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ウォークマンのバッテリー交換はどこでできる?修理費用や劣化の症状を解説 | スマホスピタル

スマホの普及で減少傾向にあるものの、音質にこだわりのある方、ガジェットが好きな方など一定の層から支持を得続けているウォークマン。定価約40万円のフラッグシップモデルをはじめ、スマホと同等の値段で売られているモデルも複数あります。

そんなウォークマンですが、使用年数に応じてバッテリー持ちが非常に悪くなり、モバイルガジェットとして利便性が損なわれるという欠点があります。特に高額なハイエンドモデルを購入した方は「買い替え」という選択肢は可能な限り避けたいところ。

そこで、今回は「ウォークマンのバッテリー交換」について、ソニーでのバッテリー交換費用を含め、どこでバッテリー交換を行うべきか解説していきたいと思います。

ウォークマンの歴代モデル


まずは、ウォークマンの歴代モデルについて触れていきます。

後ほど詳しく解説しますが、ソニーでバッテリー交換費用を調べる際に、“ご自身の使用されているウォークマンの型番”を知っておく必要があります。ぜひ本項の内容で改めて確認してみてください。

  • Sシリーズ(エントリーモデル)
  • Aシリーズ(スタンダードモデル)
  • ZXシリーズ(ハイエンドモデル)
  • WM1シリーズ(フラグシップモデル)
  • Wシリーズ(ヘッドホン一体型モデル)

Sシリーズ(エントリーモデル)

Sシリーズは、小型・軽量・低価格なエントリーモデルです。

約53gのコンパクトサイズでありながら、音楽再生なら約52時間ほどバッテリーが持続するのが特長です。ハイレゾ再生には対応していませんが、FMチューナー搭載でラジオを聞けたり、気軽に楽しみたい方向けのモデルです。

Aシリーズ(スタンダードモデル)

Aシリーズは、性能と値段のバランスを取ったスタンダードモデルです。

CDやダウンロード音源はもちろん、ストリーミング配信されている音楽も楽しむことができます。ハイレゾ音源の再生に対応しているだけでなく、圧縮音源をAI技術によって高音質化する機能も特長の1つです。

ZXシリーズ(ハイエンドモデル)

ZXシリーズは、音質にこだわりのある方に向けて作られたハイエンドモデルです。

高性能フルデジタルアンプ「S-Master HX」搭載によるハイレゾ対応はもちろん、「DSDリマスタリングエンジン」や「DSEE Ultimate」といった高音質技術を1つに集約した高性能モデルとなっています。

WM1シリーズ(フラグシップモデル)

WM1シリーズは、ソニーの技術が全て盛り込まれた最上位モデルです。

ZXシリーズに搭載された各種機能を搭載していることはもちろん、DSDネイティブ再生(最大11.2MHz)、リニアPCM再生(最大384kHz/32bit)に対応。バッテリー駆動では、最⾧50時間の連続再生が可能です。

Wシリーズ(ヘッドホン一体型モデル)

Wシリーズは、スポーツシーンに最適化したヘッドホン一体型モデルです。

重量は約32g、4GB内蔵メモリのBluetooth仕様となっており、内蔵メモリに保存した楽曲を楽しむことができます。また海水・防塵・耐寒熱性能も備えており、あらゆるスポーツ環境下で使用できます。

ウォークマンのバッテリー劣化で現れる症状

ウォークマンのバッテリー劣化で現れる症状は次のとおりです。

  • バッテリーの減りが早い
  • 突然バッテリー残量が減る
  • 充電できない
  • 本体に膨らみを感じる

バッテリーの減りが早い

ウォークマンに使われているバッテリーは、スマホと同じリチウムイオン電池です。リチウムイオン電池は経年劣化によって徐々に最大容量が減少していき、最後は電池としての機能を失います。

ソニーの情報によれば、ウォークマンのバッテリー寿命は充電回数換算で約500回とされています。実際には使用頻度や使用環境で左右されますが、以前に比べて充電の減りが早くなったと感じる場合は、バッ
テリー交換のサインと捉えましょう。

突然バッテリー残量が減る

フル充電から突然60%になったり、30%から突然電池切れになるようなケースも代表的な症状です。

これはバッテリー劣化が進行しているサインであるだけでなく、利便性も大きく低下することから早めのバッテリー交換をおすすめします。

充電できない

充電器を接続し、充電中マークが表示されているにも関わらず、充電が増えない状態です。

充電器を抜くと電源が落ちてしまうようなケースもあり、バッテリー劣化がかなり進んでいる証拠です。ちなみに、この症状は長期間使用せずに保管していたウォークマンにも発生することがあります。

本体に膨らみを感じる

本体に膨らみを感じる場合は重度のバッテリー劣化状態です。

リチウムイオン電池は重度の劣化状態になると電池内にガスが充満し、バッテリー膨張を起こします。このバッテリー膨張によって画面破損や本体の歪みといった二次被害を生むことも多く、速やかにバッテリー交換を行う必要があります。

ウォークマンのバッテリー交換はどこでできる?

