どうして冬は充電の減りが早いの？ | スマホスピタル

冬になると充電の減りが早いのは、iPhoneのリチウムイオンポリマー電池に限ったことではなく全ての電池に言えることです。
その原因は温度によって電池内部での化学反応の速度が変わるためです。

電池を使用するのに最適な温度は20℃〜30℃とされます。
この温度を下回ると化学反応が遅くなります。

電池によって動作する電子機器はカットオフという一定以上の電圧に到達しないと、正常に動作できません。

冬で気温が低いと化学反応の速度が低下して電圧が急激に下がるため、カットオフ電圧になるまでの時間が短縮され、充電が早く減るように感じられます。

冬でも気温が上昇すれば、充電のパワーは元に戻ります。
冬は実際にバッテリーを消費したのではなく、残量が少なくなったように見えるだけで、手のひらで温めることで残量が回復します。

しかし急激な温度の変化は結露を引き起こしてiPhoneの故障につながります。
ストーブや暖房機器の近くに置くのは禁物です。

寒い屋外に出た時は、iPhoneを体温の伝わりやすい内ポケットに収納しておくのがおすすめです。