スマートフォンを日本で使うためには「技適マーク」「FCC・CEマーク」が必要？ | スマホスピタル

スマートフォンの認可マーク

現在、スマートフォンを日本で使おうと思うと、「技適マーク」や「FCC・CEマーク」などの認可が必要になります。日本国内の公共無線を守るために、法で定められているものです。昔は海外で契約したスマートフォンを、日本で使う時にも「技適マーク」が要求されたのですが、今現在は「FCCマーク」もしくは「CEマーク」で代用されており、この二ついずれかがついていれば日本でモバイル通信を使うことができます。

ただし、技適マークがないスマートフォンでWi-Fi（無線LAN）、もしくはBluetoothを使用すると、れっきとした犯罪になります。過去にこの法によって捕まった人はいないようですが、Bluetoothなどは、国内で最大値が決められており、それを超えるとほかの電波に影響を及ぼす可能性があるため危険です。

技適マークやその他の認可マークは、スマートフォンの設定やバッテリーパックから確認できます。また、総務省ページからも認可を受けた機種を検索することができます。今現在、海外で購入できるスマートフォンのほとんどには技適マークがついていません。海外で仕入れるぶんには安いスマートフォンですが、技適マークだけはしっかりとチェックしておきましょう。

認可マークがついていない機器は本当に使えないのか

では、技適マークがついていない機器は使うことができないのでしょうか？そうでもありません。

技適マークがなければ、自分の機器が日本内の技術として適合しているかを見てもらい、「技術基準適合証明」という免許を取れば、機器で無線通信を行っても罪には問われないようになっています。なので、この免許を取れば、技適マークがついていない携帯電話でも使うことができます。この「技術基準適合証明」は、日本特有の免許で、世界での使用や認可は全くされていないので注意しましょう。

試験を通った機器は、個別に異なる技術基準適合証明番号を付与されます。申請には個人でもできますが、かかる費用は20,000円～50,000円程度と高めになっているので、差引すれば、海外通販などで売られている安いスマートフォンより、ちょっと高くても国内で売られている技適マークを受けたスマートフォンの方がお得かもしれませんね。

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