iPhoneのカメラが起動しない原因
iPhoneのカメラが起動しないのはソフトウェア、もしくは端末本体のどちらかに原因があると考えられます。それぞれの原因について詳しくチェックしましょう。
ソフトウェアに問題がある
原因のひとつとして挙げられるのが、カメラアプリの故障やアプリを動かすシステムの不具合です。また、iPhoneそのものを動かすシステムに不具合が起こり、カメラアプリが起動しなくなっているというケースも考えられます。
カメラアプリが起動しない原因がソフトウェアの場合、自力で対処できることもあります。この後に解説する対処法をチェックし、試してみましょう。
iPhone本体に問題がある
原因がソフトウェアではない場合、iPhoneの初期不良やカメラレンズの故障、基盤の損傷など、iPhone本体に問題がある可能性が考えられます。
この場合は自力で対処は難しく、無理に修理しようとするとより複雑に壊れてしまうことも考えられるため、修理業者に依頼しましょう。
iPhoneのカメラが起動しないときの6つの対処法
つづいてはiPhoneのカメラが起動しないときに自分でできる対処法について解説します。
対処法1.カメラアプリを再起動する
カメラアプリを再起動させてみましょう。一度システムを完了させることで、起動できるようになるかもしれません。
アプリの再起動方法は以下の通りです。
・iPhoneX以降の機種
画面の下端から上へスワイプし、画面中央部で指を止めてマルチタスク画面を表示→カメラアプリのタスクを上へスワイプして消去→カメラアプリ起動
・ホームボタンのあるiPhoneの機種
ホームボタンをダブルクリックしてマルチタスク画面を表示→カメラアプリのタスクを上へスワイプして消去→カメラアプリ起動
対処法2.起動しているほかのアプリを終了させる
バックグラウンドで多くのアプリを起動していたり、負荷の大きなアプリを起動したままにしていたりすることでメモリの容量不足を引き起こしていることが原因かもしれません。
このような場合は起動しているアプリすべてを終了させることで、不具合が改善できる可能性があります。
アプリの終了方法は前述の「対処法1.カメラアプリを再起動する」での方法と同じようにマルチタスク画面を表示し、すべてのアプリのタスクを上へスワイプすれば完了です。最後にカメラアイコンをタップし、起動するか確認してみましょう。
対処法3.iPhoneを再起動させる
iPhoneを再起動させることでソフトウェアの問題を改善でき、カメラアプリも起動できるようになる可能性があります。カメラアプリの不具合に限らずiPhoneのさまざまなトラブルは再起動によって改善できるケースが多いため、ぜひ方法を覚えておくと良いでしょう。
・iPhoneX以降の機種
いずれかの音量ボタンとスリープボタンを長押しする
・iPhone7/7plus以前の機種
スリープボタンを長押しする
その後、いずれの機種の場合もパワーボタンのスライダーを右に動かすと電源がオフになります。しばらく放置した後サイドボタンを長押しし、Appleロゴが表示されたら手を離します。その後ホーム画面が表示されたら、カメラアイコンをタップしてみましょう。
対処法4.OSを最新のバージョンにアップデートさせる
iOSが最新のバージョンかどうかチェックし、以前のままの場合にはアップデートしましょう。iPhoneのOSが古いことが原因でアプリの動作が不安定となり、起動できなくなっている可能性も考えられます。
[設定]→[一般]→[ソフトウェアアップデート]→[ダウンロードとインストール]と順にタップするとアップデートが開始します。時間がかかる場合もあるため、余裕のあるときに行うのがおすすめです。
対処法5.iPhoneの空き容量を増やす
iPhoneのストレージが不足しているとアプリが起動しない場合があるため、空き容量を増やしてみましょう。
まずは[設定]→[一般]→[iPhoneストレージ]でデータなどがどの程度容量を圧迫しているのか確認します。
ストレージが少なくなっている場合には不要なアプリをアンインストールしたり、写真をクラウドサービスに保存したりといった方法で空き容量を増やしましょう。
空き容量をチェックする際にストレージを効率よく利用するための方法が表示される場合もあり、提案に従って試してみるのもおすすめです。
対処法6.改善しない場合は初期化と復元を行う
ここまで紹介した方法でも不具合が改善しない場合、端末の初期化と復元で解消される可能性があります。初期化とは工場出荷時のまっさらな状態を指します。
注意しておきたいのが、バックアップを取らずに初期化してしまうとデータや設定がすべて消えてしまう点です。初期化する場合には必ず事前にバックアップを取っておきましょう。
まず、バックアップはパソコンを利用するiTunes、もしくはクラウド上に保存するiCloudのどちらかで行います。iCloudの場合には容量制限(5GBまでは無料)があるため気をつけましょう。
容量を増やしたい場合には月額課金で対応が可能です。
万が一バックアップがきちんと取れていなかった場合、データがすべて消えるというリスクを伴うため、操作にあまり慣れていない方は慎重に行う必要があります。
次に、初期化と復元は以下の手順です。
[設定]→[一般]→[リセット]→[すべてのコンテンツと設定を消去]の順でタップします。その後[iPhoneを消去]をタップすると再度確認画面が出るので、もう一度選択すると初期化が完了します。
最後に、初期化されたiPhoneを起動し、復元のための設定をすすめていきましょう。設定の過程で「iCloudバックアップで復元」もしくは「iTunesバックアップで復元」を選択できるので、どちらかを選び、それぞれ必要な項目を入力するなどして完了です。
いずれの対処法でも直らない場合は修理を
ここまでさまざまな対処法を紹介してきましたが、いずれの方法でも直らない場合は修理業者に依頼するのが良いでしょう。
しかし、大事なデータが入ったiPhoneをどこで修理してもらうかは慎重に選びたいですよね。修理店には2種類あり、それぞれの特徴について見ていきましょう。
Apple Storeなど、正規修理店での修理
Apple Storeやアップル正規サービスプロバイダなどの正規修理店に依頼を検討する方は多いでしょう。
正規修理店であるため、安心して依頼できるのが大きなメリットです。
そして、自然故障であれば1年以内は無料での対応が可能であり、さらに有償保証サービスであるAppleCare+for iphoneに加入していれば2年以内に延長されます。
その他の保証が適用されればお得に修理できることもあり、上手に使えば費用を抑えて修理が可能です。
ただし、修理の過程でデータが初期化される場合が多く、バックアップを取っておかなければなりません。また、無料やお得な修理サービスは対象が限定されており、場合によっては費用が高額になる可能性もあることを確認しておきましょう。
街の修理店など非正規修理店での修理
駅前や街角などにある非正規修理店では、比較的安価かつ短期間で対応してくれるのが大きなメリットです。故障の状態によってはデータを消さずに修理できることも多く、安心して依頼できます。
その中でも、総務省登録修理業者であるスマホスピタルなら、高品質なサービス・修理を安心して受けられます。基本的に即日修理での対応となり、仕事や生活に支障もありません。
たとえば、今回のようなカメラが起動しないトラブルは30分ほどで修理が完了します。
この他にもiPhoneのさまざまな不具合に対応可能です。修理が必要になったら、ぜひスマホスピタルへご依頼ください。
まとめ
iPhoneのカメラが起動しない原因はさまざまあり、再起動などで対処できる場合も多くあります。
しかし、iPhone本体に原因がある場合は自力での対処は難しく、修理会社へ依頼するのがおすすめです。カメラが起動しないトラブルに見舞われたら、ぜひスマホスピタルへ修理を依頼しましょう。