Switchの充電口にゴミが入った時はかなり危ないと思ってください。 | スマホスピタル

今日switchのジョイコンのスティック修理依頼がありました。

それとは別にもう一台switchがあり、以前充電口のなかにゴミが入ってひっかかってしまい

ガリガリっと取り出したはいいが、それから充電は出来るもののドックに繋げてTVに信号を送れなくなった。

という相談がありました。

店頭で明かりで照らして充電口をのぞき込んでみると、内部にあるピンが4本くらい斜めに歪んでしまっていました。

原因は間違いなくそれでしょう。

充電が出来るだけ奇跡的と言えます。

Switchの充電口は実は修理が不可能に近いです。

修理を想定した設計ではなく、少なくとも半田ごてを使って作業が出来る物ではなさそうです。

充電口の部分はこんな感じになっています。

充電口部分は半田でセットされていますが・・・

半分は目で見えるところにランドがありますが、もう半分は充電口自体の下にランドがあります。

そこを剥がす為にはヒートガンで全体的に熱を与えていくしかありません。

目で見えない半田を熱で溶かして剥がしていくのはかなり難易度が高いです。

どうしてこういう設計にしたのだろう。

コネクタ式にすれば良かったのにと思います。

複雑な設計のせいで修理が出来ないというデメリットはあるのに

壊れにくいといったようなメリットはありません。

寧ろ壊れやすいです。

今までに何度充電口を壊してしまったスイッチを見た事か・・・。

で、今回言いたいのは充電口の修理は普通の人が考えるように簡単に出来るものではありません。

充電口が壊れたらとても大変という事を知ってほしいという事です。

充電口の壊れ方にはいくつかありますが、多いのは変な角度で充電器（充電ケーブル）を差し込んでしまったとか

正規品ではない充電ケーブルを使っているとか、ドックに差し込む時に不思議な入れ方をしてしまったとかです。

多分大人が使っていればその発生頻度はかなり低いと思います。

逆にどうやったら角度が変になったりするのだろうかと言えます。

でも小さい子供が使うとそういう事が起こるのです。

実際にそういうswitchを何台も見ました。

ゴミが入ってしまった時はピンセットなどでかりかりしてれば取れるとは思いますが

同時に中にあるピンを歪めてしまう危険もあります。

埃程度であれば問題ないと思いますが、小石やおもちゃの破片だったり子供の場合色々なケースがあります。

もし充電口になにか詰まってしまった場合は修理店などに依頼するのがいいかと思います。

修理店に持っていったところでやる事は大差ありません。

ピンセットで取れるような物ならそうします。

違いと言えば内部のピンの位置や、壊れ方を知っているという点です。

でもそれが一番大事です。

もし充電口がすでに壊れてしまっている場合はニンテンドーに修理依頼をしましょう。

上の写真でいうところの緑色の板、つまり基板をまるごと交換する事で改善が可能です。

本体一式を買うとなるとドックやジョイコンなどもついてきて3万円かかりますが

修理の場合は多分1万円半ば、2万円いかないと思います。

日数はそれなりにかかるけれど仕方ないと思ってください。

データに関しても基板交換＝データはなくなる。

データをどうしても取りたいという場合は修理店でバッテリー交換をすれば残量が残っているので一時的な起動はできます。

その間にセーブデータのオンラインバックアップとかをすればいいです。

その後新品を買うでもすればまたデータを戻す事は可能です。

Switchは壊れやすいから取り扱いには十分気を付けてください。

それでは。