外してみると、恐らくジュースをこぼしたせいか、ベトベトで汚れがひどい状態。
そこで電源ボタンとフレームの清掃に加え、スリープボタンケーブルの交換を実施。修理後は問題なく電源ボタンの操作ができるようになっています。
「電源ボタンが押せなくなったiPhone 13」の詳細はこちら
事例②:電源ボタンが取れてしまったGalaxy Note 9
こちらは電源ボタンが取れてしまった『Galaxy Note 9』の修理事例です。
電源ボタンを紛失してしまったとのことで、スリープ解除は爪楊枝のようなものを使っていたようです。ただし、利便性の悪さや故障リスクも考慮して修理のご相談をいただきました。
早速、本体を分解し、欠品した電源ボタンとパーツ類を新しいものに交換。交換後は今まで通りにスリープ解除ができるようになっています。
「電源ボタンが取れてしまったGalaxy Note 9」の詳細はこちら
事例③:電源ボタンが反応しないGalaxy S20
こちらは電源ボタンが反応しない『Galaxy S20』の修理事例です。
端末を落としたことで電源ボタンの反応が無くなり、そのまま電池切れになってしまったとのこと。Androidは電源ボタンが使えないと起動できないことから、修理のご相談をいただきました。
電源ボタンの修理自体は可能でしたが、「スマホ内のデータだけ取り出せれば良い」とのことで、修理はせず、設定で画面操作のみでスリープ解除できるように措置を行いました。また電池切れの際に爪楊枝で起動できるように、あえて電源ボタンを外した状態でお渡ししました。
このようにスマホスピタルでは柔軟なご要望にもお応えできますので、ぜひお気軽にご相談ください。
「電源ボタンが反応しないGalaxy S20」の詳細はこちら
スマホの電源ボタン修理は『スマホスピタル』にお任せください!
電源ボタンの反応しないスマホは、利便性の観点から言えば致命的です。そういった状態のスマホを使い続けるのはかなりのストレスとなることは言うまでもなく…。ぜひ修理をご検討ください!
スマホスピタルは150万台以上の修理実績を持つ修理業者です。総務省登録修理業者として厳しい技術・品質をクリアしているため、安心して修理をお任せいただけます。
※修理実績はiPhone・スマホ・ゲーム機の数値
データは基本的にそのまま、修理に関しても最短即日、修理後は最長6ヶ月の保証がつきます。ご予約不要で飛び込みのご来店でも無料相談・お見積りを承っております。ぜひお近くのスマホスピタルまでご相談ください!
2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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