「root化」「脱獄」とはいったいどういう意味？ | スマホスピタル

皆さんは「root化」「脱獄（Jailbreak）」という言葉を聞いたことはありますか？普段、連絡手段としてスマートフォンを使っている方からしてみれば初めて聞く言葉だと思います。言葉の目的はほとんど同じなのですが、機種によって呼び方が変わってくるので、二つとも紹介します。

■root化

「root化」というのは、主にAndroidでAndroid OSのシステム本体を改変する権利を取得することです。

Android OSのシステム本体を、直に弄る……ようになれる「権利を得たこと」、を指します。弄ったわけではないですよ！あくまで「アンロックした」状態なわけです。では、なぜそんなことをするのか。何故かというと、キャリア・携帯会社が最初からインストールさせているアプリ（プリインストールアプリ）のアンインストールやCPUのクロックアップ、システム音（カメラのシャッター音など）を自由に変えることができるからです。

root化のなにが怖いかというと、簡単にできすぎるがゆえに素人が手を出してroot権限を持つアプリを取得してしまい、トロイの木馬などのいわゆるマルウェアに引っ掛かる。…ということ。おススメしませんが、やるとしたならせめて3ヶ月くらい勉強してからで。ウイルスに引っ掛かる人って、だいたいはその人に原因があります。

基本、root化の手間はiPhoneと比べて簡単というわけでもないですが（root化自体が難しいことではないので）、特にGoogle自らが手掛けているAndroidスマートフォンはroot化が簡単と言われています。

■脱獄（Jailbreak）

「脱獄」というのは、主にiPhoneでiOSのシステム本体を改変する権利を取得することです。

正直上記事とほとんど一緒なんですが。こちらも「アンロックした状態」にすることを言います。今までiOSというボディーガードが向こうから近づく輩から守っていてくれていたものが、一切なくなるといった感じですね。

ホーム画面のアイコン、コントロールセンター、通知センターのデザインカスタマイズ、SIMロックの解除、アプリにパスコード追加、広告ブロック、スクロールの高速化とか、基本システムを弄らないとできないことというのが全部できる状態になると思ってください。そのかわり、システムはもう君の面倒見ないよってことです。何があっても知りません。

当たり前ですが、root化・脱獄をするとアップルケア・キャリア正規店などの保証は一切受けられません。当たり前ですけどね。

スマホスピタル京都駅前店ではiPhoneやAndroid各種、iPadなどの修理を承っております。ぜひお気軽にご相談ください！