ウォークマンのバッテリー交換ができるのは、次の2つです。

  • ソニーの修理サービス
  • 民間の修理店

ソニーの修理サービス

1つ目は、ソニーのメーカー公式修理サービスです。

修理方法は「引き取り修理サービス」「持ち込み修理サービス」の2つ。持ち込み修理の場合は、東京秋葉原・大阪日本橋・沖縄那覇のソニーサービスステーションへのいずれかで受付をしています。

注意点としては、修理対象となっているウォークマンは基本的に現行モデルのみとなっている点です。ナンバリングが1つ前でも修理対象外となっているケースも多く、実質的に旧世代のウォークマンをお持ちの方はメーカー修理は受けられないと考えておいた方が良いでしょう。

ソニーのサポートページ「修理の目安料金の確認・修理の申し込み」にて製品型名を入力すると、修理の対象製品であるか確認できます。また修理対象製品であれば、その修理費用が表示されます。

ちなみに下記は一部ですが、ソニーでのウォークマンのバッテリー交換費用になります。

シリーズ 製品型名 修理の目安料金
S NW-S315 16,170円
A NW-A307 8,250円
ZX NW-ZX707 22,000円
WM1 NW-WM1ZM2 22,000円
W NW-WS625 14,476円

※税込価格
※内蔵充電池(バッテリー)のみの交換/ソニーストア/メーカー保証期間外/持ち込み修理サービスの料金(2024年5月時点)

民間の修理店

2つ目はスマホスピタルを含む、民間の修理店です。

民間の修理店はメーカー公式ではないものの、スマホやゲーム機などの電子機器の修理を行っています。大々的にウォークマンの修理を承っていることを宣伝していない場合もありますが、ウォークマンも同じ電子機器として修理が可能な場合があります。

スマホスピタルでもウォークマンの修理を承っており、複数の修理実績があります。現行モデルのみならず、旧モデルの修理にも対応していることから該当する方はぜひお近くのスマホスピタル店舗にお問い合わせください。

なお、修理費用に関してはモデルごとに必要なパーツによって金額が異なります。また基本的にはウォークマン用のバッテリーパックのストックはなく、パーツを取り寄せる必要があるため、多少のお時間をいただく場合がございます。

こちらに関してもお問い合わせで修理費用や時間についても、目安はお伝えできるかと思いますので、ぜひお気軽にお申し付けください。

ウォークマンのバッテリー交換は自分でできる?

自分でウォークマンのバッテリー交換をするのは非推奨とされています。

こちらはソニーでも同様のアナウンスがされていますが、バッテリー交換は本体分解の必要があるため、専門知識が必要になります。またウォークマンは専用のバッテリーを使用していることから、市販品は使用できません。

電子機器の解体や組み立ての経験がない方が行うと、別の故障に繋がるケースもあるため注意が必要です。

バッテリー交換にはハンダ作業が必要

ウォークマンのバッテリーが本体に内蔵されている場合、ハンダで接着されている部分があります。無理に剥がそうとすれば、当然ですが本体破損に繋がります。仮にハンダごてがあったとしても、経験が無ければ基板を焦がすリスクは避けられません。

バッテリー交換以外の修理が必要になれば、費用もその分高額になることはもちろん、場合によっては修理不可能となる場合もあるため、プロの手に委ねることをおすすめします。

デリケートな配線がある

ウォークマンのバッテリーが固定されている場所の近くには、フレキシブルケーブルという非常に断線しやすいパーツがあります。少しの力で断線してしまうため、バッテリー交換を行う際に力が加わるだけで切れてしまうようなものです。

バッテリー交換は、周囲にデリケートな配線や基板もあるため、プロでも慎重に行わなければなりません。このように自力で行うには、非常にハードルが高いということがわかります。

スマホスピタルのウォークマンのバッテリー交換事例

ここでは、実際にご依頼いただいたウォークマンのバッテリー交換事例を紹介します。

紹介する事例はごく一部ですが、バッテリーパックやパーツが取り寄せできるモデルであれば、すでに販売終了しているような古い機種でも基本的に対応可能です。

NW-A866のバッテリー交換事例


こちらはウォークマン「NW-A866」のバッテリー交換事例です。

修理前は電池消耗が激しく、通常使用でも30分程度で電池が無くなるような状態でした。本体を分解し、ハンダ作業を行って新品バッテリーに交換。交換後はタッチ操作も充電も問題なくできております。

関連記事:東京駅からご来店!ウォークマンNW-A866のバッテリー交換のご案内です!

NW-A829のバッテリー交換事例


続いては「NW-A829」というモデルのウォークマンのバッテリー交換事例です。

NW-A829はデジタルウォークマンの中でも古株で、発売から10年以上も経つ古い機種です。公式のサポートはずいぶん前に終了していますが、スマホスピタルなら大丈夫。

こちらについても、バッテリー交換後に正常に動くようになりました。

関連記事:古いウォークマン、NW-A829のバッテリー交換もやってます!!

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スマホスピタルはスマホやゲーム機など150万台以上の修理実績を持つ修理業者です。バッテリー持ちが悪くなったウォークマン、電源が入らない古いウォークマン等、パーツの在庫をご用意できる機種なら最短当日中にご返却が可能です。在庫に限りがある場合もありますので、パーツを取り寄せに、多少のお時間をいただく場合がございますので、あらかじめお近くの店舗にご相談いただくとスムーズです。
※修理実績はiPhone・スマホ・ゲーム機の数値

データは基本的にそのまま、できる限り迅速に修理いたします。ご予約不要で飛び込みのご来店でも無料相談・お見積りを承っております。「公式サポートではもう受け付けてくれない…」と諦める前に、ぜひお気軽にお近くのスマホスピタルまでご相談ください。

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2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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